化学品の市場調査、研究開発の支援、マーケット情報の出版

- 基礎から『第四世代ポリマーアロイ』の技術確立の動向まで -

S&T出版セミナー

       開催日時:2016年12月2日(金)10:30~16:30
       会  場:高橋ビルヂング(東宝土地㈱) 会議室
            東京都千代田区神田神保町3-2   → 会場へのアクセス 
       受 講 料:49,800円(税込) ※ 昼食・資料代を含む

講 師

今井昭夫 氏 / 高分子学会 フェロー, 元 関西ゴム技術研修所 特定科目講師
 
<講師略歴>
所属
 高分子学会 フェロー, 元 関西ゴム技術研修所 特定科目講師 / 北海道大学大学院 工学研究院 非常勤講師 / 甲南大学 理工学部 非常勤講師

略歴
1973年~ 住友化学㈱にて合成樹脂・ゴム材料の開発研究に従事
      同社 理事・石油化学品研究所長 兼 樹脂開発センター所長を経て、
2011年  日本エイアンドエル㈱ 代表取締役社長 兼 新製品開発グループ 統括取締役に就任
2015年  同社退社。独自に高分子材料関連技術の指導、並びに 民間企業の研究開発運営・技術経営の指導・支援を主体とするコンサルタント業務を継続中。 

セミナーの趣旨

 高分子材料の改良・開発工業化において、異種高分子材料の混合・複合化は通常の手段となっている。1980年代以降各種のポリマーアロイが開発され、2010年代に入って新世代(第四世代)ポリマーアロイの実用化が始まっており、関連技術も広範囲に及び複雑化してきたため、新たにポリマーアロイの開発を担当する若手技術者にとっては、技術分野の全体像が見え難くなっている。本講座では、ポリマーアロイ設計の考え方の基礎から説き明かし、40年間余の技術進展の経過を辿りながら、現実的な相容化剤の選定・設計方法についても解説し、更に、最近の「第四世代ポリマーアロイ」技術の動向について解説する。将来に向けた資源材料に関わる技術課題にも触れることにより、現実の材料設計に役立つ知識と考え方を身につけることを目的とする。

プログラム

1. 混合について ― 混ぜる、混ざる、溶け合う

2. ポリマーブレンド/ポリマーアロイとは?・・・相溶性と相容性

3. ポリマーアロイのモルフォロジーとは?
 3.1 ミクロ分散とナノ分散、分散粒径を決定する要因
 3.2 ポリマーアロイ設計におけるトップダウン戦略とボトムアップ戦略
 3.3 樹脂の耐衝撃強度に対する分散粒径と粒径分布の影響
 3.4 ポリマーアロイのモルフォロジーの測定・観察
 3.5 ポリマーアロイのモルフォロジーと動的粘弾性の温度依存性

4. 相容化剤の種類と活用事例
 4.1 相容化の考え方と相容化剤の利用
 4.2 相容化の機構・・・分子論・熱力学的解析事例
 4.3 ゴム工業における相容化剤の利用例
 4.4 「最適」相容化剤の分子設計

5. 工業化されたポリマーアロイ材料開発の歴史
 5.1 第一世代ポリマーアロイと第二世代ポリマーアロイ

6. リアクティブプロセッシング
 6.1 リアクティブプロセッシングの特徴と第三世代ポリマーアロイ
 6.2 リアクティブプロセッシングのプロセス解析
 6.3 耐衝撃強度/耐熱性/耐薬品性の同時改良樹脂材料の設計

7. ポリマーアロイ技術を応用した樹脂ゴム特性改良
 7.1 樹脂ゴム材料 表面外観特性の改良
 7.2 ブリード・ブルーム改良技術への応用

8. 最近の「第四世代ポリマーアロイ」技術の動向と将来的技術課題
 8.1 高せん断によるナノモルフォロジーの制御
 8.2 植物由来樹脂への応用
 8.3 ナノレベルのモルフォロジー・物性粘弾性解析手法の進歩
 8.4 新規な相溶性ポリマーの開発
 8.5 新規リアルブロック共重合体の合成技術の進歩

9. Q&A、個別案件のコンサルテーション
 

学べる事

 将来的に有望な材料・製品の企画・開発に際して、市場の動向を見据えながら、求められる性能・機能を示す高分子材料を迅速に実現するための考え方を提供する。