化学品の市場調査、研究開発の支援、マーケット情報の出版

~異物・材料鑑定士(設立準備中民間資格)への測定と解析と理解~

R&D支援センターセミナー

       開催日時:2018年5月18日(金)10:30~16:30
       会  場:商工情報センター(カメリアプラザ) 9F 第2研修室
                → 会場へのアクセス 
       参 加 費:49,980円(税込、昼食・資料付)

講 師

 合同会社IR分析研究所 所長 薬学博士/環境計量士  谷川征男 氏

定 員

 30名

趣 旨

 IRスペクトル分析は試料形態を選ばない、情報量の最も多い物質定性手段である。しかしながら得意であるべき工業材料分野で十分に能力を発揮しているかというと、必ずしもそうは言えない。この理由は、成分混合が当然である工業材料に対して、IRスペクトル同定作業は異種成分混合によりパターン照合的確定能力が著しく妨害されるためである。
 機械的IRスペクトルライブラリー検索で誰もが経験するこのような状況を打破し、研究、品質管理、材料調査実務のために役立つ、工業材料知識で裏打ちされたIR解析法を実際の対応例を含めて詳しく解説する。
 コストパフォーマンス最大のIRスペクトル分析法が、製品管理、迅速なクレーム処理、工程管理と改善、他社製品組成分析調査、特許関連事件、クレーム被害立件、加害者側説明釈明、損害賠償等で大きな力になる実例を紹介。

プログラム

第1部 異物の種類と原因物質および測定試料の前処理に関わる材料物性の理解
  1-1 異物の種類
  1-2 異物の発生原因物質
  1-3 異物は工業化成品そのものである
  1-4 合成樹脂(プラスチックス)
  1-5 プラスチック材料用添加剤
  1-6 IRスペクトルは異物/工業材料の何を解き明かしてくれるのか(業界フィルター)

第2部 異物分析・材料分析の正しいスペクトル測定法

  2-1 IR分析の特徴、豊富な各種付属装置の原理 
  2-2 付属装置の状況ごとの選択と使用法
  2-3 IR測定装置と付属装置の測定限界と測定を妨害する光学歪み要因とその回避
  2-4 正しいスペクトルを得るには
  2-5 IR分析を補足する他の分析情報

第3部 IR分析のデータ処理
  3-1 測定スペクトルのABS(吸光度)表示に慣れよう
  3-2 IRスペクトルの成り立ちと成分加成性原理
  3-3 混合物の同定を助ける差スペクトル法データ処理
  3-4 スペクトル解析法-1
     官能基テーブルとコルサップ表類を利用するスペクトル解析
  3-5 スペクトル解析法-2
     IRスペクトル市販ライブラリー紹介と検索的中効率の向上手法
  3-6 IRスペクトル法での困難さを解決する手法
     ガイド-1;パターン類似物の識別
  3-7 IRスペクトル法での成分構造解析と組成定量の手法
     ガイド-2;差スペクトル演算と逐次成分解析手法のポイント
  3-8 プラスチック材料とエンプラのIRスペクトル判別
  3-9 異物のIRスペクトル解析事例

第4部 IRスペクトル解析 教室での解析実習と解説

    実際のスペクトルを受講生と解析演習し、理解を深める。

【参考文献】
付録1 古典コルサップ表
付録2 手書き注釈入りポリマーコルサップ表