化学品の市場調査、研究開発の支援、マーケット情報の出版

高分子光学フィルムの複屈折制御について事例を用いてわかりやすく解説!

R&D支援センターセミナー

       開催日時:2017年8月24日(木)12:30~16:30
       会  場:江東区産業会館 第1会議室  → 会場へのアクセス 
       参 加 費:49,980円(税込、資料付)

講 師

 名古屋工業大学 大学院工学研究科 助教 博士(理学) 信川省吾 氏

【専門】
高分子物性、レオロジー、光学材料

【略歴】
2011年 3月 大阪大学大学院理学研究科博士後期課程修了 博士(理学)
      高分子-低分子ブレンドのガラス転移と分子運動性に関する研究
2011年 4月 北陸先端科学技術大学院大学 マテリアルサイエンス研究科 助教
      主に光学フィルム用の高分子材料の複屈折、力学物性改善に関する研究
2012年 1月 ウィスコンシン大学マディソン校 客員研究員 (-同年4月)
      高分子材料のガラス状態における塑性変形に関する研究
2015年10月 名古屋工業大学 大学院工学研究科 生命・応用化学専攻 助教(~現在に至る)
      光異性化による複屈折制御/透明高分子材料の力学物性向上に関する研究
2014年10月 プラスチック成形加工学会 講演会企画委員

定 員

 30名

受講対象・レベル

 高分子光学フィルム、レンズ等の開発、製造、設計に携わっている方、これから従事する初心者の方が対象です。ご興味のある方も歓迎いたします。

習得できる知識

 ・屈折率,複屈折,偏光の基礎
 ・高分子材料における複屈折の発現機構、計測方法
 ・高分子材料の複屈折と逆波長分散性の制御方法

趣 旨

 近年、液晶ディスプレイなどの光学材料には柔軟で丈夫な高分子材料の利用が進められており、その光学特性の高性能化や精密化が課題となっている。本セミナーでは、高分子材料の偏光や複屈折に関する基礎について解説し,光学特性制御の最近の事例を紹介する。

プログラム

1.複屈折の基礎
  1-1 屈折率と複屈折
  1-2 偏光と複屈折
  1-3 偏光子と波長板の違い
  1-4 複屈折の測定手法
  1-5 複屈折の波長依存性
  1-6 視野角に関係する複屈折

2.高分子材料における複屈折
  2-1 高分子の複屈折の分類
  2-2 分子配向と複屈折
  2-3 複屈折および逆波長分散性発現の基本的な考え方
  2-4 高分子ブレンド・共重合体の複屈折
  2-5 セルロースエステルの複屈折と波長依存性
  2-6 ネマチック相互作用を利用した複屈折制御
  2-7 ナノ構造を利用した逆分散性の設計
  2-8 低分子を利用したTACフィルムの視野角制御

3.ガラス状高分子の光弾性複屈折
  3-1 光弾性複屈折
  3-2 光弾性係数制御の基本的な考え方
  3-3 高分子ブレンド・共重合・添加剤による制御の限界
  3-4 ポリカーボネートの逆可塑化と光弾性係数の抑制
  3-5 分子配向と光弾性係数の関係

4.まとめ