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動的濡れ性制御技術や、撥水性/撥油性表面について、実例を挙げながら分かりやすく解説!

R&D支援センターセミナー

       開催日時:2017年2月20日(月)10:30~16:30
       会  場:商工情報センター(カメリアプラザ) 9F 第2研修室
                → 会場へのアクセス 
       参 加 費:49,980円(税込、昼食・資料付)

講 師

 国立研究開発法人産業技術総合研究所 構造材料研究部門 研究グループ長 博士(工学) 穂積 篤 氏

<専門>
 表面化学、薄膜工学、材料プロセス工学

<学協会等>
 アメリカ化学会、アメリカ接着学会、日本化学会、高分子学会、表面技術協会

定 員

 30名

受講対象・レベル

 ・表面処理(はっ水/はつ油性)に関する研究/技術開発に関わる企業研究者、技術者の方。

習得できる知識

 ・実用基板の表面処理(はっ水/はつ油性)に関する基礎知識。
 ・濡れ性評価の正しい知識。

趣 旨

 これまで、固体表面のはっ水性/はつ油性は、静的な接触角の大小で評価されることが一般的であった。しかし、静的な接触角の値が同じでも、表面状態によって液滴は異なった動的挙動を示す。本セミナーでは、固体表面の濡れ性をいかに制御し、どう評価するかについての基礎知識の修得を目指すとともに、演者らが取り組んでいる動的濡れ性制御技術や、それを利用して作製したはっ水性/はつ油性表面について、実例を挙げながら分かりやすく詳細に解説する。

プログラム

1.はじめに
  1-1.Youngの式(濡れの基本式)
  1-2.CassieとWenzelの式(凹凸表面、複合表面における濡れ)
  1-3.CassieとWenzelの式は本当に正しいのか?
  1-4.既存理論を否定する研究事例
  1-5.3相接触線の重要性
  1-6.静的接触角について

2.動的濡れ性について
  2-1.動的濡れ性とは?
  2-2.動的濡れ性制御の重要性
  2-3.動的接触角と測定方法
  2-4.接触角ヒステリシスとは?
  2-5.接触角ヒステリシス制御に関する過去の研究
  2-6.接触角ヒステリシスを抑制するためのコンセプト
  2-7.接触角ヒステリシスと滑落性の関係

3.最近の超はっ水/超はつ油処理の研究動向
  3-1.超はっ水処理の最近の研究動
  3-2.超はつ油処理の最近の研究動向

4.有機フッ素化合物を利用しない新しい表面処理
  4-1.特殊構造有機シラン単分子を利用した表面処理
  4-2.PDMSポリマーブラシを利用した表面処理
  4-3.有機/無機ハイブリッド皮膜を利用したコーティング技術
  4-4.耐熱性に優れたはつ油性皮膜
  4-5.温度応答型オルガノゲル
  4-6.現在の開発状況と今後の課題

5. 質疑応答