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― 理想的な機能の実現に向けて ―
高分子材料の性能・機能・評価・作成法について最新情報を交えて解説いたします!

R&D支援センターセミナー

       開催日時:2017年4月20日(木)13:00~16:00
       会  場:商工情報センター(カメリアプラザ) 9F 研修室  → 会場へのアクセス 
       参 加 費:49,980円(税込、資料付)

講 師

 国立研究開発法人物質・材料研究機構 国際ナノアーキテクトニクス研究拠点
 生体組織再生材料グループ 川添直輝 氏

 《ご専門》
 高分子生体材料、再生医工学

 《経歴》
 1999年3月 京都大学大学院工学研究科 材料化学専攻 博士課程修了。
       博士(工学)徳島大学、奈良先端科学技術大学院大学、㈱東レを経て、
 2007年1月 (独)物質・材料研究機構、生体材料センター、研究員
 2010年4月 (独)物質・材料研究機構、生体材料センター、主任研究員
 2011年4月 (独)物質・材料研究機構国際ナノアーキテクトニクス研究拠点
   (MANA)、生体組織再生材料ユニット、MANA研究者
 2014年4月 (国研)物質・材料研究機構国際ナノアーキテクトニクス研究拠点(MANA)、
      生体組織再生材料ユニット、MANA研究者

 《活動》
 日本再生医療学会代議員(2012年~)
 日本学術振興会分子ナノテクノロジー第174委員会・学界委員(2001年~)

定 員

 30名

受講対象・レベル

 製薬、医療機器、化粧品、食品関連企業の研究・開発・製造部門、素材メーカー

趣 旨

 病気やけがなどによって機能が損なわれた組織を再生し、機能を回復させる再生医療が先進的な医療として期待されている。大きく欠損した組織を再生する方法として、生体組織工学(ティッシュエンジニアリング)が注目されている。
 ティッシュエンジニアリングでは、細胞の接着、増殖、および組織形成を誘導するための足場として、多孔質材料がよく用いられている。組織を効率よく再生するためには、多孔質材料の原料の選択はもちろんのこと、材料の設計や加工において種々の工夫が必要である。
 本セミナーでは、高分子をベースとする再生医療用多孔質材料の設計・加工、および目指すべき機能に焦点を絞り、具体例をもとに基本事項から著しい進展を見せる最先端の内容まで、ポイントを押さえながら解説する。

プログラム

 1.再生医療とティッシュエンジニアリング 大きな組織の再生を助ける材料
  1-1 再生医療の現状と動向
  1-2 ティッシュエンジニアリングによる再生医療のコンセプト
  1-3 ティッシュエンジニアリングにおける多孔質足場材料の役割
 
 2.高分子多孔質足場材料に求められる性能・機能とその評価方法
  2-1 細胞親和性       
  2-2 生体吸収性       
  2-3 空孔構造
  2-4 力学強度        
  2-5 その他
 
 3.高分子多孔質足場材料の一般的な作製法とその特長
  3-1 空孔形成剤を添加後、除去して空孔形成―ポロゲン抽出法―
  3-2 凍結物から氷晶を除去して空孔形成―凍結乾燥法―
  3-3 その他の方法(固体自由成形法、エレクトロスピニング法など)
  3-4 従来の作製法の問題点
 
 4.高分子多孔質足場材料の4つの新手法
  4-1 空孔の構造を自在にコントロール―空孔のパターンニング―
  4-2 素材の特長を組み合わせる―合成高分子と天然高分子の複合化―
  4-3 生理機能分子を付与する―細胞成長因子の導入―
  4-4 細胞外環境を模倣する―細胞外マトリックスの利用―
 
 5.高分子多孔質足場材料による種々の生体組織の再生
  5-1 軟骨組織         
  5-2 皮膚組織
  5-3 骨組織          
  5-4 複雑組織の再生に向けた取り組み

 6.全体のまとめと今後の展望

 【質疑応答・名刺交換】