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☆ 非相溶性ポリマーブレンドのナノ混合化、ナノフィラーのポリマー中へのナノ分散化が可能となる本技術について、基礎から最新の応用例を解説する!

R&D支援センターセミナー

       開催日時:2017年4月18日(火)10:30~16:30
       会  場:江東区産業会館 第1会議室  → 会場へのアクセス 
       参 加 費:49,980円(税込、昼食・資料付)

講 師

 ㈱HSPテクノロジーズ 代表取締役社長 理学博士 清水 博 氏

【ご略歴・ご経験】
 ・1981年3月 東北大学大学院理学研究科 化学第二専攻博士後期課程 修了(理学博士)
 ・1982年4月 通商産業省工業技術院 繊維高分子材料研究所 入所 
 ・2001年4月 産業技術総合研究所 高分子基盤技術研究センター 多相系高分子チーム長
 ・2010年5月 第18回化学・バイオつくば賞受賞         
 ・2016年4月 第3回BTMUビジネスサポート・プログラム(Rise Up Festa)優秀賞受賞

 私は、平成22年3月(西暦2010年3月)まで産業技術総合研究所(以後、産総研と略)に在籍し、永らく高分子物理や高分子物性の観点から、高分子材料の研究を行ってきました。丁度、産総研発足時に、NEDOの国家プロジェクトに参画し、このプロジェクトにおいて、世界に先駆けて、『高せん断成形加工技術』の礎を築くことに成功致しました。

定 員

 30名

趣 旨

 世界に先駆けて開発した高せん断成形加工技術を用いることにより、従来不可能だった非相溶性ポリマーブレンドのナノ混合化、さらにはカーボンナノチューブに代表されるようなナノフィラーのポリマー中へのナノ分散化が可能となり、多様な新規ナノコンポジット材料が創出できるようになりました。
 本講演では、この技術を用いて作製した先端材料としてガラス代替透明プラスチック材料、金属代替高強度軽量化素材、ウエアラブル端末用デバイスやセンサー向けの伸縮自在電極材料、レアメタル代替材料、エコマテリアルなどについて広く紹介致します。

プログラム

1.高せん断成形加工法の開発
 1-1 研究の背景
  1-1-1 なぜ、高分子をブレンドするのか?
  1-1-2 実際に異種高分子をブレンドすると?
  1-1-3 従来技術の問題点と限界
 1-2 高せん断成形加工法
  1-2-1 高せん断成形加工装置の特徴と原理
  1-2-2 高せん断成形加工により何が実現するのか?

2.高せん断成形加工法による非相溶性ポリマーブレンドのナノ混合化と相溶化
 2-1 PVDF/PA11ブレンド系のナノ混合化と”相溶化”の検証
 2-2 ナノ構造形成により向上した物性
 2-3 PC/PMMA透明ブレンドの実現

3.高せん断成形加工法による各種フィラーのポリマーへのナノ分散化
 3-1 ナノ分散化の要因
  3-1-1 フィラーの凝集力と粒子径との関係
  3-1-2 せん断流動場の効果(ポリマー/フィラー系)
 3-2 ポリマー/フィラー系ナノコンポジットの創製とフィラーの分散性
  3-2-1 熱可塑性エラストマー/CNT系の分散と物性
  3-2-2 ポリマー/CNT系の分散と物性
  3-2-3 ポリマー/TiO2系の分散と物性
  3-2-4 ゴム/POSS系の分散と物性
  3-2-5 CFRP系の改質

4.三元系(高分子ブレンド/フィラー) ナノコンポジットの創製:階層的構造制御
 4-1 フィラー添加による高分子ブレンド系のモルフォロジー制御
 4-2 “共連続構造”の構築
 4-3 “ダブルパーコレーション構造”の構築

5.高せん断流動場と動的反応場との統合技術
 5-1 エコマテリアル(PE/PLLAブレンド)の創製およびその構造と物性
 5-2 バイオマス由来ポリマーブレンドの創製

6.高せん断成形加工法のまとめと今後の展開
 6-1 高せん断成形加工法のまとめ 
 6-2 残された課題
 6-3 完全連続式高せん断加工機の開発

 【質疑応答・名刺交換】