化学品の市場調査、研究開発の支援、マーケット情報の出版

トリケップスセミナー

     開催日時:2017年3月7日(火)10:30~16:30
     会  場:ちよだプラットフォームスクウェア  → 会場へのアクセス 
            〒101-0054 東京都千代田区神田錦町3-21
     参 加 費:お1人様受講の場合 46,000円 (税別/1名)
          1口(1社3名まで受講可能)でお申し込みの場合 57,000円 (税別/1口)

講 師

 寒川 雅之(そうがわまさゆき)氏 
  新潟大学 工学部 機械システム工学科 准教授 (博士 (工学))

【ご略歴】
 2005年 大阪大学大学院基礎工学研究科 博士後期課程 修了(博士(工学))
 2005年 大阪大学大学院基礎工学研究科 特任研究員
 2007年 大阪大学大学院基礎工学研究科 助教
 2013年 新潟大学工学部機械システム工学科 助教
 2016年 新潟大学工学部機械システム工学科 准教授

【本テーマ関連学協会でのご活動】
 電気学会センサ・マイクロマシン部門論文委員、部門大会実行委員、論文誌編修委員会委員、フィジカルセンサ技術委員会委員

セミナーの概要

 超少子高齢化の進展により、我が国では医療や福祉分野での課題が山積しています。医療費の増加を抑制するためには、身体の状態を日常的にモニタリングし、病気に陥る前の段階で予防医療措置により、健康寿命を増進することがカギとなります。また、過疎化の中で限られた医療資源を活かすためには、遠隔地からの医師による診断や相談、治療の発展や、ロボットによる介護・日常生活支援等が望まれます。これらの実現のためには、健康に関する様々な情報の収集や、人間の感覚に近い感性的な計測が可能なセンシング技術が不可欠です。
 そこで、本セミナーでは、このような用途に向けたセンサの検出原理や基礎技術について紹介するとともに、MEMS技術を用いた小型化、高性能化のための最新の事例について解説します。

講義項目

   1.医療・ヘルスケアセンサが求められる背景
    1)超少子高齢化社会におけるヘルスケアの役割
    2)IoTとスマートヘルスケア・感性計測
    3)医療・ヘルスケア・感性価値市場の現状と未来

   2.センシングデバイスの基礎
    1)センサデバイスと半導体について
    2)半導体の性質
    3)光センサ
    4)温度センサ
    5)磁気センサ
    6)機械量センサ
     a)力、圧力センサ
     b)変位・位置センサ
     c)速度・加速度センサ
    7)イメージセンサ(CCD、超音波、赤外線等)
    8)ケミカルセンサ(ISFET、QCM)
    9)信号処理、雑音について

   3.医療・ヘルスケアセンサにおける生体計測技術
    1)生体情報の計測
     a)圧力(血圧、生体内圧、体表圧)
     b)流れ(血流、呼吸)
     c)運動と力
     d)体温、サーモグラフィ
     e)生体電磁気量(心電、筋電、脳波)
     f)生体化学量(血液ガス、呼気ガス、尿)
    2)医療・福祉現場における計測
     a)手術ロボットとセンサ
     b)介護・介助ロボットにおけるセンシング
     c)見守りセンサ
    3)感性計測
     a) 人間の五感とその特徴
     b) 五感センサの現状と展望
     b) より高次な感覚とその情報化

   4.MEMSによる医療・ヘルスケアセンサの小型化・高機能化
    1)MEMSとは
    2)身の回りのMEMSデバイス
    3)MEMS構造の作製
    4)マイクロ流路とμTAS
    5)MEMSを用いたヘルスケアセンサの小型化・高機能化事例
     a)光・ひずみ複合MEMSセンサによる近接・接触計測
     b)MEMSセンサを用いた質感の定量化の試み
     c)微細加工QCMを用いた呼気成分計測
     d)静電容量型非接触液体電気特性計測センサ
     e)マイクロカンチレバーを用いた生体タンパク質検知バイオセンサ
     f)Ti微細加工による高生体適合性MEMSデバイス