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☆ 天然ガスや水素、CO2など気体の分離・回収・貯蔵に必須となる知識を基礎から解説!
 粉体、多孔性、ナノ材料の特性評価法を確実に身につける!

R&D支援センターセミナー

       開催日時:2018年7月31日(火)12:30~16:30
       会  場:江東区文化センター 3F 第1研修室  → 会場へのアクセス 
       参 加 費:49,980円(税込、資料付)

講 師

 千葉大学 大学院理学研究院化学研究部門 教授 博士(理学)  加納博文 氏

【ご専門】
 コロイド・界面化学、吸着科学

【ご活躍】
 日本吸着学会 会長
 日本化学会コロイドおよび界面化学部会 部会長
 ヨウ素学会 副会長
 炭素材料学会 運営委員

定 員

 30名

受講対象・レベル

 粉体、多孔性、ナノ材料開発に携わる研究者・技術者の方

必要な予備知識

 高校卒業程度の数学、物理、化学の知識のある方。

習得できる知識

 粉体、多孔性、ナノ材料の特性評価を確実にできる。
 ガスの分離・回収に応用可能な基礎を習得できる。

趣 旨

 ガス吸着・脱着の現象を基礎とするガス吸着測定法は、物質のナノスケールの細孔構造を平均的に評価する上で優れた方法であるため、粉体や多孔体などの細孔パラメータ(比表面積など)を得るための測定法としてはなくてはならない手法である。近年ナノマテリアルの応用が盛んになっているが、その微細構造を評価する上でガス吸着測定技術は重要であり、また基礎を把握することで、ナノマテリアルの応用技術の展開を図ることができるであろう。また、天然ガスや水素などクリーンエネルギーの貯蔵や、地球温暖化ガスであるCO2の分離回収を実行するためには、ガス吸着の原理を理解する必要がある。本セミナーでは、そのような基礎と応用を理解するために、わかりやすく解説する。

プログラム

1.吸着・脱着現象のいろいろ
 1-1 物理吸着・脱着、化学吸着・脱着、吸収、吸蔵
 1-2 可逆性と脱着機構
 1-3 応用分野における脱着特性の重要性

2.細孔体の種類
 2-1 ゼオライト系、炭素系、ナノ細孔性配位高分子

3.ナノ細孔体の特徴
 3-1 細孔の分類
 3-2 界面構造と機能
 3-3 材料としての性質
 3-4 キャラクタリゼーション方法

4.分子間相互作用と分子吸着ポテンシャル場
 4-1 蒸気と超臨界気体
 4-2 分散相互作用
 4-3 レナード・ジョーンズポテンシャル
 4-4 吸着等温線・脱着等温線の型 

5.気体吸着実験法と解析
 5-1 容量法吸着装置
 5-2 重量法吸着装置

6.平坦表面への吸着
 6-1 吸着理論
 6-2 BET理論

7.メソ孔への吸着
 7-1 毛管凝縮
 7-2 吸着・脱着ヒステリシス
 7-3 ケルビン式
 7-4 細孔分布解析:吸着ブランチと脱着ブランチ

8.ミクロ孔への吸着
 8-1 スリット型細孔へのミクロポアフィリング
 8-2 DR解析
 8-3 ミクロ細孔解析 DFT法 問題点
 8-4 二酸化炭素吸着 水素吸着 

9.柔軟性多孔性配位高分子
 (PCP/MOF)によるゲート現象

10.蒸気吸着と超臨界吸着

11.高圧吸着
 11-1 高圧ヘリウム浮力法による試料密度測定
 11-2 表面過剰量と絶対吸着量

12.メタン吸着
 12-1 カーボンナノホーン
 12-2 ナノ細孔性配位高分子
 12-3 ゲート現象:脱着特性の優位性

13.水素吸着
 13-1 活性炭素繊維
 13-2 カーボンナノチューブ
 13-3 カーボンナノホーン
 13-4 最近の動向
 13-5 測定上の問題点

14.二酸化炭素分離技術
 14-1 活性炭素繊維
 14-2 ナノ細孔性配位高分子
 14-3 固体型CO2分離材

15.その他の応用分野
 15-1 吸着ヒートポンプ
 15-2 ナノカーボンの構造と電気化学的応用
 15-3 同位体分離

16.まとめ

 【質疑応答・名刺交換】