化学品の市場調査、研究開発の支援、マーケット情報の出版

~ 各種破面から分かること、破面解析に必要な試験片準備、材料の破壊事例など ~
☆ モノづくりにおける金属材料の破壊に関する基礎から、起こうる事故の未然防止など、多くの破壊事例に基づいてその原因と対策について解説いたします。

R&D支援センターセミナー

       開催日時:2018年12月17日(月)12:30~16:30
       会  場:商工情報センター(カメリアプラザ) 9F 研修室
                → 会場へのアクセス 
       参 加 費:49,980円(税込、資料付)

講 師

 兵庫県技術アドバイザー(金属部門)  髙橋 輝男 氏

【学 位】
 工学博士

【ご専門】
 金属材料の組織と強度

【ご略歴】
①1992年10月1日~1993年10月31日(13ケ月間)
マサチューセッツ工科大学(MIT)および米国ブルックヘブン国立研究所(BNL)客員研究員
②2006年4月1日~2010年3月31日
兵庫県立工業技術センター・機械金属工業技術支援センター所長
③就職してから現在に至るまで約45年間に渡って携わって材料の破壊解析や金属材料の諸問題の解決に当たって来ましたので多数の事故事例を保有しておりそれらの一部を「Dr.TTの金属・材料技術問題相談(tt-tech.jimdo.com)」として昨年7月に公開しました。

定 員

 30名

受講対象・レベル

 ・製造業務にたずさわって2~3年の若手技術者や新人の方。

必要な予備知識

 ・大学の教養課程や工業高校卒業程度の金属材料に関する知識を有していることが望ましい。

習得できる知識

 ・金属材料の破壊に関する基礎的知識の習得と材料に生じる品質管理上の諸問題の解決、および起こりうる事故の未然防止に役立てることができる。

趣 旨

 金属材料の事故で最も多いのがステンレス鋼を含む鉄鋼材料に関するものです。それは現在の産業基盤が鉄鋼であるからです。しかしながら全国の大学で金属材料に関する講座が名前を変え、現在はマテリアル工学など一見見栄えのする科名に変更されてしまいましたが金属の基本は変わりません。その基本が理解できていないと、モノづくりはできません。現在も金属材料に関して事故が多発しているのは金属材料を十分に理解せずにモノづくりを行っているためであると思われます。基本をないがしろにしてモノづくりを行えばクレームの山となって帰って来ることを覚悟しなければなりません。
 本セミナーでは金属材料の破面解析に必要な試験片の前処理すなわち試験片の準備作業や破面の洗浄方法、破面の観察方法などについて初歩から説明し、金属材料全般について数多くの破壊事例に基づいてその原因と対策について解説いたします。

プログラム

1.金属材料の破壊および破面について-各種破面から分かること
1-1 延性破壊
1-2 脆性破壊
1-3 粒界破壊
1-4 疲労破壊

2.試験片準備および試験機器について
2-1 試験片の切出し方法と破面の洗浄方法について
2-2 破面解析に必要な試験機器について
2-3 試験片の樹脂埋めおよび研磨方法について

3.各種材料の破壊事例について
3-1 鉄鋼材料の破壊事例
   (1)金属の冷間加工に関係した破壊事例
   (2)熱処理(焼入れおよび焼戻し)による破壊事例
   (3)疲労破壊事例
   (4)溶接不良、過剰浸炭などによる破壊事例
3-2 ステンレス鋼特有の破壊事例
   (1)応力腐食割れ、孔食、隙間腐食などの破壊事例
   (2)ステンレス鋼の鋭敏化に起因する破壊事例
   (3)加工誘起マルテンサイト変態とステンレス鋼の磁性および耐食性の関係
3-3 非鉄金属材料の破壊事例
   (1)Cu、Al、Ni、およびその他の金属およびその合金の破壊事例

【質疑応答・名刺交換】