R&D支援センターセミナー
開催日時:2017年1月30日(月)12:30~16:30
会 場:江東区産業会館 第2会議室 → 会場へのアクセス
参 加 費:49,980円(税込、資料付)
講 師
アクシス㈱ 代表取締役 野辺善仁 氏
<略歴など>
1989年 マブチモーター㈱ 入社 製品開発、海外新工場の立上げ業務
2004年より現職
山形大学大学院 理工学研究科 博士後期課程 バイオ工学専攻 在籍
「撹拌・混合技術とトラブル対策」共著
「気泡・ボイドの発生メカニズムと未然防止・除去技術」共著
定 員
30名
習得できる知識
高粘度流体の撹拌混合技術
脱泡技術
趣 旨
一般的に撹拌翼を用いる撹拌は界面からの気泡の巻込みやキャビテーションにより気泡が液中に混入し品質に悪影響を及ぼすことがあります。更に高粘度流体やゲル状のものは、撹拌も難しく脱泡は困難です。研究開発や生産現場で高粘度流体の撹拌で困っておられる方が、トラブル解決の糸口になるよういくつかの事例を動画や実物を紹介しながら専門外の方でも分かり易く解説致します。また、脱泡技術については、従来のテクニックを含め、撹拌翼を持たない自転公転式の撹拌脱泡のメカニズムや翼が回転しないスタティックミキサーの活用事例など解説していきます。
プログラム
1-1.高粘度とは 粘度 粘度の測定
1-2.流体の分類 ニュートン流体 非ニュートン流体
1-3.層流 乱流 撹拌レイノルズ数 撹拌所要動力特性
2.撹拌技術の基礎
2-1.代表的な撹拌翼(低粘度、高粘度) 撹拌槽
2-2.未撹拌領域について ドーナツリング(IMR)フローパターン
2-3.邪魔板(バッフル)、界面の窪み、気泡の巻込み
2-4.キャビテーション、ワイセンベルク効果、カバーン
2-5.撹拌動力特性の測定、可視化実験のテクニック
3.撹拌時の気泡混入の要因と対策
3-1.気泡が入ってしまったものを脱泡する技術
3-2.静値、減圧脱泡、遠心脱泡、振動脱泡
3-3.ストークスの式と脱泡
4.混ぜる時に気泡が入らない様に工夫する技術
4-1.粘度差 比重差 液温について
4-2.自転公転式撹拌、スタティックミキサー、手撹拌
4-3.液送、液面、液深、脈流、連続式脱泡装置
5.その他の撹拌、脱泡技術、気泡を抑える技術
自転公転式撹拌、スタティックミキサー
【名刺交換・質疑応答】