化学品の市場調査、研究開発の支援、マーケット情報の出版

~“熱物性”を正確に把握し、“熱に起因するトラブル”を未然に防ぐ ~

トリケップスセミナー

     開催日時:2017年8月30日(水)11:00~16:00
     会  場:オームビル  → 会場へのアクセス 
          〒101-8460 東京都千代田区神田錦町3-1
     参 加 費:お1人様受講の場合 45,000円 (税別/1名)
          1口(1社3名まで受講可能)でお申し込みの場合 56,000円 (税別/1口)

講 師

羽鳥仁人(はとりきみひと)氏…サーモマン
㈱ベテル ハドソン研究所 主任研究員(工学博士)

<ご略歴>
 1972年、北海道北見市生まれ。茨城大学工学部を卒業後、株式会社ベテルに入社。以来ハドソン研究所に在籍し、熱物性測定を軸とした研究開発に携わる。現在では、大学在籍中から20年以上にわたって積み上げた熱物性の知識と経験を最大限に活かし、世界中を飛び回って熱問題の解決に取り組む毎日。また、主任研究員・工学博士という肩書きを持ちながら、各地で熱物戦士サーモマンに変身。熱物性の難解なイメージを払しょくすべく孤軍奮闘中である。趣味は、天体観測とカメラ。

セミナーの概要

 電子機器や材料の製造・開発現場では、“熱に起因するトラブル”が常につきまといます。それらの問題を解決に導くためには、部品や材料の“熱物性”の把握が欠かせません。部品や材料の“熱物性”を正確に把握することで、“熱に起因するトラブル”を未然に防ぎ、製品のさらなる可能性を拡げます。
 本講では、「熱伝導率測定」の基礎知識を学習し、実際にどのような方法で「熱伝導率測定」がおこなわれているのかを知り、さまざまな測定事例を見ることで「熱伝導率測定」のイメージを掴み、今後に役立てます。

講義項目

 1 背景~「熱問題」が重要!~
  1.1 熱移動の三態(伝導・対流・放射)
  1.2 熱問題の解決方法
  1.3 熱設計のむずかしさ

 2 温度測定~熱伝導率測定の基礎~
  2.1 熱電対を使った温度測定
  2.2 赤外カメラを使った温度測定

 3 熱伝導率測定
  3.1 熱伝導率とは何か?
   *こんな材料が増えている!
   *熱物性値(熱伝導率・熱拡散率・熱浸透率)の関係式
  3.2 熱伝導率の各種測定方法
   *定常法と非定常法
   *周期加熱法と熱拡散長
   *測定方法を分類する
   *各種の測定方法
     定常法/準定常法/フラッシュ法/スキャニングレーザーAC法/周期加熱放射測温法/ホットディスク法/熱線法/熱抵抗測定法/サーモリフレクタンス法/他
   *各種測定装置の守備範囲の目安
   *参照試料
  3.3 シート状材料や異方性材料の測定
   *シート状材料や異方性材料に適した測定方法
   *異方性測定が重要な理由
   *測定事例
     放熱シート/ポリイミドシート/CFRP/CNT入りゴム/グラファイトシート/ワイヤー・繊維状試料/セルロース/ポリ乳酸延伸フィルム/ナノセルロース/高熱伝導性樹脂
  3.4 測定方法によって測定結果が変わる?!
   *考えられる4つの原因
   *フラッシュ法と周期加熱放射測温法の比較
  3.5 薄膜・微小領域の測定
   *薄膜・微小領域に適した測定方法
   *測定事例
     アルミナフィラー/AINセラミック/半導体デバイス内の分布/SiCセラミックス
   *薄膜測定の解析方法
  3.6 その他の測定方法
   *測定事例
     異方性観察/プリント基板の熱伝導観察/断線観察/LEDの発熱観察/ほか

 4 シミュレーションの実際
  4.1 熱設計のむずかしさ
  4.2 熱設計の流れと実例

 5 質疑・応答