化学品の市場調査、研究開発の支援、マーケット情報の出版

バイオプラスチックの本質的な理解とともに、各製品分野での利用推進に役立つ広範な知識の習得を目指す!

R&D支援センターセミナー

       開催日時:2017年4月25日(火)12:30~16:30
       会  場:江東区産業会館 第1会議室  → 会場へのアクセス 
       参 加 費:49,980円(税込、資料付)

講 師

 日本電気㈱ IoTデバイス研究所 主席研究員 博士(工学) 位地正年 氏

【専門】
 高分子材料

【略歴】
 1981年、東京工業大学大学院 化学環境学専攻修了。
 電気化学工業㈱を経て、1990年に日本電気㈱に入社。
 現在、同社 IoTデバイス研究所 主席研究員、博士(工学)。
 以下の大学も兼務
 ・筑波大学 数理物質系 教授(連携大学院)
 ・京都工芸繊維大学 伝統みらい教育研究センター シニアフェロー
 ・名城大学大学院 理工学研究科 非常勤講師
 ・神奈川大学 理学部 非常勤講師

定 員

 30名

受講対象・レベル

 プラスチック関係のメーカーや商社に勤務する技術系の初級から中級者

趣 旨

 化石資源の枯渇や地球温暖化の防止のため、植物原料のバイオプラスチックの重要性は今後、一層高まってくる。本講師は、高機能なバイオプラスチックの研究開発と電子機器などの耐久製品への利用を世界に先駆けて進めてきた本材料の第一人者である。
 本講座では、プラスチックの研究開発や様々な製品分野での利活用に携わっている若手からベテランの技術関係者を対象に、バイオプラスチックの本質的な理解とともに、各製品分野での利用推進に役立つ広範な知識の習得を目指している。このため、講演者は、これまでの研究発表や講演活動、さらに、兼務している大学での講義に基づいて、プラスチックの基礎として、分子構造と物性、製造方法、環境問題と対策、さらに、バイオプラスチックの最新知識として、代表的な構造・物性・製造方法、市場動向と課題、研究開発の事例、特に最新の研究成果、そして、今後の展望について解説する。

プログラム

1.プラスチックの基礎
 1-1 プラスチックの概説
   代表的な構造・生産規模、課題など
 1-2 分子構造と物性、製造方法
  ・構造・形態による分類
   (樹脂・ゴム・繊維、熱硬化・熱可塑、結晶・非結晶)
  ・製造方法
   (重合方法、複合材の製造方法)
  ・分子構造と重要物性(力学特性、耐熱性、溶融粘度)との関係
  ・代表的添加剤の説明  
 1-3 環境問題と対策
  ・プラスチックの環境問題と対策の概説
  ・廃プラスチックとリサイクルの現状
  ・化学的な安全対策(ハロゲン系難燃剤の課題と対策)
  ・石油資源の枯渇とシェールオイルの現状・課題
  ・植物資源の利用の重要性

2.バイオプラスチックの最新知識
 2-1 バイオプラスチックの概説
   利用価値、生分解性と非生分解性、非食用植物資源の利用など
 2-2 市場動向と課題
   全体の生産規模、成長見通し
 2-3 各種のバイオプラスチックの解説(構造・製法・生産規模と課題)
  ・ポリ乳酸
  ・ポリヒドロキシアルカノエート
  ・バイオポリエステル
  ・バイオポリオレフィン
  ・バイオポリアミド
  ・セルロース樹脂
 2-4 最新の研究開発事例
  ・高機能なポリ乳酸複合材と電子機器への適用
   (ケナフ添加による高耐熱化、難燃化、形状記憶、高伝熱化)
  ・新しい3層ナノ粒子の利用によるバイオナノコンポジットの開発
  ・新セルロース系バイオプラスチックの開発
   (カルダノール付加セルロース樹脂の開発、低製造エネルギーの合成技術、特有な添加剤による特性向上)
  ・漆ブラック・バイオプラスチックの開発

3.まとめと今後の展望
  ・バイオプラスチックの課題の整理
  ・今後の利用展開への展望

≪質疑応答・名刺交換≫