化学品の市場調査、研究開発の支援、マーケット情報の出版

S&T出版セミナー

       開催日時:2017年7月27日(木)13:00~16:50
       会  場:高橋ビルヂング(東宝土地(株)) 会議室
            東京都千代田区神田神保町3-2   → 会場へのアクセス 
       受 講 料:46,000円(税込) ※ 資料付

プログラム


第1部 13:00~14:10
マイクロ波加熱の特徴と最新技術動向
堀越 智 氏
上智大学 理工学部 物質生命理工学科 准教授
上智大学 マイクロ波サイエンス研究センター センター長

<講師略歴>
【兼務職】
東京理科大学 客員准教授
東京学芸大学 非常勤講師
(独)日本学術振興会 第188委員会電磁波励起反応場委員会 幹事・委員
(独)科学技術振興機構研究 成果最適展開支援プログラム専門委員
日本電磁波エネルギー応用学会 理事
材料技術研究協会 理事
Journal of Microwave Power and Electromagnetic Energy エディター
Mini-Reviews in Organic Chemistry エディター
Chemical Engineering エディター
Advances in Materials Science and Engineering エディター
受賞16件


 マイクロ波加熱は、「食品などに含まれる水が加熱されるために進行する」と明記されているものがあるが、マイクロ波加熱は水が含まれていないものでも加熱できる。マイクロ波加熱の特徴や原理を理解することで、既存の加熱では行うことのできない加熱を実践できる。
 本講演ではこの点に加え、マイクロ波加熱を最大限に利用したインテリジェント電子レンジやそれ以外の技術(水素エネルギー、植物育成)などについても触れる。


1 マイクロ波加熱について
 1.1 なぜマイクロ波で温まるのか?
 1.2 マイクロ波加熱の利点は?
 1.3 加熱効率を決定する因子と効果的な使い方
 1.4 マイクロ波独自の現象の利用と防止
 1.5 マイクロ波加熱装置

2 インテリジェント電子レンジ
 2.1 お弁当の部分加熱ができる!?
 2.2 冷凍食品の高品質解凍
 2.3新しい電子レンジの世界的動向

3 水素エネルギーや植物育成へのマイクロ波応用

【質疑応答・名刺交換】


第2部 14:20~15:30
電子レンジ対応食品の製品設計に役立つシミュレーション技術
酒井 昇 氏
東京海洋大学大学院 食品生産科学部門 教授

<講師略歴>
1978年 東北大学工学部化学工学科卒業
1980年 東北大学大学院工学研究科修士課程修了
1980年 東北大学工学部資源工学科 助手
1988年 東京水産大学水産学部食品生産学科へ異動
2003年 東京海洋大学海洋科学部に組織変更
2004年 東京海洋大学海洋科学部 教授
2004年度 日本食品工学会研究賞受賞
     「電磁波を利用した食品加熱の理論解析」

【現在の専門】 食品熱操作工学(Thermal Food Processing)
 食品の最適加熱法の確立を目指して、理論的解析を主体にして幅広く研究を行っている。加熱法としては、マイクロ波加熱以外に、ジュール加熱、高周波加熱、過熱水蒸気、IH、炭焼き等を対象とし、食材としては、肉類、魚類、野菜、お米、麺類を対象としている。
(研究室ホームページ:http://www2.kaiyodai.ac.jp/~fukuoka/)


 電子レンジで食品を加熱した場合の食品内温度分布を予測するためには、電子レンジ庫内の電磁界解析と食品内の熱移動解析を行う必要がある。
 ここでは、市販ソフトを用いた電子レンジモデルの作成と解析手法について概説する。また、食品の温度履歴に基づく食品の調理(成分変化)についても概説する。


1 シミュレーションに必要な物性値
 1.1 熱物性の推算
 1.2 誘電物性の温度依存性
 1.3 誘電物性の塩濃度依存性
 1.4 電子レンジ加熱用模擬食品

2 電子レンジモデルの作成と温度分布解析
 2.1 電磁界解析と熱移動解析の基礎
 2.2 ターンテーブル型電子レンジの解析
 2.3 フラットテーブル型電子レンジの解析
 2.4 電子レンジ解凍の解析
 2.5 空隙を含む食品の加熱

3 調理過程のシミュレーション
 3.1 タンパク質変性の速度論
 3.2 電子レンジ煮魚調理を例とした解析

【質疑応答・名刺交換】


第3部 15:40~16:50
電子レンジ向け自動蒸気抜きパッケージ
小谷直己 氏
凸版印刷㈱ 生活・産業事業本部 ビジネスイノベーションセンター 開発本部


 消費市場の動向を見ると、世帯の縮小・高齢化により、「シングル(単身)」「スモール(少人数)」「シニア」がキーワードとなっており、電子レンジ加温でそのまま食べられるお一人様向け商品が増加し、包材へのレンジ対応機能付与が加速している。
 本セミナーでは、近年多様化している蒸気抜き包材について報告するとともに、当社で開発した「レーザー蒸気抜き包材」を紹介する。


1 市場動向
 1.1 消費市場動向
 1.2 電子レンジの普及
 1.3 電子レンジ調理の流行
 1.4 商品トレンド

2 蒸気抜き包材の多様化
 2.1 蒸気抜きパッケージの品種紹介
 2.2 品種別特徴まとめ

3 レーザー蒸気抜き包材
 3.1 特徴
 3.2 実験データ紹介
 3.3 調理実験紹介

【質疑応答・名刺交換】