化学品の市場調査、研究開発の支援、マーケット情報の出版

~「自律性」「有能感」「関係性」を充足して技術者の本気を引き出すリーダーシップとは ~
技術者のモチベーションを向上させながら、成果を確実に出すプロジェクトの進め方、「ブレークスループロジェクト」を紹介!

R&D支援センターセミナー

       開催日時:2017年2月28日(火)12:30~16:30
       会  場:江東区産業会館 第1会議室  → 会場へのアクセス 
       参 加 費:49,980円(税込、資料付)

講 師

 ㈱ニューチャーネットワークス 取締役 シニアコンサルタント 福島彰一郎 氏

定 員

 30名

受講対象・レベル

 ・研究開発活動がうまく行かず、結果・成果に結び付かないとお悩みの方
 ・技術者のモチベーション低下に直面している研究開発部門の方
 ・事業成果が出せる技術系ビジネスリーダーを育成したい方
 ・継続的な事業結果を出せる組織体質をつくりたいと考える幹部、管理職の方
 ・研究開発部門以外の経営企画部門、新事業開発部門、設計開発部門、技術営業部門、知財部門
 ・戦略の実行、成果 に責任を持つ幹部、管理職の方
 ・技術開発の取り組み意義について悩んでいる現場技術者の方 など

趣 旨

 毎年、多くの製造業が中期経営計画を立案し実行に移している。グローバル化が進む今日においては、海外市場も視野に含めてチャレンジングな戦略・計画を立案しているケースも多い。しかし、それらの進捗は果たして順調であろうか。もし順調でないとすれば、そこにはひとつの原因が考えられる。それは技術者のモチベーションの低下という問題だ。戦略・計画は論理的には良いが、戦略実行の担い手である肝心の現場がイマイチ活性化していない。地頭は良く基本的に真面目な人材が多いのだが、どうも組織全体となると元気がない。そんな壁にぶつかっている製造業も少なくはないのではないだろうか。

 当セミナーでは、技術者のモチベーションを向上させながら、成果を確実に出すプロジェクトの進め方、「ブレークスループロジェクト」を紹介する。「ブレークスループロジェクト」とは、中長期の視点は重視しつつ、成果やゴールを短く区切り、試行錯誤を繰り返しながら成果を出していく取組みであり、General Electrics社やMotorola社などの大手米国企業も実践している業務改革、新商品開発手法である。「ブレークスループロジェクト」の実践により、次のようなメリットが得られる。

・昨今のグローバル化が進む「絶えず変化する」事業環境下において、市場ニーズや顧客要求の変化に応じ、目標を修正しながら研究開発を進めることができる。
・経営トップのビジョンを各組織の主要なメンバーと共有し、戦略から具体的な行動に落とし込むことができる。
・事業の成果のみでなく、変化に対応できる人材・組織が得られる。
・社員・グループのモチベーションが上がり、組織の一体感が生まれる。
・プロジェクトを通じて独自のノウハウができる。

 また、本講義では併せて、技術者の活性化のためのリーダーシップのポイントと、組織活性化の具体的な進め方について、講義する。コンセプトは「組織の理念・ビジョン・目標と、個人の価値観・キャリアビジョンを重ねることによる『自律性』の欲求の充足」「プロジェクトにおける自己成長や創出した成果への他者からの評価による『有能感』の充足」「プロジェクトというコミュニティの形成による『関係性』の欲求の充足」の3つである。
 

プログラム

1.連続的な成果を通じた人材の意識と組織文化の変革 ~「ブレークスループロジェクト」とは~
 ◦ なぜ大きなプロジェクトは失敗するのか?
 ◦ 「ブレークスループロジェクト」とは
 ◦ 90日間で確実に目標達成するプロジェクトの進め方
 ◦ ブレークスループロジェクトの実施体制
 ◦ ブレークスループロジェクトの具体的な流れ
  ・ステップ1.ブレークスルーゴールの設定
  ・ステップ2.現状分析
  ・ステップ3.アクションのアイデア出し
  ・ステップ4.アクションのアイデアの優先順位付け
  ・ステップ5.ロードマップ
  ・ステップ6.アクションプランと組織体制
 ◦ ブレークスループロジェクトの【スタート-30日】のポイント
  ・初めの1週間で実施すべきこととは
  ・優先順位をつける
  ・行動のレベルアップによるプレッシャーとノイズ
  ・想定外の成功
 ◦ ブレークスループロジェクトの【30日-60日】のポイント
  ・複数のアプローチを試し続けるために
  ・何をほめるか?
 ◦ ブレークスループロジェクトの【60日-90日】のポイント
  ・周囲の巻き込み方
  ・成果を加速させるために
  ・次の目標設定に向けた結果評価のガイドライン
  ・ブレークスループロジェクトの成功要件

2.ブレークスループロジェクト事例紹介
 ◦ 研究開発部門における「ブレークスループロジェクト」の実施・モチベーション管理事例 ~大手素材メーカーR&Dの戦略検討プロジェクト~
 ◦ 技術営業部門における「ブレークスループロジェクト」の実施・モチベーション管理事例 ~中堅医療システムメーカー営業活性化、中堅製造業の海外拠点の活性化など~

3.そもそも働くことのモチベーションはどこから来るか? ~3つの基本欲求「自律性」「関係性」「有能感」の充足~
 ◦ 今、現場技術者のモチベーションを低下させる悪循環が多くの製造業で発生している
 ◦ リーダーは成果に責任をもつ「経営者」という認識をもつ
 ◦ そもそも企業や組織とはなにか?
 ◦ 企業は経済的成果だけなく、それを超えた目的をもつ
 ◦ 成果創出のために組織メンバーの能力・行動を引き出す動機付けが必要
 ◦ 3つの基本欲求「自律性」「関係性」「有能感」とは

4.理念を起点としたリーダーシップとは
 ◦ リーダーは、一貫性をもって組織をリードしていく
 ◦ 理念とは ~技術者は何のために技術を開発するのか?~
 ◦ 戦略やマネジメントにおける理念の位置づけ
 ◦ 理念を軸にしたリーダーシップとは
  ~変革機会の把握力、ビジョン構築力、価値共創、創発力、優先課題の突破力、
 ◦ 加速度力、展開力~
  ・組織の理念・ビジョンと組織メンバーのキャリアビジョンを重ねる対話 ~自律性の欲求の充足~
 ◦ 理念を軸にしたマネジメント事例紹介 ~音響機器メーカー、国内・高利益生産財メーカー~

5.ポジティブ心理学からみたリーダーシップとは
 ◦ ポジティブ心理学とは
 ◦ ポジティブな状態で「脳」は活性化される
 ◦ 適切なストレッチ目標・ビジョンの設定により「フロー状態」をつくる ~自律性の欲求の充足~
 ◦ 人の「心」のつながりとしての業務プロセス
 ◦ プロジェクトという「コミュニティ」を形成する ~関係性の欲求の充足~
 ◦ リーダーは「モチベーション・クリエーターになる」 ~有能感の欲求の充足~

6.理念を軸にした組織活性化の具体的な進め方
 ◦ 理念を軸にした組織活性化の全体像 ~対話による理念浸透~
 ◦ 理念を軸にした組織活性化の基本ステップ
  ・ステップ1.企業エピソードの作成と今後継承すべきDNAの抽出
  ・ステップ2.外部・内部環境分析と今後追加すべきDNAの作成
  ・ステップ3.DNA・理念・ビジョンの再定義
  ・ステップ4.DNA・理念・ビジョンの浸透PJの企画、実施
  ・ステップ5.理念・ビジョン・戦略をベースにした各組織の課題の再設定と「ブレークスルーゴール」の検討
  ・ステップ6.各組織における「ブレークスループロジェクト」の実施
 ◦ 事例: 国内生産財メーカーのグローバル展開における理念を軸にした組織活性化

[質疑応答・名刺交換]