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断熱材の開発動向と断熱性能を簡単に解説する。ナノ粒子断熱材や真空断熱材についても,その熱伝導率を紹介します!

R&D支援センターセミナー

       開催日時:2017年3月8日(水)10:30~16:30
       会  場:大阪産業創造館 5F 研修室E  → 会場へのアクセス 
       参 加 費:49,980円(税込、昼食・資料付)

講 師

 和歌山工業高等専門学校 知能機械工学科 准教授 博士(工学) 大村高弘 氏

《専門》
 熱工学、断熱材の熱伝導率、熱伝達率および比熱測定

《略歴》
 1984年3月 立教大学 理学部 物理学科 卒業
 1984年4月 富士通㈱ 入社
 1987年8月 富士通㈱ 退社
 1987年9月 理学計測㈱【理学電機㈱】入社
 1992年8月 理学計測㈱【理学電機㈱】退社
 1992年9月 ニチアス㈱ 入社
 2003年2月 九州大学大学院総合理工学府環境エネルギー工学専攻博士課程修了。博士(工学)
 2015年3月 ニチアス㈱ 退社
 2015年4月 和歌山工業高等専門学校 知能機械工学科 准教授

《活動等》
 日本熱物性学会 「断熱材の熱物性計測と評価」に関する研究会 オーガナイザー(2015年~)

定 員

 30名

趣 旨

 断熱材の開発動向と断熱性能(熱伝導率)を簡単に紹介します。その後,断熱材の熱伝導率測定方法を紹介し,高温度領域における測定精度の現状について述べます。さらに,測定のコツや注意点について述べます。
 身近な断熱材である発泡スチロールやエアーキャップ(プチプチ)の熱伝導率の意外な特徴を紹介します。また,建築用や工業炉用に使用されている断熱材の熱伝導率,ナノ粒子断熱材や真空断熱材についても,その熱伝導率を紹介します。
 ほとんどデータの無い熱伝達率について,その測定原理と装置,測定結果を示すと共に,断熱材のような多孔質材料が持つ熱伝達率の特徴を示します。
 熱伝導率解析と称して,断熱材の熱伝導率を固体,ふく射,気体の伝熱成分に分離する方法と,真空断熱材の厚さ方向の熱伝導率を推定する方法を紹介します。
 最後に、物体の表面温度測定方法について、簡単に説明させていただきます。これは、数値シミュレーション結果と実測結果を比較する場合に役立ちます。今までの経験から、物体の表面温度測定に誤差があり、計算結果と一致しないことがありました。ちょっとしたテクニックや注意点をお話しするつもりです。

プログラム

1. 近年の断熱材開発状況
 1-1 ナノ粒子断熱材,真空断熱材などの開発状況
 1-2 世界的レベルにおける熱伝導率の測定状況
 1-3 高温度領域における熱伝導率測定状況

2. 熱伝導率および熱伝達率の基礎
 2-1 フーリエの法則
 2-2 熱伝導方程式
 2-3 ニュートンの冷却則
 2-4 熱伝達率
 2-5 ふく射伝熱

3. 熱伝導率の評価方法
 3-1 GHP法
 3-2 周期加熱法
 3-3 熱流計法
 3-4 非定常熱線法
 3-5 HotDisk法
 3-6 短時間加熱による簡易熱特性評価

4. 熱伝導率測定のコツと注意点

5. 熱伝導率解析
 5-1 断熱材の熱伝導率を固体,ふく射,気体に寄与する等価熱伝導率に分離する方法
 5-2 真空断熱材の芯材部分における熱伝導率を推定する方法

6. 断熱材の熱伝達率

7. 物体の表面温度測定における注意点

【質疑応答・名刺交換】