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有機ELがさらに本格的に普及する為の残された課題とその克服の道筋、低コスト化の条件、今後の展望まで解説!

R&D支援センターセミナー

       開催日時:2017年5月17日(水)12:30~16:30
       会  場:江東区産業会館 第1会議室  → 会場へのアクセス 
       参 加 費:49,980円(税込、資料付)

講 師

 當摩照夫 氏 <元東北パイオニア㈱取締役>

<ご専門>
有機EL、ディスプレイ技術全般

<学協会>
米SID学会

<ご略歴>
1947年 東京生まれ。
1970年 早稲田大学理工学部物理学科卒。パイオニア㈱入社。
1993年 この頃より有機ELディスプレイの研究に参加。
1996年 4月より、有機ELディスプレイ事業化プロジェクトのリーダーとして東北パイオニア㈱に移動。
1997年 11月、世界で初めて緑色の256×64ドットマトリックスディスプレイの量産化に成功。
2000年 6月 東北パイオニア取締役。
2005年 7月 東北パイオニア退社。
技術コンサルタントとして独立、現在に至る。

定 員

 30名

受講対象・レベル

 ・ディスプレイ全般に係わる技術者、品質管理担当者
 ・ディスプレイに使用される材料・部材生産に係わる技術者
 ・ディスプレイプロセス技術者

習得できる知識

 ・有機ELデバイスの基本的知識
 ・有機ELディスプレイの特長、課題、液晶ディスプレイとの比較
 ・有機ELディスプレイデバイスの構造、製造プロセス、使用される材料・部材
 ・有機ELディスプレイの最新の技術動向
 ・有機ELディスプレイの将来展望

趣 旨

 有機ELディスプレイはSamsung Galaxy に搭載されて、スマホ向けディスプレイとして大きな地位を築いた。最新モデルではプラスティック基板を使用した、フレキシブルパネルも登場している。さらに年内にはApple i-Phone にも採用され、市場に投入される可能性が高い。一方、有機EL大型TVは高コストが障害となっているが、性能の高さから徐々に認知されて来ている。有機ELディスプレイは薄型軽量、高画質、フレキシブル化が可能など、優れた特長を持つが、液晶に比べ普及の速度は遅いと言わざるを得ない。なぜか。
 本セミナーでは、有機ELディスプレイの基本デバイス構成、使用部材、作製プロセスを解説し、有機ELのディスプレイとしての数々の優れた特長を述べ、最近の技術動向について説明する。有機ELがさらに本格的に普及する為の残された課題とその克服の道筋、低コスト化の条件、将来の夢などをわかりやすく解説する。

プログラム

1.有機ELの基礎技術
  1-1.有機ELデバイス
    ・有機ELは有機薄膜積層構造LED
    ・2層構造から多層構造へ、性能大幅アップ
  1-2.有機ELの基本特性

2.有機ELの基本構成材料
  2-1.有機材料
    ・低分子蒸着材料、高分子塗布型材料、さらに低分子塗布型も
  2-2.電極材料
    ・低仕事関数陰極材料、透明陽極材料、さらに透明陰極材料
  2-3.基板材料
    ・ITOガラス基板からフレキシブルプラスティック基板へ

3.有機ELの特徴と特殊性

4.有機ELの製造工程と製造技術
  4-1.有機ELの基本的作成プロセス
    ・基板前処理工程
    ・有機膜の成膜
      蒸着と塗布
    ・封止
  4-2.有機成膜とパターニング
    ・高精細パターニングが有機EL本格普及の鍵
    ・マスク蒸着はどこまで高精細化が可能か?
    ・塗布プロセスの実用化への課題は
  4-3.封止プロセスと構成部材
    ・封止に要求される性能
    ・封止は中空構造→密着固体構造→膜封止へ

5.有機ELディスプレイ
  5-1.有機ELディスプレイの優位性
    ・LCD vs OLED
  5-2.駆動方式と構成
    ・パッシブ型とアクティブ型
    ・パッシブ型の構成と特長
    ・アクティブ型の構成と特長 駆動の要はTFTバックプレーン
  5-3.モバイル用小型ディスプレイの動向
    ・いよいよi-Phoneが本格採用
    ・フレキシブル有機ELパネルの生産プロセス
    ・TFTはLTPSかIGZOか
    ・フレキシブルを生かしたデザインとは?
  5-4.大型有機ELTVの動向
    ・大型有機ELテレビのLCDテレビに対する優位性は?
    ・本格的普及への条件

6.有機EL照明の現状

7.今後の展望と将来の夢
  7-1.現状の課題の整理
  7-2.大幅なコストダウンの実現
    ・印刷プロセスの本格導入
    ・ロール to ロール プロセス
  7-3.真の有機エレクトロニクスへの発展