化学品の市場調査、研究開発の支援、マーケット情報の出版

☆ 化学系以外の方にもわかりやすく解説する! また、一般的なDSC装置を改造して、光DSC装置として利用した事例も紹介します!

R&D支援センターセミナー

       開催日時:2019年4月12日(金)10:30~16:30
       会  場:ウインクあいち 10F 1007  → 会場へのアクセス 
       参 加 費:49,980円(税込、昼食・資料付)

講 師

 積水ポリマテック㈱ 品質保証システム部 専任課長 工学博士  並木 陽一 氏

【ご略歴】
 1985年より材料メーカーおよびユーザーの6社でUV硬化接着剤、射出成形樹脂、フィルムなどの開発・分析に従事、大学で非常勤講師として材料・接着に関する授業を担当。

定 員

 30名

受講対象・レベル

 UV硬化樹脂を使用している、または使用を検討している技術者など。

必要な予備知識

 化学系以外の技術者にもわかる内容ですので、特別な予備知識は必要ありません。

習得できる知識

 UV硬化樹脂は、その本質を理解していないと硬化不良の問題を起こしやすい材料です。
 本セミナーを受講すると、このような問題を回避するとともに問題の有無を正しく評価する技術を習得できます。硬化率の測定方法については具体的な手順を説明しますが、セミナー当日に理解しきれなかった場合でも、あとでテキストを読めば分かるように書かれています。
 光DSC装置については、実際に使用すると計算結果としての硬化率が100%を超えるという問題にしばしば直面します。この現象の要因や修正方法について触れているものが他では見あたりませんが、講師はこれを独自に追究し解決方法を見出しました。本セミナーを受講すれば、この現象を正しく理解し修正する方法を知ることができます。

趣 旨

 高分子材料は、金属・ガラスなどの材料にはない性質を持つことを念頭に置いて取り扱わないと予期せぬ挙動を示すことがあります。中でもUV硬化樹脂は、その化学的挙動や硬化技術についての基礎的な理解が足りないと硬化不良を起こしやすいという難点があります。
 一方、UV硬化樹脂の硬化状態の評価方法は数多く存在しますが、物理的な評価だけに頼っていると化学反応としての硬化が不完全であることを見逃す場合があります。そこで本セミナーでは、主としてアクリル系のUV硬化樹脂について、まず材料技術と硬化技術の両面で硬化状態に影響する基礎項目を挙げ、次に化学反応に着目し硬化反応を評価する2つの手法として、FT-IR装置を使用する方法と光DSC装置を使用する方法について説明します。
 これらの評価手法については、具体的な手順や間違いやすい点なども解説し、さらに両手法についてデプスプロファイル(深さ方向の硬化率分布)解析への応用を紹介します。
 また、光DSC装置は世界でも数種類の機種しか販売されていませんが、本セミナーでは一般的なDSC装置を一時的に改造して光DSC装置として利用する事例を紹介します。

プログラム

1. はじめに

2. UV硬化樹脂の現状
 2-1. 長所・短所
 2-2. 適用例と硬化不良例

3. UV硬化樹脂の材料技術
 3-1. 主な成分とその働き
 3-2. 硬化反応機構
 3-3. 硬化反応性に影響するもの

4. UV硬化樹脂の硬化技術
 4-1. UV照射装置
 4-2. 照射強度と照射時間
 4-3. 酸素阻害
 4-4. その他硬化状態に影響するもの

5. UV硬化樹脂の硬化状態の評価技術
 5-1. 物理的方法
 5-2. 化学的方法

6. FT-IR法による硬化率測定
 6-1. 装置
 6-2. 測定手順
 6-3. 注意点
 6-4. デプスプロファイリング

7. 光DSC法による硬化率測定
 7-1. 装置
 7-2. 測定手順(内部硬化法)
 7-3. 測定手順(外部硬化法)
 7-4. 注意点
 7-5. デプスプロファイリング
 7-6. DSC装置の光DSC化

8. まとめ

 【質疑応答・名刺交換】