化学品の市場調査、研究開発の支援、マーケット情報の出版

~ 洗浄作業手順書作成および目視検査員の教育訓練 ~
トラブル事例からみた実務ポイントを解説!

R&D支援センターセミナー

       開催日時:2017年6月8日(木)10:00~16:00
       会  場:ドーンセンター 4F 中会議室2  → 会場へのアクセス 
       参 加 費:49,980円(税込、昼食・資料付)

講 師

 長岡明正 氏 (元塩野義製薬㈱製造部 次長)

定 員

 30名

趣 旨

 医薬品は少量、多品種の生産が多く製造設備も専用設備が少なく共用設備が多い。このため製造設備の品種切り替え洗浄が頻繁に実施されるがこの洗浄を確実に実施しないと次製品とのコンタミネーションが発生する。このコンタミネーションを防止するために洗浄バリデーション及び洗浄作業手順書の作成が必要である。また残留許容限度値の設定にイーライリリー社法では「0.1%・10ppm基準、目視基準」があるが目視基準については目視検査員の教育訓練が必要である。
 本講座ではPIC/SGMPに対応した洗浄バリデーションについて解説するとともにイーライリリー社法の残留許容基準値設定根拠とその計算例及び洗浄作業手順書作成、目視検査員教育訓練について実例を挙げて解説する。
 また日本はPIC/Sへの加盟が2014年7月1日付で正式に承認された。PIC/S GMP査察に際しての洗浄バリデーションの確認ポイント及びPIC/Sの洗浄バリデーションに関するガイドライン(PIC/S GMP Annex15 Qualification and Validation 2015年4月)では、洗浄評価基準として,毒性学的な評価(健康ベース曝露限界値設定)を用いることを打ち出したのでこの考え方についても詳しく解説する。

プログラム

 1.洗浄バリデーションにおける日米欧規制とガイドライン
  1)日本
  2)米国
  3)欧州
  4)WHO
  5)原薬GMPガイドライン
  6)GMP事例集

 2.洗浄方法の決定
  1)洗浄の基本的な考え方
  2)手動洗浄と装置洗浄
  3)洗浄の構造と要素

 3.製造設備の洗浄方法
  1)製薬用水の選定
  2)空気のクリーン度
  3)注射剤・固形製剤設備の洗浄方法

 4.残留許容基準値の設定
  1)イーライリリー社法による残留許容基準値の設定
  2)サンプリング方法
  3)分析方法と機器

 5.回収率、抽出率の求め方
  1)回収試験の方法
  2)スワブサンプリングの手順
  3)回収率テスト方法と結果

 6.洗浄バリデーションの事例紹介
  1)注射剤製造設備の洗浄バリデーション
   ・計画書・報告書作成例の紹介
   ・残留許容基準値算出のポイント
  2)固形製剤製造設備の洗浄バリデーション
   ・計画書・報告書作成例の紹介
   ・残留許容基準値算出のポイント

 7.洗浄バリデーションに係るトラブル事例の紹介  
  1)サンプリング箇所
  2)分析方法

 8.作業手順書作成ポイント
  1)作業手順書とは
  2)手順書を作成する必要性
  3)作業管理と作業標準

 9.注射剤製造設備洗浄作業手順書作成例の紹介

 10.目視検査員の教育訓練
  1)目視検査員の適性評価用サンプルの作成
  2)教育訓練計画の作成
  3)教育の実施
  4)目視検査員としての適性評価
  5)教育訓練完了確認評価表の作成

 11.品質リスクマネージメントを考慮した洗浄バリデーション
  1)品質リスクマネジメント
  2)洗浄バリデーションの新しい概念
  3)バリデーション手順
  4)洗浄バリデーションにおけるリスク分析

 12.PIC/S査察での洗浄バリデーションに対する要求事項

 13. PIC/S 洗浄バリデーションに関するガイドライン
   (PIC/S GMP Annex15 Qualification and Validation 2015年4月)
  1)健康ベース曝露限界値を用いる洗浄評価基準
   ・健康ベース曝露限界値を用いる背景
   ・健康ベース曝露限界値算出法の計算式
   ・洗浄評価への適用  許容残滓限界(ARL)の計算式
  2)高活性物質を扱う設備における洗浄バリデーション
   ・洗浄バリデーションの流れ(洗浄基本計画)
   ・課題(洗浄の目標設定・統計的な管理)