化学品の市場調査、研究開発の支援、マーケット情報の出版

~ レオメータによる粘弾性測定の実演あり ~
実際の業務に生かせるレオロジーとその測定に関する知識の習得を目的とし、難しい式は一切使わずに説明します!

R&D支援センターセミナー

       開催日時:2017年3月10日(金)10:30~16:30
       会  場:神戸国際ビジネスセンター 北館 4階 C会議室  → 会場へのアクセス 
       参 加 費:49,980円(税込、昼食・資料付)

講 師

 【第1部、第2部】 京都工芸繊維大学 名誉教授 工学博士 高橋雅興 氏
 ◇専門:
  高分子レオロジー
 ◇略歴:
  京都大学大学院工学研究科 博士課程修了
  京都大学工学部 助手、助教授
  京都工芸繊維大学 教授、名誉教授
 ◇活動・歴任:
  日本材料学会理事、日本レオロジー学会理事、高分子学会代議員・関西支部理事
  日本学術会議レオロジー専門委員会委員長、J. Rheology Editorial Board
 ◇受賞:
  日本レオロジー学会 学会賞、有功賞、論文賞
  日本材料学会 論文賞

 【第3部】 スペクトリス㈱ マルバーン事業部 プロダクトスペシャリスト 博士(工学)
   嶺岸明生 氏

 ◇専門:レオロジー、成形加工

定 員

 30名

受講対象・レベル

 ・高分子・食品・化粧品・塗料など、材料の変形や流動が重要な分野の技術者・研究者
 ・レオロジーを業務に生かしたい人、レオメータを活用したい人

趣 旨

 レオロジー(材料の流動・変形の科学)は、測定データを通じて理解するのが最も早道です。測定データをどう読み解くかで、製品の良し悪しの判定や製品開発につながります。本セミナーは、実際の業務に生かせるレオロジーとその測定に関する知識の習得を目的とします。難しい式は一切ありません。
 第1部のデータの見方・考え方では、食品・化粧品・塗料・スラリー・高分子を例としますので、各分野の技術者の方々に大変役立ちます。第2部は、高分子の成形加工の技術者・研究者の方々に直接役立つ内容です。成形法に適した材料の粘弾性がわかります。第3部では粘弾性測定の実際をご覧いただきます。測定についても、実演を見るのが上達の早道です。

プログラム

【第1部】10:30~12:10
「レオロジー測定でわかること」

1.レオロジーの基礎(すべて図示)
  1-1.応力・ひずみ・ひずみ速度
  1-2.流動曲線(応力-ひずみ速度)と粘度
  1-3.粘弾性(貯蔵弾性率G’と損失弾性率G”)
  1-4.測定法の基礎(測定時の注意点、データのまとめ方)

2.測定データの見方・考え方・活かし方
  2-1.食品の例
   2-1-1 種々の餅の弾性率
   2-1-2 ジュース・はちみつ・バターなどの流動曲線
   2-1-3 マヨネーズとケチャップのレオロジーの違い
  2-2.化粧品の例
   2-2-1 クリームの流動曲線とぬり心地
   2-2-2 レオロジーを利用した製品開発例
  2-3.塗料・スラリーの例
   2-3-1 塗料・塗装工程における粘度の変化
   2-3-2 塗料の流動曲線とたれ
   2-3-3 塗料の硬化過程の粘弾性変化
   2-3-4 スラリーの粘弾性・流動曲線と安定性
  2-4.高分子の粘弾性の測定例

【第2部】13:00~14:40
「高分子レオロジーの基礎」

1.高分子の粘弾性
  1-1.粘度:せん断速度・温度・分子量・分子量分布による変化
  1-2.弾性率:時間・ひずみによる変化、緩和弾性率の例
  1-3.粘弾性:周波数・温度・分子量・分子量分布による変化
  1-4.時間-温度換算則(弾性率や粘度の重ね合わせ方)

2.高分子の変形・流動と成形加工
  2-1.弾性と成形加工:ブロー・発泡・射出の成形性と成形不良
  2-2.第1法線応力差とダイスウェルの関係
  2-3.キャビティー内の速度とせん断速度分布:射出成形における配向
  2-4.長鎖分岐と粘弾性:ブロー・発泡成形性との関係

≪質疑応答・名刺交換≫

【第3部】15:00~16:30
「回転型レオメーター キネクサスによる粘度・粘弾性測定のデモ」

1.装置概要
 1-1. 装置構成と各構成部品の主な役割
 1-2. 測定の流れ
 1-3. ジオメトリー(アタッチメント)の種類と特長
 1-4. 測定モード
  1-4-1. ビスコメトリー(回転)の各測定モード
  1-4-2. オシレーション(振動)の各測定モード
 1-5. 未知のサンプルの測定アプローチ

2.ビスコメトリー(回転)測定のデモ
 2-1. 粘度測定
 2-2. 降伏応力測定
 2-3. 粘度の時間/温度依存性測定
 2-4. スリーステップシェア測定(チクソ性)

3.オシレーション(振動)測定のデモ
 3-1. 振幅掃引測定
 3-2. 周波数掃引測定
 3-3. 時間/温度掃引測定(ゲル化、硬化、軟化)

4.測定および測定結果における注意点

≪質疑応答・名刺交換≫