化学品の市場調査、研究開発の支援、マーケット情報の出版

R&D支援センターセミナー

       開催日時:2019年4月10日(水)12:30~16:30
       会  場:ウインクあいち 10F 1006  → 会場へのアクセス 
       参 加 費:49,980円(税込、資料付)

講 師

 信州大学 繊維学部 特任教授・名誉教授 工学博士  西松 豊典 氏

(専 門)
 製品快適性評価法,人間快適工学

(略 歴)
 1977年 名古屋工業大学大学院工学研究科修士課程修了
 同年~1993年 三重県工業技術センターに勤務
 1993年4月 信州大学繊維学部助教授
 2000年7月 同教授
 2007年 先進ファイバー試作開発センター長
 2018年4月 信州大学特任教授・名誉教授

(活動等)
 感性工学会理事,感性工学会感覚工学部会長,繊維機械学会フェロー

定 員

 30名

受講対象・レベル

 自動車シートメーカー、カーインテリアメーカーで快適性(座り心地)を数値化することに悩んでいる技術者、快適なシートを開発することを目指している技術者の方。(初心者から中級者まで)

習得できる知識

 1.自動車シートの「座り心地」を評価するには,どのような官能検査手法を用いたらよいか
 2.「座り心地」の官能検査結果をどのように解析し、まとめる方法
 3.「座り心地」に関連した自動車シートの物理特性(圧縮・摩擦・温熱特性)を測定し、物理特性をシートの「座り心地」と関連付ける方法
 4.「座り心地」をシートの物理特性より数値として予測する手法について
 5.人間快適工学を用いて商品化された感性製品の事例(自動車シートの「座り心地」)

趣 旨

 最近、感性品質である快適性(心地)がさまざまな製品の魅力に大きな影響を与えています。特に、各製品のコンセプトに合った感性品質である快適性(心地)を実現し、数値化することが強く望まれています。
 本セミナーでは、触知覚に基づいて評価されている自動車シートの快適性である「座り心地」をどのような官能検査手法を用いて実験・評価・解析を行ったらよいか、演習を行いながら進めます。また、「座り心地」に関連するシートの物理特性を測定し評価する方法を学びます。そして、シートの物理特性より「座り心地」を予測する手法を理解します。さらに、多くの実験データに基づいて研究開発を行った感性製品の事例(表皮布やパッドの物理特性が異なる自動車シートの「座り心地」)をわかりやすく紹介します。具体的に理解していただくために、いくつかの項目で演習を実施します。

プログラム

1.人間の触知覚機能について
 (1) 触知覚の特徴について
 (2) 「座り心地」を評価する触覚,圧覚,振動感覚,温・冷覚について

2.人間快適工学とは(快適性「心地」を数値化するには)

 主観評価(官能検査)と客観評価(製品の物理特性,生理的機能量の測定)を関連付けるには

3.自動車シートの「座り心地」の官能検査方法(具体例に基づいて)
 (1) 「座り心地」を評価するための官能検査方法とは
 (2) 官能検査を行う前の準備(被験者,試技,形容語,実験環境の選定)について
 (3) 被験者の判定能力を検定する方法について【演習】
 (4) 一対比較法で評価した官能検査結果を解析して数値化するには【演習】
 (5) SD法で評価した官能検査結果を解析して数値化するには【演習】

4.シート表皮布の「座り心地」に関連する「硬軟感・粗滑感・乾湿感・温冷感」の物理特性、シートに着座中の「座り心地」に関連する体圧分布量の測定・評価方法について(測定風景を映像で見ます)
 (1) 「硬軟感」に関連する圧縮特性の測定・評価方法
 (2) 「粗滑感・乾湿感」に関連する摩擦特性の測定・評価方法
 (3) 「温冷感」に関連する温熱特性の測定・評価方法
 (4) シート着座中の体圧分布量の測定・評価方法

5.感性製品開発の具体例
 (1) シート表皮布の「手触り感」とシートの「座り心地」との相関関係について
 (2) シート表皮布の物理特性よりシートの「座り心地」を予測するには
 (3) パッドの物理特性(硬度、反発弾性率)がシートの「座り心地」に及ぼす影響を測定・評価するには

【質疑応答・名刺交換】