化学品の市場調査、研究開発の支援、マーケット情報の出版

トリケップスセミナー

     開催日時:2019年2月21日(木)13:00~17:00
     会  場:オームビル  → 会場へのアクセス 
          〒101-8460 東京都千代田区神田錦町3-1
     参 加 費:お1人様受講の場合 43,000円 (税別/1名)
          1口(1社3名まで受講可能)でお申し込みの場合 56,000円 (税別/1口)

講 師

野村 竜也 氏  龍谷大学 理工学部 情報メディア学科  教授 博士(工学)

■ 講師紹介 ■
 1987年 大阪大学理学部数学科卒業。
 1989年 大阪大学大学院理学研究科数学専攻修士課程修了。
 同年シャープ㈱入社。
 1995年から1998年までATR人間情報通信研究所に出向。
 2000年から2004 年まで阪南大学経営情報学部助教授。
 現在龍谷大学理工学部情報メディア学科教授
 およびATR知能ロボティクス研究所非常勤客員研究員。
 Human-Robot Interaction、教育工学などの研究に従事。

■ 講師より ■
 人と人工知能キャラクタおよびそれを搭載したロボットとの対話を研究対象としたヒューマン- ロボットインタラクション Human-Robot Interactionもしくはヒューマン-エージェントインタラクション Human-Agent Interactionの研究概要を説明した上で、この領域での人の側の意識や感情、それによる関係性の重要性を解説し、それらを測定・評価するための心理実験・社会調査の方法論、その中で用いられる心理尺度の利用法について、具体例を交えて紹介する。

■ 受講対象者 ■
 各企業の技術者、研究者、開発者、新事業企画者
 ・ロボット(ドローン)やデジタルインターフェイス、新たなウェアラブルデバイスの研究開発/設計/デザインに従事する方
 ・脳波や生理の観点だけでなく、主観的な評価も駆使したい方
 ・今後医療分野に参入したい方
 ・本分野において社会がどう変化するか、どんなニーズ・課題や市場が生まれるかなどを調査する立場の方々 など

■ 受講して得られる情報 ■
 ・ヒューマン―ロボットインタラクション Human-Robot Interactionおよびヒューマン―エージェントインタラクション Human-Agent Interactionの研究概要と近年の動向:何が課題で、何を明らかにしようとしているか
 ・ロボットをはじめとする「エージェント」に接した際の、人の側の感情や心の動き(対ロボット心理)の測定・評価方法の現状・実情
 ・本研究領域の成果から読み取れる、今後のロボット・AI関連製品の開発指針 など

講義項目

  1. 人と人工知能・ロボットとの対話に関する研究
    1.1 ヒューマン―エージェントインタラクション Human-Agent Interaction (HAI) と
      ヒューマン―ロボットインタラクション Human-Robot Interaction (HRI)
     1.1.1 エージェント Agentとは
     1.1.2 Agentの1つとしてのロボット
     1.1.3 人とAgent・ロボットとの対話の重要性
    1.2 HAIとHRIの代表的研究
     1.2.1 Human-Computer Interactionの研究例:精神科医のマネをするソフトELIZA
     1.2.2 Media Equation:PCに気遣いし類友を感じる人間の特性
     1.2.3 Media Equationを基礎としたHAI, HRI研究

  2. HAI・HRIにおける人の意識・感情と関係性
    2.1 人工知能・ロボットとの対話における心理
     2.1.1 技術恐怖症
     2.1.2 否定的態度
     2.1.3 対人不安、対ロボット不安
     2.1.4 Technology Acceptance
     2.1.5 印象
     2.1.6 Rapport
    2.2 対話に影響を与える要因
     2.2.1 個人内要因(1):年齢
     2.2.2 個人内要因(2):性別
     2.2.3 個人内要因(3):教育背景、経験等
     2.2.4 文化的要因
     2.2.5 要因間の「交互作用」

  3. HAI・HRIにおける心理の測定・評価法
    3.1 心理尺度
     3.1.1 心理尺度とは
     3.1.2 様々な心理尺度
     3.1.3 HAI・HRI研究での代表的心理尺度(1):態度・不安
     3.1.4 HAI・HRI研究での代表的心理尺度(2):Technology Acceptance
     3.1.5 HAI・HRI研究での代表的心理尺度(3):印象
     3.1.6 HAI・HRI研究での代表的心理尺度(4):安全性知覚、Rapport
    3.2 心理尺度を用いた測定・評価の実施形態
     3.2.1 心理実験
     3.2.2 社会調査
    3.3 その他の測定・評価法
     3.3.1 SD法
     3.3.2 心理面接法
     3.3.3 潜在連合テスト
    3.4 測定・評価法の現時点における問題点

  4. HAI・HRI研究の将来展望・可能性と
    これからの「エージェント」開発のヒント・指針
    4.1 エージェントへの「共感」は必要か
    4.2 ジェンダーをどう扱うか