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~ 原理,製法,評価方法の基礎から不良原因と対策まで ~
プラスチック発泡体の原理、製法、評価方法の基礎から具体的な不良原因と対策、および世界的な研究開発動向まで詳解!

R&D支援センターセミナー

       開催日時:2019年3月5日(火)12:30~16:30
       会  場:ドーンセンター 4F 大会議室3  → 会場へのアクセス 
       参 加 費:49,980円(税込、資料付)

講 師

 (地独)京都市産業技術研究所 高分子系チーム 主席研究員  伊藤 彰浩 氏

<ご専門>
 プラスチック成形加工,化学工学

<学協会>
 プラスチック成形加工学会正会員,化学工学会正会員,
 プラスチック成形加工学会2017/2018年次大会実行委員

<ご略歴>
 2007年4月京都市産業技術研究所採用~現在に至る

定 員

 30名

受講対象・レベル

 ・これからプラスチック発泡成形の業務を始める方
 ・プラスチック発泡成形の技術者で基礎知識を広めたい方、トラブルを抱える方

習得できる知識

 ・プラスチック発泡体の特徴や製法
 ・発泡の原理(理論)と制御方法
 ・発泡体の各種評価方法
 ・トラブル,不良原因と対策

趣 旨

 プラスチック発泡体はプラスチックを無数の気泡で膨らませた材料です。通常のプラスチック製品では,気泡の混入は外観や強度を損なう成形不良であり敬遠されるところですが,うまく気泡構造が制御された発泡体は軽量・剛性・断熱性・絶縁性・柔軟性など優れた特性を発揮します。軽量化による燃費向上が重要視される自動車分野などでは,近年発泡体の適用部品が増えています。一方、発泡体は材料を瞬間的に不安定な状態に持ち込み発生させた気泡を大変形させるプロセスであるため、材料のちょっとした不均一さや、条件のずれによって、思ったような発泡体が得られないことや安定して成形できないことがあります。
 そこで本講座では、ごく初歩的なプラスチック発泡体の原理,製法,評価方法の基礎から具体的な不良原因と対策までを広範囲に解説し、発泡現象の基本的かつ理論的な見方を身に着けていただきたいと思います。特に,発泡射出成形,超臨界バッチ発泡成形,プレス加圧発泡成形に関しては、実際の研究開発の経験からのアドバイスが出来ると思います。また、近年のプラスチック発泡成形に関する世界的な研究開発動向についてもご紹介したいと思います。

プログラム

1.はじめに
  1-1.プラスチック発泡体の市場
  1-2.プラスチック発泡体の特徴と用途

2.発泡剤
  2-1.物理発泡剤(二酸化炭素,窒素,など)
  2-2.化学発泡剤(炭酸水素ナトリウム,アゾジカルボンアミド,など)
  2-3.その他の発泡剤(熱膨張性マイクロカプセル,など)

3.成形方法
  3-1.非連続的成形法(加圧発泡,注型発泡,バッチ発泡,など)
  3-2.連続的成形法(射出発泡,押出発泡,ビーズ発泡,など)

4.プラスチック発泡体に用いられる樹脂の種類
  4-1.熱可塑性樹脂(ポリスチレン,ポリエチレン,ポリプロピレン,など)
  4-2.熱硬化性樹脂(ポリウレタン,エポキシ,など)

5.プラスチック発泡体の評価方法
  5-1.機械的特性(圧縮,曲げ,耐衝撃性,動的粘弾性,など)
  5-2.熱的特性(熱伝導率,熱変形温度,熱収縮率,など)
  5-3.その他の特性(密度,独立気泡率,気泡構造観察など)

6.発泡原理 ~理論に基づく現象の見方~
  6-1.古典的核生成論
  6-2.気泡成長理論

7.トラブル対策 ~原因の究明と対策方法~
  7-1.材料由来(色変え不良、異物混入、分散不良,など)
  7-2.成形条件由来(熱劣化、各種成形不良、など)
  7-3.反応条件由来(架橋不足、発泡剤分解不足、など)

8.近年のプラスチック発泡体に関する世界的な研究開発動向
  8-1.プラスチック発泡分野の研究課題
  8-2.気泡制御に関するテーマ
  8-3.発泡体強化、機能付与に関するテーマ