化学品の市場調査、研究開発の支援、マーケット情報の出版

R&D支援センターセミナー

       開催日時:2017年5月31日(水)10:00~16:00
       会  場:江東区産業会館 第1会議室  → 会場へのアクセス 
       参 加 費:49,980円(税込、昼食・資料付)

講 師

 第1部 ㈱戦略データベース研究所 代表取締役社長・工学博士  鶴見 隆 氏

<略歴>
 1966年3月 東京大学理学部化学科 卒業
  同年4月 旭化成㈱に入社。同社において、ベンベルグ不織布、人工腎臓用中空糸膜、ウイルス分離膜(プラノバ)等の開発に従事、これらの開発に関し、繊維学会技術賞、日本化学会技術賞、発明協会発明賞等を受賞。
1993年~1997年 同社カシミロン工場長
1997年~2004年 同社常務理事として技術情報センター長および知的財産部長を担当
2005年~2011年 東京農工大学大学院 技術経営研究科 教授として、知財関連の教育、ビジネスプランの作成指導、国際標準化に関する研究を担当
 現在、㈱戦略データベース研究所代表取締役社長、㈱知財デザイン取締役、㈱メディカルフォトニクス取締役、知的財産高等裁判所専門委員、知財国家検定試験委員、MOT学会誌編集委員等

 第2部 ミダスIPパートナーズ 代表  大田恭義 氏

<略歴>
 1984年 東京工業大学大学院 修士課程修了後、富士写真フイルム㈱(現・富士フイルム㈱)入社。
  医療機器開発に従事した後に、2000年に知的財産部へ異動。
  主に医療事業分野における発明発掘から権利化、契約交渉などの知財活動全般に従事。
  2008年からは医療機器開発設計部門との兼務となり、医療事業全体の知財戦略の推進や戦略を実行するリエゾンの組織づくりを牽引。その一方で、課題発展型発明生産手法(iDメソッド)を開発し部門展開を行い、自ら発明者として1000件以上の国内出願を短期間で推進。医療事業分野で勝ち抜くための知財活動を主導。
  本手法を世の中に広めるべく2015年秋に退社し、ミダスIPパートナーズを創業。
  一般社団法人企業研究会の研究アドバイザーも務め、複数大手企業の知財戦略コンサルタントを手掛けており、各種社内外セミナーも開催。
  2017年より、インパテック㈱ パテントマップ研究会 アドバイザーに就任。

定 員

 30名

習得できる知識

 ・顧客が喜んで買ってくれる商品ターゲットの設定方法
 ・他社を凌駕できる商品スペックの企画と実現方法
 ・他社が模倣できない事業構造の構築方法
 ・技術戦略の策定・推進における知財戦略活動の進め方
 ・技術戦略の策定・推進における特許情報活動の進め方

 ・事業で勝ち抜くための知財戦略とは何かを知り、その知財戦略を実現するための課題発展的生産手法(iDメソッド)の概要を習得する

趣 旨

第1部
 研究開発を進めるに当たって、研究者の熱意は成功のための最も大事な要素であるがそれだけで成功が保証されるわけではない。成功のためには、三つの大きな要素(要諦)があり、それは、1.顧客が喜んで買ってくれる商品ターゲットを設定すること 2.他社を凌駕できる商品スペックを企画し、それを実現すること 3.他社が模倣できない事業構造(ビジネスモデル)を作り上げることである。
 1.のためには、顧客ニーズの把握がポイントであるが、顕在的なニーズ調査では、画期的な商品を生み出すことができない。そのために現在、デザイン思考、デザイン・ドリブン・イノベーション等の手法が開発され注目を集めている。これらの手法を積極的に取り入れることが重要である。
 2.の手法としては、ブルーオーシャン戦略で展開されている「戦略キャンバス」が優れた方法論である。これを活用すれば、競争優位の商品スペック設計を他部門の協力を得ながら、三位一体で推進することができる。
 3.のためには、自社の強みを生かした、他社とは異なる事業構造(ビジネスモデル)を作り上げ、それを知的財産権でしっかりと保護することが必要である。
 技術者としてこれらの作業を進めるに当たっては、知的財産情報、とりわけ特許情報の活用が不可欠であり、1.2.3.の段階で、どのように特許情報調査を進めていくのかを併せて解説する。

第2部
 事例紹介および演習を通じて事業に勝ち抜くための実践的な知財活動を知って頂く。
 事例紹介では、V字回復で有名な富士フイルム医療事業分野での知財戦略活動の紹介も行う。

プログラム


 第1部 技術開発を成功させるための戦略の策定と推進


  ~ 成功のための三つの要素を学ぶ ~

1.事業の成長と技術開発
 1-1.アンゾフの成長マトリクス
 1-2.事業のライフサイクルと資源投入
 1-3.技術開発の内容・性格と成功の確率

2.技術開発を成功させるためのポイント
 2-1.技術者の思い
 2-2.技術者の意識レベルと事業成功の確率
 2-3.技術開発成功の要諦

3.「成功の要諦」をいかに実現するか
 3-1.「顧客が喜んで買ってくれる商品ターゲットの設定」
 3-2.「他社を凌駕できる商品スペックの決定」
 3-3.「模倣を阻止する事業構造の構築」

4.「技術開発の成功」を支える三位一体の知財活動
 4-1. 三位一体の特許情報活動
 4-2. 三位一体の知財戦略活動
 


 第2部 事業に勝ち抜くための戦略的課題展開型発明生産手法


 ~ iDメソッドを用いた実践的知財戦略 ~

0.はじめに <知財部の危機意識>

1.事業に勝ち抜くための知財戦略とは

2.事業に勝ち抜くための知財戦略を支える特許情報活用

3.事業に勝ち抜くための知財戦略を支える課題発展的発明生産手法

4.演習


 

スケジュール

 10:00~12:30 <第1部>
 12:30~13:10 <昼 食>
 13:10~15:40 <第2部>
 15:40~16:00 <質疑応答>