化学品の市場調査、研究開発の支援、マーケット情報の出版

~ 発泡体・多孔体の基本的なことから発泡剤の選択・取り扱いのポイントや微細射出発泡成形まで ~

R&D支援センターセミナー

       開催日時:2017年4月6日(木)11:00~16:30
       会  場:ウインクあいち 10F 1008  → 会場へのアクセス 
       参 加 費:49,980円(税込、昼食・資料付)

講 師

 
【第1部】 秋元技術士事務所 所長 技術士(化学部門) 博士(工学) 秋元英郎 氏

 《略歴》
  1983年 大阪大学大学院理学研究科高分子学専攻(修士)修了
  1983年 三井石油化学工業(現三井化学)入社
   高分子材料分野で材料開発、技術サービス、加工技術開発、企画開発、マーケティング、販売等を担当。
  2007年 小野産業に出向し、技術開発、知財を担当
  2010年 三井化学を退職して独立し秋元技術士事務所を開設し現在に至る。
   IPF2011、プラテックス大阪2016で基調講演。
   プラスチック成形加工学会編集委員
   同 発泡・超臨界流体利用加工技術専門委員会委員長
   同 新加工技術専門委員会委員
   プラスチックス・ジャパン株式会社 代表取締役社長

【第2部】 永和化成工業㈱ 研究開発部 研究開発グループ 係長 岩崎 大 氏
 
【第3部】 金沢工業大学 工学部 機械工学科 教授 工学博士 山部 昌 氏
 兼) 日産自動車㈱ 総合研究所 シニア・イノベーション・リサーチャー

 《専門》
  プラスチック成形加工、射出成形CAE、数値解析  自動車工学

 《略歴》
  1977年3月 東北大学 工学部 化学工学科 卒業
  1977年4月 東北大学大学院 工学研究科 修士課程 入学
  1979年3月 同上 修了
  1979年4月 日産自動車㈱ 入社 総合研究所 配属 
  1993年1月 日産自動車㈱ 技術開発センターへ異動 
  1996年3月 日産自動車㈱ 依願退職 
  1996年4月 金沢工業大学 工学部 機械工学科 教授 
  2010年4月~2014年3月 大学副学長 兼)教授
  2014年4月 金沢工業大学 工学部 機械工学科 教授 現在に至る
  2015年4月 兼務)日産自動車㈱ 総合研究所 シニアイノベーションリサーチャー
   現在に至る

定 員

 30名

受講対象・レベル

 【第1部】
 ・プラスチック材料メーカーの技術者、成形メーカーの技術者、最終製品メーカーの設計担当者。

 【第2部】
 ・樹脂、ゴムの発泡成形に携わっている方。もしくは検討されている方。

 【第3部】
 ・入社10年程度で、現場で射出成形技術の開発に経験がある人。

趣 旨

【第1部】
 本講座では、射出発泡成形の基礎から、微細射出発泡(MuCell)の基礎,応用,トラブルシューティング及びコアバック発泡の基礎と応用について解説する。
 その中で、微細発泡成形の原理、微細発泡成形に用いる成形機・金型への要求事項、微細発泡成形に適した材料設計、コアバック発泡のしくみと制御について学ぶ。

【第2部】
 化学発泡剤の基礎的な説明と、主要な4種を紹介します。また、それらを用いた発泡成形品の例と、成形方法について説明し、化学発泡剤を用いた発泡成形のイメージを掴んでいただくことで、発泡成形の検討の手助けになればと思います。化学発泡剤の特殊品や高機能品の紹介と、使いこなしや取扱いの際の注意点なども解説致します。

【第3部】
 射出発泡成形は今後の軽量化において、魅力ある技術であるが、発泡の挙動など、その発生・消失するメカニズムが明らかになっていない。このために、発泡径や発泡数などの制御に関しては、試行錯誤での取り組みが多い。ここでは金型内における発泡挙動を可視化し、その成長メカニズムについて解説する。

プログラム

【第1部】11:00~12:30
「発泡成形の基礎と微細射出発泡成形」
 秋元技術士事務所 所長 秋元 英郎 氏
 ※プラスチックス・ジャパン(株) 代表取締役

0.はじめに

1.発泡体・多孔体の製法、特徴

2.発泡成形に用いられる発泡剤
 ・化学発泡剤
 ・物理発泡剤
 ・超臨界流体
 ・マイクロカプセル

3.射出発泡成形の基礎

4.微細射出発泡成形(MuCell)の特徴、応用
 ・MuCellの原理
 ・超臨界流体の必要性
 ・設備と制御
 ・気泡の制御
 ・メリット
 ・用途例
 ・トラブルシューティング
 ・製品・金型設計
 ・一歩進んだMuCell

5.コアバック発泡
 ・原理
 ・利点(何故コアバックによる軽量化効果は大きいのか)
 ・設備(成形機、金型)
 ・制御(気泡の制御)

6.今後の展開

≪質疑応答・名刺交換≫
 

 
【第2部】13:15~14:45
「化学発泡剤を用いた発泡成形について」
 永和化成工業(株) 研究開発部 研究開発グループ 係長 岩崎 大 氏

1.化学発泡剤について
 1-1.熱分解型化学発泡剤とは
  (1)主要発泡剤の解説
  (2)化学発泡剤の実績
 1-2. 発泡剤の使いこなし
  (1)発泡剤の選択
  (2)発泡剤の複合化
  (3)発泡剤の加工・処理

2.化学発泡剤での発泡成形
 2-1.発泡による高機能化
 2-2.化学発泡の用途
  (1)自動車向け用途
  (2)その他の用途

3.化学発泡での発泡成形例
 3-1.発泡のメカニズム
 3-2.成形例
  (1)常圧架橋発泡成形
  (2)押出発泡成形
  (3)押出連続加硫発泡成形
  (4)射出発泡コアバック成形

4.応用と特殊品
 4-1.発泡剤の改善
 4-2.高機能特殊品

5.取扱いの際の注意点
 

 
【第3部】15:00~16:30
「プラスチック射出発泡成形における発泡現象の可視化とそのメカニズムの考察」
 金沢工業大学 工学部 機械工学科 教授 工学博士 山部 昌 氏
 ※兼 日産自動車(株) 総合研究所 シニア・イノベーション・リサーチャー

0.はじめに

1.射出発泡成形の概略 
 ・化学発泡成形
 ・物理発泡成形

2.化学発泡成形   
 ・発泡制御と機械的特性

3.物理発泡成形
 ・気泡成長と均一発泡

4.繊維強化樹脂と化学発泡 
 ・可視化による気泡成長観察と配向制御

5.成形不良現象のメカニズム解析
 ・表面可視化による不良現象の発生メカニズム

6.今後の展望
 ・吸音材への応用
 ・導電性フィラーの配向制御

≪質疑応答・名刺交換≫