化学品の市場調査、研究開発の支援、マーケット情報の出版

■ 手っ取り早く 「トライボロジーとはこのようなものか!」 と理解していただけ、長時間を要する摩耗試験を有限要素法で簡便に予測する講座 ■
高分子・金属材料の摩耗量を低減するための様々な手法と特徴とは!

トリケップスセミナー

     開催日時:2018年11月30日(金)11:00~16:30
     会  場:オームビル  → 会場へのアクセス 
          〒101-8460 東京都千代田区神田錦町3-1
     参 加 費:お1人様受講の場合 45,000円 (税別/1名)
          1口(1社3名まで受講可能)でお申し込みの場合 57,000円 (税別/1口)

講 師

小島 東作 氏  神奈川県立 産業技術短期大学 情報技術科 講師

【経 歴】
 日立製作所で磁気テープ・磁気ヘッドの摩擦・摩耗の研究に関わるテーマにより博士号取得。修了後、青森大学ソフトウエア情報学部教授に着任、その後現在神奈川県立産業技術短期大学で固体潤滑・トラボロジーに関わる研究に取り組んでいる。
 電子情報通信電子学会安全性研究会専門委員 etc.

セミナーの趣旨

 高分子材料・金属材料を扱っている、もしくはこれから扱う方で、トライボロジーのことはよく分からないという方を対象にしています。「トライボロジーとはこんなものか!」と理解していただけることを目標にしています。
 トライボロジーの基礎をひととおり学び、高分子材料・金属材料におけるトライボロジーに関する基礎的な問題、また、高分子材料・金属材料の摩耗をどのように低減するのか、試験の短縮化を目指した有限要素法による予測および講師の研究事例も織り交ぜながら、様々な事例を整理して紹介します。

得られる知識・技術

 ・トライボロジー(特に固体材料を中心とした)の基礎知識
 ・トライボロジー的観点に必要な高分子材料・金属材料の基礎知識
 ・高分子材料・金属材料の摩耗量を低減するための様々な手法と特徴

講義項目

 1.高分子材料の摩擦・摩耗の機構
    1.1 摩擦の基本的性質
    1.2 高分子材料の摩擦の荷重依存性
       1) 弾性体における摩擦と荷重の関係
       2) 低荷重域での接触面積と表面エネルギー
       3) 高荷重領域での摩擦と荷重の関係
    1.3 高分子材料の摩擦の速度および温度依存性
       1) ゴムの摩擦と粘弾性
    1.4 高分子の摩擦と表面の性質
    1.5 高分子材料の摩耗
       1) アブレシブ摩耗
       2) 凝着摩耗
       3) ロール形成摩耗
       4) 疲労摩耗
       5) 溶融摩耗

 2.アブレシブ摩耗に及ぼす表面粗さの影響
    2.1 理論解析
       1) 接触点の数
       2) 微細条痕の総面積
       3) 摩擦係数
       4) 摩耗量
    2.2 理論値および実験値との比較と考察
       1) 各種仕上げ面の突起先端半径と突起斜面の傾きの実測値
       2) 接触点の数
       3) 表面粗さを変えた鋼平面上の柔らかい金属の摩耗
       4) セラミックス同士の摩耗と摩耗面の表面粗さ
       5) 高分子の摩耗と相手の表面粗さ
       6) 研磨紙上の金属の摩耗
       7) アブレシブ摩耗における摩耗性指数

 3.有限要素法を応用した摩耗機構の解析・予測
    3.1 有限要素法による摩耗解析
       1) 弾塑性有限要素法
       2) モデルと要素分割
       3) ズーミング解析
       4) トライボロジーデータ
       5) 材料パラメータ
    3.2 摩耗機構と破壊力学
    3.3 トライボメトリと有限要素法

 4.高分子材料の耐摩耗性向上
    4.1 フィラーの役割とフィラーの種類
    4.2 潤滑性付与
    4.3 機械的強度向上
    4.4 摩擦面平滑化

 5.金属材料の耐摩耗性向上
    5.1 樹脂・潤滑添加物による潤滑被覆処理
    5.2 塗布型潤滑処理
    5.3 表面硬化処理