化学品の市場調査、研究開発の支援、マーケット情報の出版

~ リーンバーン、HCCI、過給ダウンサイジング、高膨張比サイクルなど ~
高効率次世代エンジン開発のための

エヌ・ティー・エスセミナー

       開催日時:2017年6月21日(水)13:00~17:00
       会  場:オーム社・第2ゼミルーム
             東京都千代田区神田錦町3丁目1番
            

       受講料:43,200円(税込)/1人 ※ 資料を含む

セミナーの趣旨

 ★ 次世代自動車開発では、EV、PHEV、FCVなどいろいろな方式での開発が行われています。その一方で、内燃機関の高効率化によるエンジン開発もさまざまな技術が提案されて開発が続けられています。これらの技術がなぜ注目されているのかを理解するためには熱力学を理解することが必須となります。つまり、原理を理解すれば、次の技術の創生にも役立ちます。
 ★ 本セミナーでは、まず熱力学の基礎を学んでいただきます。その上で、次世代エンジン技術がなぜ有望なのかを熱力学と次世代エンジン技術との関係から分かり易く説明します。さらに、注目される各種最新技術について、その原理含め詳解いたします。
 ★ 対象:エンジン開発技術者を始め、これからエンジン開発に携わる若手技術者、その周辺部品メーカ、素材メーカのエンジン開発に関連する技術者全て。

講 師

日本大学 理工学部 機械工学科
     准教授 飯島晃良

プログラム

● 時 間 13:00~17:00
● 内 容
 内燃機関の徹底的な高効率化は、自動車からのCO2排出低減に直接寄与するため、喫緊かつ今後も重要な課題です。内燃機関の熱効率を向上するには、熱から仕事へのエネルギー変換の本質(熱力学)を理解したうえでの開発が重要になると考えられます。
 本セミナーでは、内燃機関の高効率に必須の理論と最新技術について、熱力学の基礎から分かりやすく説明します。熱力学および内燃機関の基本理論を理解することで、最新技術の有用性が納得できると思います。それにより、新たな高効率化技術の創生にも役立つことと思います。

 1. エンジンの熱力学
  (1) 熱力学入門
   a. 熱力学の第一法則
   b. 理想気体の状態方程式
   c. 熱力学の第二法則と熱効率
   d. 理想的な熱機関,カルノーサイクル
  (2) 内燃機関の熱力学
   a. レシプロエンジンの熱力学サイクル
   b. エンジンの理論熱効率

 2. エンジン熱効率の支配因子
  (1) エンジン性能の解析法
   a. トルクと出力
   b. 平均有効圧力
   c. 正味燃料消費率と正味熱効率
   d. 図示と正味の違い
   e. 機械効率
   f. 熱発生率
  (2) 損失の低減法
   a. 冷却損失
   b. ポンピング損失
   c. その他の損失

 3.高効率エンジンのための次世代燃焼技術
  (1) リーンバーンエンジン
  (2) 筒内成層直噴エンジン
  (3) 直噴過給ダウンサイジングエンジン
  (4) 可変動弁技術
  (5) 高圧縮比エンジン
  (6) ガソリンエンジンの異常燃焼
   a. ノッキング
   b. 過給エンジンのプレイグニッション
  (7) ディーゼル燃焼の予混合化
  (8) 予混合圧縮着火(HCCI)燃焼

講師プロフィール

<経 歴>
2004年 日本大学大学院博士前期課程修了
富士重工業㈱勤務を経て
2006年より現職
その間,カリフォルニア大学バークレー校訪問研究者(2016)
2008年3月 博士(工学)の学位取得
2009年4月 技術士(機械部門)登録
専門は内燃機関工学。特に、予混合圧縮着火(HCCI)燃焼及びガソリンエンジンのノッキングなどの内燃機関で生ずる自着火現象の発生メカニズムについて実験及び計算の両面から研究。

<学会等委員>
日本機械学会 エンジンシステム部門 高効率エンジン燃焼技術の高度化研究会 主査
日本機械学会 エンジンシステム部門 基礎教育講習会 委員長
自動車技術会 エンジンレビュー編集委員会 幹事
自動車技術会 電動二輪分科会 委員
日本エネルギー学会 燃焼部会 幹事
日本技術士会 機械部会 幹事
日本技術士会 国際委員会 委員
日本技術士会 科学技術振興支援委員会 委員

<受賞例>
・日本燃焼学会論文賞(2016)
・日本機械学会エンジンシステム部門ベストプレゼンテーション賞(2016)
・自動車技術会春季大会学術講演会 優秀講演発表賞(2016)
・小型エンジン技術国際会議 High Quality Paper(優秀論文賞)(2015)
・第37回 日本大学理工学部学術賞(2014)
・日本機械学会エンジンシステム部門ベストプレゼンテーション賞(2013)
・日本エネルギー学会奨励賞(2013)
・日本機械学会奨励賞(研究)(2009)
・第58回 自動車技術会賞 浅原賞学術奨励賞(2008) など

<著書>
・らくらく突破乙種第12356類危険物取扱者合格テキスト+問題集、技術評論社(2017)
・基礎から学ぶ熱力学、オーム社(2016)
・らくらく突破甲種危険物取扱者合格テキスト+問題集、技術評論社(2016)
・革新的燃焼技術による高効率内燃機関開発最前線、NTS(2015)
・機械工学キーワード120、コロナ社(2012)
・IR分析 テクニック事例集、技術情報協会(2013)
・クリーンディーゼル開発の要素技術動向、NTS(2008)