* 本セミナーは開催済みです。再開催のご要望があれば、お知らせください。
CMCリサーチセミナー
開催日時:2017年2月13日(月)10:30~16:30
会 場:『ちよだプラットフォームスクウェア』 503会議室 → 会場へのアクセス
〒101-0054 東京都千代田区神田錦町3-21
参 加 費:49,000円(税込) ※ 昼食、資料代含
* メルマガ登録者は 44,000円(税込)
* アカデミック価格は 35,000円(税込)
パンフレット
★ アカデミック価格:学校教育法にて規定された国、地方公共団体、および学校法人格を有する大学、大学院の教員、学生に限ります。
★ 2名同時申込で両名とも会員登録をしていただいた場合2人目は無料です。
講 師
佐野 康 氏 / ㈱エスピーソリューション 代表取締役
【講師経歴】
1976年国立鈴鹿工業高等専門学校金属工学科卒業、輸入商社において導電性接着剤である銀エポキシ、ポリイミドペースト等の営業職を経た後、1990年よりスクリーン製版メーカー(東京プロセスサービス)にて技術営業職、1994年より印刷機メーカー(マイクロ・テック)にて印刷プロセス技術担当、2000年10月㈱エスピーソリューションを設立、技術コンサルティング業務を開始。以来、PDP、セラミック部品、FPC、プリンテッドエレクトロニクス、グラフィック・加飾印刷等の分野に於いて約20社の印刷加工メーカーやペーストメーカー等に対し技術支援を行ってきた。
2007年から2015年までは、アサダメッシュ㈱の技術顧問として高品質スクリーン印刷技術の標準化及び普及活動を行ってきた。現在、スクリーン印刷の装置・印刷加工メーカーの顧問として技術サポートをしている。
【活動内容】
日本印刷学会E&S研究会委員
著書:「知っておきたいスクリーン印刷とエレクトロニクス」2010年1月 印刷学会出版部
「プリンテッドエレクトロニクス スクリーン印刷による安定生産」2011年3月 印刷学会出版部
セミナーの趣旨
スクリーン印刷は、60年以上の長きにわたり利用されてきたにも関わらず、未だに管理が困難で職人技が必要だと思われています。そろそろ考え方を変えて、スクリーン印刷自体が管理困難だったのではなく、今までの管理手法が間違っていたと認識を新たにすべきです。
スクリーン印刷にも理論があります。印刷されるインキ、ペーストの身になってプロセスを考える「ペーストプロセス理論」です。この理論は、私が長年にわたり仮説と検証を繰り返し実用性がある考え方として確立し、多くの印刷現場で実証を行なってきたものです。エレクトロニクス分野のみならず、グラフィック、加飾、捺染などの分野で、高品質スクリーン印刷を量産技術として実践する目的であれば、すべてに通用する考え方です。
スクリーン印刷に対するこれまでの先入観を捨て、素直な考えで実践いただければこの理論の正しさが理解していただけると思います。本講演では、スクリーン印刷の原理やメカニズムおよび要素技術について説明し、インキ・ペーストの粘性・弾性や濡れ性と印刷性能の相関を理解することで高品質印刷プロセスが高度に適正化できることを分りやすく解説します。さらに、最新のエレクトロニクスや高精細・高品位加飾印刷での具体的な応用例と実践方法についても解説します。
セミナー対象者
① エレクトロニクスのプロセス技術者、 上級管理者
② グラフィック、加飾印刷関連の技術者、上級管理者
③ インク、ペーストメーカーの技術者、上級管理者
セミナーで得られる知識
① スクリーン印刷のプロセス管理のための明確な理論、
② スキージ品質と研磨、面取り仕上げの重要性、
③ インキ、ペーストの印刷性能の評価手法、
④ スクリーン版の製造工程と品質、 仕様の重要性、
⑤ スクリーン印刷のプロセス技術としての安定性と適正化手法、
⑥ スクリーン印刷の具体的な応用分野
プログラム
※ 適宜休憩が入ります。
1. スクリーン印刷とは
2.「ペーストプロセス理論」の考え方の基本
3.「オフコンタクト印刷」と「コンタクト印刷」の大きな違い
4.スクリーン印刷の4つのメカニズムの理解
5.スキージとスクリーン印刷装置
6. 4つの印刷条件の適正化
7.スクリーン版とスクリーンメッシュ
8.インキ・ペーストの印刷性能
9.高品質スクリーン印刷プロセス実践のための具体的な 対策手法
10.スクリーン印刷8つの適用工法
11.先進の高品質スクリーン印刷の応用例