化学品の市場調査、研究開発の支援、マーケット情報の出版

~ 薄膜技術を用いた高特性化・界面現象への取り組みまで ~

R&D支援センターセミナー

       開催日時:2018年12月14日(金)12:30~16:30
       会  場:商工情報センター(カメリアプラザ) 9F 研修室
                → 会場へのアクセス 
       参 加 費:49,980円(税込、資料付)

講 師

 国立研究開発法人 物質・材料研究機構 エネルギー・環境材料研究拠点 二次電池材料グループ 主幹研究員
 大西 剛 氏

<略 歴>
1999年 東京工業大学大学院総合理工学研究科材料科学専攻博士課程修了 博士(工)取得
1999~2000年 ローレンスバークレー国立研究所 ポスドク研究員
2000~2002年 スタンフォード大学 ポスドク研究員
2002~2008年 東京大学 物性研究所 ナノスケール物性研究部門 助手/助教
2008年~現在 国立研究開発法人 物質・材料研究機構 研究員
学生時代から現在まで一貫して薄膜合成・評価研究に従事。物質・材料研究機構着任後から全固体電池の研究開発に従事。

定 員

 30名

習得できる知識

 ・全固体電池の基礎知識
 ・電池材料の取扱方法
 ・薄膜プロセス全般の基礎知識

趣 旨

 リチウムイオン電池はモバイル機器の電源として瞬く間に普及し、現在はHV/EV用電源、家庭用蓄電池等として使われつつあり、急速に大型化が進んでいる。大型化によって放熱の問題が深刻になり、急速充電・放電時等の発熱によって発煙・発火する危険性が増すが、これは可燃性の有機電解液に起因している。全固体電池では不燃性のセラミクス固体電解質を用いることで安全性を高めているが、同時にサイクル寿命が長く自己放電が小さいという特徴も併せ持つ。硫化物系の固体電解質を用いた全固体電池はリチウムイオン電池と同等、もしくはそれ以上の性能が見込めるほど研究開発が進んでいるが、究極の安全性が期待できる酸化物系固体電解質型全固体電池では、薄膜電池を除いて実用的な電池性能にはほど遠い状況にある。本講では全固体電池で重要な「界面」に焦点をあて、薄膜技術を用いた問題解決の試みについて、現場の研究者の視点で紹介する。

プログラム

1.現在主流のリチウムイオン電池
 1-1.その他の二次電池と比べた特徴
 1-2.抱えている問題

2.次世代の全固体電池
 2-1.リチウムイオン電池との比較
 2-2.実運用に向けた課題

3.固体電解質
 3-1.硫化物系固体電解質
 3-2.酸化物系固体電解質

4.硫化物系固体電解質型全固体電池
 4-1.イオニクスとナノイオニクス
 4-2.ナノイオニクスに基づく界面設計

5.酸化物系固体電解質型全固体電池
 5-1.バルク型電池と薄膜型電池
 5-2.薄膜電池作製プロセス
  a)パルスレーザー堆積(PLD)法
  b)RFスパッタ法
  c)真空蒸着法
  d)グローブボックス

6.バルク型の酸化物型全固体電池実現へのアプローチ

【質疑応答・名刺交換】