化学品の市場調査、研究開発の支援、マーケット情報の出版

S&T出版セミナー

       開催日時:2017年6月23日(金)13:00~16:30
       会  場:愛知県産業労働センター(ウインクあいち) 1110
            愛知県名古屋市中村区名駅4-4-38  → 会場へのアクセス 
       受 講 料:43,200円(税込) ※ 資料付

講 師

山本真義 氏
島根大学大学院 総合理工学研究科 パワーエレクトロニクス研究室 准教授
名古屋大学 未来材料・システム研究所 客員准教授

 
<講師略歴>
 2003年山口大学理工学研究科博士取得後、サンケン電気㈱、島根大学総合理工学部講師を経て、2011年より島根大学総合理工学部准教授着任。2017年より名古屋大学未来材料・システム研究所教授着任。パワーエレクトロニクス全般 (磁気、制御、回路方式、半導体駆動) に関する研究に従事。博士 (工学)。IEEE、電気学会、電子情報通信学会会員。

【活 動】
 日本の大学研究室としては珍しく、共同研究企業は40社を超え、海外の完成車メーカーとも強いコネクションを持つ。産学連携活動を強力に推進しており、企業との共同特許出願数も多数。共同研究だけでなく、各企業の戦略コンサルタントも請け負い、技術顧問としての活動も幅広い。出版技術書は、「自動車用48V電源システム欧州勢の思惑と日本企業が目指すべき技術開発の方向性」サイエンス&テクノロジー社、「パワーエレクトロニクス回路における小型・高効率設計法~昇圧チョッパから結合インダクタの設計まで~(設計技術シリーズ)」科学情報出版がある。

セミナーの趣旨

 次世代自動車の部品業界はレッドオーシャンとなる。この次世代自動車への商戦を生き抜くためには、2020年から始まる次世代パワー半導体に係る技術が鍵となる。トヨタは炭化シリコン(SiC)パワー半導体を搭載することを明言しており、この技術変革に対して、どの様な部品、材料が要求されるかが未だ不明瞭である。本セミナーでは、この技術指針に対して、トヨタの4代目プリウス用PCU、並びにボッシュ製DC-DCコンバータを分解することで、次世代車載用電気機器における技術動向を読み取っていく。

プログラム

1. トヨタ・プリウスの歴史
 1-1 初代プリウスから4代目プリウスの違い
 1-2 プリウスにおける大きな技術変革
 1-3 3代目と4代目プリウスの大きな相違点
 1-4 プリウスにおけるPCUと車両構造の関係

2. 4代目プリウス用PCUの分解解説(上層部~中層部)
 2-1 4代目プリウス用PCUの全容
 2-2 制御基板とゲート駆動回路(上層部)
 2-3 パワー半導体と平滑キャパシタ(中層部)
 2-4 チョッパ用インダクタと平滑キャパシタ(中層部)
 2-5 歴代プリウスにおけるパワー半導体の進化

3. 4代目プリウス用PCUの分解解説(下層部)
 3-1 補機類用DC-DCコンバータ
 3-2 DC-DCコンバータに使用されるパワー半導体
 3-3 DC-DCコンバータに使用される受動素子
 3-4 2代目プリウス用DC-DCコンバータとの相違点

4. 3代目プリウスと4代目プリウスとの相違点
 3-1 各PCUの諸元比較
 3-2 パワー半導体冷却方法
 3-3 平滑キャパシタ設置位置
 3-4 平滑キャパシタ容量の違いとその意図

5. SiCパワー半導体のPCU適用予想
 5-1 車載用SiCパワー半導体のスイッチング周波数予測
 5-2 車載用SiCパワー半導体の冷却方式予測
 5-3 車載用SiCパワー半導体の目的は小型化か高効率化か?
 5-4 SiCパワー半導体は2020年以降も車に載り続けるか?

6. 欧州の48V電源システム車(マイルドハイブリッド車)の動き
 6-1 車載用48V電源システム車の概要
 6-2 48V電源システム車の最前線
 6-3 48V電源システム車の歴史
 6-4 48V電源システム車の戦略
 6-5 48V電源システム車とPHVの戦略の違い

7. 欧州の車載部品メーカの動き
 7-1 ボッシュ製DC-DCコンバータの概要
 7-2 コンチネンタル製DC-DCコンバータ
 7-3 Valeo製回転機のインバータ
 7-4 デンソー製回転機と欧州勢との比較

8. ボッシュ製DC-DCコンバータの分解解説
 8-1 ボッシュ製DC-DCコンバータの回路方式
 8-2 ボッシュ製DC-DCコンバータの使用部品
 8-3 ボッシュ製DC-DCコンバータのパワー半導体
 8-4 ボッシュ製DC-DCコンバータの制御方式

9. 総括

【質疑応答・名刺交換】
 

 

学べる事

 次世代自動車に要求される、インダクタ、キャパシタ、放熱機構、ノイズフィルタ等に関する知見が得られる。また、車載用次世代パワー半導体の開発指針についてもヒントを得られる。