化学品の市場調査、研究開発の支援、マーケット情報の出版

S&T出版セミナー

       開催日時:2017年11月14日(火)13:00~16:30
       会  場:愛知県産業労働センター(ウインクあいち) 1308(小会議室C)
            愛知県名古屋市中村区名駅4-4-38   → 会場へのアクセス 
       受 講 料:43,200円(税込) ※ 資料付

講 師

山本真義 氏
名古屋大学 未来材料・システム研究所 教授


 
<講師略歴>
2003年山口大学理工学研究科博士取得後、サンケン電気㈱、島根大学総合理工学部講師を経て、2011年より島根大学総合理工学部准教授着任。2017年より名古屋大学未来材料・システム研究所教授着任。パワーエレクトロニクス全般 (磁気、制御、回路方式、半導体駆動) に関する研究に従事。博士 (工学)。IEEE、電気学会、電子情報通信学会会員。

【活 動】
 日本の大学研究室としては珍しく、共同研究企業は40社を超え、海外の完成車メーカーとも強いコネクションを持つ。産学連携活動を強力に推進しており、企業との共同特許出願数も多数。共同研究だけでなく、各企業の戦略コンサルタントも請け負い、技術顧問としての活動も幅広い。出版技術書は、「自動車用48V電源システム欧州勢の思惑と日本企業が目指すべき技術開発の方向性」サイエンス&テクノロジー社、「パワーエレクトロニクス回路における小型・高効率設計法~昇圧チョッパから結合インダクタの設計まで~(設計技術シリーズ)」科学情報出版がある。

セミナーの趣旨

 車載用電力変換器として、今後大きな市場が見込めるバッテリー充電器について解説します。まずは次世代電動化自動車の棲み分け、分類を行い、車載用バッテリー充電器の市場動向を予測します。さらにIEEE等、世界の学会における車載用バッテリー充電器に関する最新技術動向、並びに、今後注目されるであろうキーテクノロジーについて半導体、制御、回路方式、受動素子のそれぞれの観点から実験データを元に紹介します。また、SiCやGaNを適用した場合の小型軽量化の可能性について、理論と実証による解説を行います。
 さらに、今後、次世代自動車は系統へ接続されることが予想されるため、ハッテリー充電器の双方向化(スマートグリッド対応充電器)技術が重要となってきます。その具体的な回路方式やそれぞれの回路の特徴等について、分類、解説していきます。

プログラム

1. 車載用バッテリー充電器が脚光を浴びる理由
 1.1  欧州の二酸化炭素排出量規制に伴う各社の戦略
 1.2 ストロング・ハイブリッド車と48V電源システム車との違い
 1.3 プラグイン・ハイブリッド車の機構解説
 1.4 プラグイン・ハイブリッド車が注目される理由
 1.5 市販されているバッテリー充電器の紹介

2. 車載用バッテリー充電器の基本と最新動向
 2.1 バッテリー充電器の回路構成
 2.2 PFC回路におけるワンコンバータとツーコンバータの違いと特徴
 2.3 バッテリー充電器の最新動向(IEEE等の国際会議における技術動向)
 2.4 小型化を実現するバッテリー充電器回路手法
 2.5 高効率化を実現するバッテリー充電器回路手法

3. 車載用フルGaNバッテリー充電器
 3.1 GaN-HEMTの特徴
 3.2 GaN-HEMTの駆動方法
 3.3 単相PFCコンバータへのGaN-FET適用事例
 3.4 LLC型DC-DCコンバータへのGaN-FET適用事例

4. バッテリー充電器の回路構成の戦略
 4.1 ブリッジ型PFCコンバータかブリッジレスPFCコンバータか?
 4.2 多相化方式か結合インダクタ(トランスリンク)方式か?
 4.3 位相シフトコンバータかLLCコンバータか?
 4.4 SiC/GaNパワー半導体の導入可能性とその予測

5. バッテリー充電器の双方向化技術
 5.1 バッテリー充電器の双方向化回路の基本
 5.2 ブリッジレスPFCコンバータにおける双方向化
 5.3 ブリッジ型PFCコンバータにおける双方向化
 5.4 キャパシタレス双方向バッテリー充電器の紹介

6. 各社のOBCの開発最前線
 6.1 BMWのPHV用OBC
 6.2 メルセデスSクラス用OBC
 6.3 トヨタ・プリウスPHV用OBC
 6.4 次世代OBCのあり方

【質疑応答・名刺交換】