化学品の市場調査、研究開発の支援、マーケット情報の出版

~ アンテナ,ワイヤレス電力伝送から,車内ワイヤレスネットワークなど基礎から設計・実装技術を解説 ~

トリケップスセミナー

     開催日時:2017年5月10日(水)10:00~17:00
     会  場:オームビル  → 会場へのアクセス 
          〒101-8460 東京都千代田区神田錦町3-1
     参 加 費:お1人様受講の場合 47,000円 (税別/1名)
          1口(1社3名まで受講可能)でお申し込みの場合 57,000円 (税別/1口)

講 師

越地福朗(こしぢふくろう)氏
東京工芸大学 工学部 基礎教育研究センター 准教授(博士(環境学))

<経 歴>
 2002年 東京理科大学 理工学部 電気工学科 卒業
 2002年~2011年 コニカ㈱(現在,コニカミノルタ) 中央研究所
 2010年 東京大学大学院 新領域創成科学研究科 人間環境学専攻博士後期課程 修了(博士(環境学))
 2010年~2016年 東京理科大学 総合研究機構 客員研究員
 2011年~2014年 国士舘大学 理工学部 電子情報学系 専任講師
 2015年~現在 東京工芸大学 工学部 基礎教育研究センター・電子機械学科 准教授
 2016年~現在 東京理科大学 総合研究院 客員准教授

<受 賞>
 2008年5月 エレクトロニクス実装学会論文賞
 2009年2月 国際会議ICEP 2008 Best Paper Award
 2013年10月 国際会議GCCE 2013 Excellent Poster Award
 2014年12月 MAGDA 2014 優秀講演論文賞
 2016年11月 日本AEM学会 奨励賞 など.

<学会活動>
 IEEE,電子情報通信学会,電気学会,エレクトロニクス実装学会,ライフサポート学会,日本AEM学会,日本時計学会など.

<学会委員>
 電気学会 人センシング及び生体情報に関する調査専門委員会 委員
 電子情報通信学会 情報の認知と行動研究会 専門委員
 エレクトロニクス実装学会 電磁特性技術委員会 委員
 エレクトロニクス実装学会 回路・実装設計技術委員会 委員
 エレクトロニクス実装学会 システムJisso-CAD/CAE研究会 副主査
 エレクトロニクス実装学会 カーエレクトロニクス研究会 委員 など

セミナーの概要

 近年,自動車システムにおいて,走行性や操作性などの運転性能のみならず,運転者の安全性や快適性,そして,二酸化炭素や窒素酸化物排出量などの環境性能など,ユーザニーズや社会的要求にあわせて自動車システム全体の高機能化や高性能化,高信頼性化が加速しています.また,これら高機能化や高性能化,高信頼性化は,自動車システムのエレクトロニクス化によって支えられています.
 自動車システムのエレクトロニクス化において,自動車内や周辺に利用される電子回路や各装置間の通信やセンシングなど,電気・磁気信号の入出力部の信頼性は,特に,自動車システム全体の信頼性に関わる重要な部分です.
 本セミナーでは,自動車システムにおける電気・磁気に関わる入出力インターフェースを「電磁界インターフェース」と呼び,これに着目し,Ultra-Wideband (UWB)アンテナ,ミリ波アンテナに代表されるアンテナ技術や,電気自動車への非接触充電を可能とするワイヤレス電力伝送技術,自動車内における人体を介した通信ネットワークの構築が可能な人体通信技術などについて,基本技術から特性改善や電磁環境両立性(EMC)などを含めた設計技術・実装技術などの実践テクニックまで,電磁界インターフェースの設計や研究開発に携わった経験をもとに解説します.

講義項目

 1 エレクトロニクス化が進む自動車システム
  ~自動車システムにおける電気・磁気信号インターフェース

 2 自動車システムにおけるアンテナ技術
  2.1 自動車システムにおけるアンテナの用途
   *衝突防止用前方監視レーダ
   *車内ワイヤレスネットワーク
   *次世代Controller Area Network(CAN)
  2.2 アンテナ技術の基礎
   *電磁放射発生のメカニズム
   *アンテナの種類・分類
   *アンテナ評価パラメータ
   *生体安全性,SARなど
  2.3 車載用アンテナ設計技術
   *アンテナに求められる特性
   *アンテナのマルチバンド化,広帯域化
   *フレキシブルアンテナの実現
   *車体金属フレームのアンテナ特性への影響と特性改善
   *人体・運転者のアンテナ特性への影響と特性改善
   *アンテナ指向性制御

 3 自動車システムにおけるワイヤレス電力伝送技術
  3.1 自動車システムにおけるワイヤレス電力伝送の用途
   *自動車へのワイヤレス給電・充電
   *自動車内におけるワイヤレス給電・充電
  3.2 ワイヤレス電力伝送技術の基礎
   *ワイヤレス電力伝送のメカニズム
   *電磁誘導方式,電磁界共振結合方式,共鳴方式,電波方式
   *漏れ磁束補償による力率改善
   *インピーダンス整合技術
  3.3 ワイヤレス電力伝送システム設計技術
   *設計フロー,コイル・アンテナの設計
   *シミュレーション技術の活用
   *ヘリカルアンテナ,スパイラルアンテナによるワイヤレス電力伝送
   *コイル・アンテナの構造に対する伝送特性の違い
   *コイル・アンテナからの放射ノイズの低減・EMC対策
   *アレー化による伝送距離の拡長方法と特性改善
   *楕円形コイルを用いたワイヤレス電力伝送
  3.4 ワイヤレス電力伝送技術の標準化・法制度化動向

 4 自動車システムにおける車内ワイヤレスネットワークと人体通信技術
  4.1 自動車システムにおける生体情報モニタリングと運転支援技術
  4.2 人体通信技術-人体を電気信号伝送媒体とする通信技術
   *人体の電気特性,周波数特性
   *人体周囲につくられる電磁界の様子
  4.3 自動車内における人体通信による情報伝送
   *自動車システムにおける人体通信の活用
   *生体から取得した情報のハンドル(ステアリングホイール)やペダルへの伝送
  4.4 ボディエリア通信および人体通信システム設計技術
   *ボディエリア通信および人体通信用電極・アンテナ設計
   *ボディエリア通信および人体通信における通信の大容量化,高速化
   *人体通信によるマルチメディア・映像・音声情報伝送システム
  4.5 ボディエリア通信および人体通信技術の標準化・法制度化状況

 5 車載用カーエレクトロニクス技術最新動向など
  ~自動車システム用電磁界インターフェースの最新動向 など