化学品の市場調査、研究開発の支援、マーケット情報の出版

技術の壁と法律の壁!

エヌ・ティー・エスセミナー

       開催日時:2019年4月19日(金)13:00~16:30
       会  場:オーム社・地下ゼミルーム
             東京都千代田区神田錦町3丁目1番
            

       受講料:43,200円(税込)/1人 ※ 資料を含む
 
 

セミナーの趣旨

★ 完全自動運転自動車の導入に向け、実証試験が各地で実施され、その開発競争が過熱してきています。その一方で、自動運転による事故の責任は誰がどの程度負うのかは、いまだ法的インフラ面が、技術に追いついていないのが現状となっています。
★ 本セミナーでは、自動運転車に関わる技術の現状と研究課題、また法的インフラ面の方向性について、第一線で開発や法整備にかかわっている専門家より、各立場からご講演いただきます。
★ 対象:自動車メーカ始めに自動車産業に関わる部品・部材メーカの研究企画マネージャー及び担当者、商品企画・マーケティング担当者、ディーラにおける営業担当者等自動車産業動向に興味のある方全て。

講 師

第1講 レベル2~4の自動運転技術開発の現状と技術的課題
    稲垣 敏之氏(筑波大学)

講師プロフィール
 1979年7月 京都大学大学院工学研究科博士課程修了(工学博士)。米国、ヒューストン大学リサーチアソシエイトを経て、1980年8月筑波大学電子・情報工学系講師、1987年同助教授、1994年同教授。2012年大学院システム情報工学研究科長、2015年より現職。
 内閣府「SIP自動走行システム推進委員会」構成員、同システム実用化WG主査。国土交通省「第6期先進安全自動車推進検討会」副座長、同「将来技術実用化分科会」分科会長、「車両安全対策検討会」委員、同「自動運転車両安全対策WG」委員、同「自動走行車公道実証WG」委員。警察庁「技術開発の方向性に即した自動運転の実現に向けた調査検討委員会」委員、同「新技術・新サービスに関する検討WG」委員、等。

第2講 自動運転における国内外の法整備の状況と今後の展望
    中山 幸二氏(明治大学)

講師プロフィール
 早稲田大学法学部卒・同大学院法学研究科単位取得満期退学。神奈川大学法学部・専任講師・助教授・教授を経て、2003年より明治大学法学部教授、2004年より法科大学院教授(現在に至る)。ドイツ・ケルン大学・手続法研究所客員研究員。
 日本民事訴訟法学会理事、仲裁ADR法学会理事を歴任。
 自動車製造物責任相談センター・審査委員会副委員長
 日本学術会議「車の自動運転検討小委員会」委員

プログラム

● 時 間 13:00~15:00
● 演 題
第1講 レベル2~4の自動運転技術開発の現状と技術的課題
● 講 師 筑波大学 副学長・理事
     稲垣 敏之氏 
● 内 容
 世界各国で自動車の自動運転システムの開発が進められているが、競争を意識するあまり、問題解決が不十分なままの技術開発になっている。
 本セミナーでは、レベル2~4の自動運転の各々における未解決な技術的課題を考察する。

1.レベル2の自動運転が人に求める過酷な要求をHMIの工夫で緩和できるか
2.レベル3の自動運転における機械から人への運転交代に潜む落とし穴
3.レベル4の自動運転は一般道においても社会から受容されうるか
4.遠隔型自動運転システムは本当にビジネスとして成立するのか
5.電子連結による後続無人隊列走行システムに内包される技術的課題

● 時 間 15:10~16:20
● 演 題
第2講 自動運転における国内外の法整備の状況と今後の展望
● 講 師 明治大学法科大学院 教授 
明治大学自動運転社会総合研究所
所長 中山 幸二氏 
● 内 容
 世界各国で、自動運転の開発が加速化し、公道での実証実験と市場化が現実化しつつある。欧州・米国・日本の三極に対し、近年では中国の躍進が著しい。これを支えるべき法整備や法的側面の検討について我が国ではやや遅れがちであったが、ここにきて国際条約上も国内法上も大きな動きがある。
 本セミナーでは、自動運転をめぐる法整備の現状と課題、交通事故が起きた場合の法的責任のあり方について、検討する。

1.道路交通条約(ジュネーヴ条約・ウィーン条約)の改正及び運用の動向
2.道路と交通に関する法規制の変容
3.交通事故に関する法的責任(刑事責任・民事責任)の変容
4.自動車損害賠償保障法の射程(レベル3・レベル4への適用可能性)
5.製造物責任の射程(「欠陥」の証明と「通常有すべき安全性」の意義)

16:30 終了