化学品の市場調査、研究開発の支援、マーケット情報の出版

S&T出版セミナー

       開催日時:2016年11月21日(月)12:30~16:30
       会  場:高橋ビルヂング(東宝土地(株)) 会議室
            東京都千代田区神田神保町3-2   → 会場へのアクセス 
       受 講 料:49,800円(税込) ※ 資料代を含む

プログラム

第1部 12:30~14:00
電子レンジ用包装材料に関する国内外の法規制最新動向
西 秀樹 氏
日本包装專士会 顧問(元会長)

<講師略歴>
所属 日本包装専士会 顧問

略歴
 ・元 東罐興業㈱
 ・元 三菱化学㈱
 ・元 日本包装専士会 会長
 ・日本包装技術協会 包装管理士講座 講師
 ・ポリオレフィン等衛生協議会 加工部会前主査(元樹脂部会:三菱化学)


 電子レンジ対応容器包装は、急速に製品開発が進んでいるが、高温における衛生安全性の確保が大きな課題である。日本の食品衛生法における電子レンジ対応規格は、ガラス・陶磁器のみであり、プラスチックの研究班の改正原案はレトルト想定留まり(121℃)となっている。又、原料樹脂のPL化は、2017年春頃に自主管理ガイドラインが通知され、法制化は2020年の東京五輪頃と予測されている。
 一方、欧米は既に電子レンジ対応の法規制を制定しており、中国、インド、オセアニア、湾岸諸国等はEU規格を採用し、EUが略世界標準に定着したと言える。
企業としてはこれらの法規制動向を充分に把握し、メーカー間協定により確実な対応が重要である。本講では、電子レンジ用包装材料法規制の最新情報、食品安全委員会におけるシリコーンの審議事例、プラスチックの高温特性及び企業のリスク管理の進め方をご紹介する。

1. 初めにー包装を取り巻く環境―

2. 食品包装材料の種類と使用割合

3. 日本の法規制類と電子レンジ用包装材料
  :日本の規制の仕組み:食品衛生法と業界自主基準、欧米との比較と日本の課題
  :食品衛生法改正原案と電子レンジの位置付け
  :厚生労働省のPL制度化進捗状況と企業の留意点

4. EUの法規制と電子レンジ用包装材料:ガイドラインにおける高温領域規制

5. 米国の法規制と電子レンジ用包装材料:高温領域規制

6. 中国・オセアニア及びその他の国の最新動向

7. 国内外の電子レンジ包装材料法規制の最新動向のまとめ

8. 行政と業界団体の関連情報
  :食品安全委員会におけるシリコーンゴムの高温溶出に関する審議事例
  :火災事故例、JIS S 2029:2002、昇温実験事例、プラスチックの高温特性等
9. 企業におけるリスク管理の進め方と留意点
 

 


第2部 14:15~15:15
蒸気エネルギーを有効利用する電子レンジ対応包材の開発動向と採用例及び今後の展開
平田達也 氏
㈱メイワパックス 野田技術開発課 課長代理 技術士、包装専士

<講師略歴>
所属 ㈱メイワパックス 野田技術開発課 課長代理 技術士、包装専士

略歴
【著作】
 ・掲載誌名(年巻号):包装技術(2013年6月号)
 ・月刊コロンブス(2013年11月号)
 ・ポリオレフィン時報(2013年9月27日)
 ・ジャパンフードサイエンス(2014年10月号)
 ・軟衛協会報Vol.84(2015年下期号)

【TV出演】
 ・テレビ東京ワールドビジネスサテライト(2014年3月18日、同年12月24日、2015年5月6日)、
 ・す・またんZIP(2015年1月12日)


 近年、電子レンジ対応パウチを用いた冷凍食品が増えているが、その開発において「加熱ムラ」対策に苦心されているメーカーは多い。 加熱ムラ対策としては食材の形状や充填レイアウトの工夫が挙げられるが、電子レンジの個体差や使用環境等による、仕上がりのバラつきを完全に防ぐことは難しい。
 この問題を軽減させるには、マイクロ波以外の熱源を利用する事も重要である。今回、圧力鍋のように高温高圧蒸気を有効利用した電子レンジ対応パウチ「レンジでポンスリットタイプ」を例に開発動向、採用事例、今後の展開について説明する。

1. 会社紹介
 1-1 メイワパックス会社概要
 1-2 メイワパックスでの製造工程
 1-3 国内工場所在地
 1-4 メイワパックスグループについて
 1-5 メイワパックスネットワーク

2. 電子レンジ対応袋
 2-1 電子レンジ対応袋とは
 2-2 電子レンジ対応袋の種類
 2-3 電子レンジ対応袋まとめ

3. 次世代型電子レンジ対応袋‐温めから調理へ‐
 3-1 電子レンジの登場
 3-2 今売れている電子レンジグッズ
 3-3 次世代型電子レンジ対応袋の考え
 3-4 電子レンジで高温・高圧調理ができると?
 3-5 袋に圧力鍋の機能を持たせるには
 3-6 レンジでポンスリットタイプ
 3-7 スリットタイプの蒸気抜き
 3-8 スリットタイプの物性評価
 3-9 試験サンプルを用いた加熱時間比較
 3-10 スリットタイプによる効果

4. 電子レンジ対応袋の課題、未来像
 4-1 食品メーカーの課題
 4-2 包材メーカーの課題
 4-3 消費者の課題
 4-4 電子レンジ対応食品の未来像

5. 商品採用事例
 5-1 採用事例紹介

【質疑応答 名刺交換】
 

 


第3部 15:30~16:30
電子レンジ対応包材の技術動向及び物性・機能性と製品化事例
葛良忠彦 氏
包装科学研究所 主席研究員

<講師略歴>
所属 包装科学研究所 主席研究員

略歴

学歴・職歴
1965年 3月 京都大学工学部高分子化学科 卒業
1971年 3月 京都大学大学院工学研究科高分子化学専攻 博士課程 修了
同 年 4月 東洋製罐㈱入社 東洋製罐グループ綜合研究所 第3研究室 勤務
1983年 12月 McGill大学(カナダ)化学工学科 Prof. Kamal研究室
       研究員(Post Doctral Fellow)(1年間)
1989年 7月 東洋製罐グループ綜合研究所 調査企画室 室長
2003年 4月 東洋製罐㈱ 定年退職
2004年 5月 包装科学研究所 主席研究員

研究歴
 オレフィン系コポリマー結晶の不完全性に関する研究(工学博士論文)
 プラスチック材料の気体・水蒸気透過に関する研究
 プラスチック包装・容器の成形加工

専門分野
 高分子結晶
 プラスチック材料の成形加工

関連学協会
 プラスチック成形加工学会 評議員
 日本包装学会 評議員、学会賞選考委員
 SPE(Society of Plastics Engineers)日本支部 理事
 日本合成樹脂技術協会 理事

著書
 新しい包装材料(高分子学会)
 わかりやすい実践ブロー成形(工業調査会)
 プラスチック包装容器の科学(日本包装学会)
 ハイバリヤー性包装材料の製法と設計・加工技術および用途展開(技術情報協会)分筆
 機能性包装の基礎と実践(日刊工業新聞社)
 PET樹脂のフィルム特性およびPETボトル製造法・適用例(情報機構)


 現在、調理食品は、電子レンジで加熱して供されるタイプが主流となっている。調理食品の中で、1食分の主菜や副食などがセットされたタイプのものは、レディーミール(ready meal)とも呼ばれている。本講演では、電子レンジ加熱タイプの調理食品の各種包装技法とそれらの包装技法に適用されている包材と電子レンジ対応の各種機構、各種開発商品例について述べる。

1. 電子レンジ食品(レディーミール)の歴史的背景
 1-1 TVディナー
 1-2 デュアルオーブナブルトレイ
 1-3 第1次電子レンジ食品ブームの製品

2. 電子レンジ食品の包装技法
 2-1 冷凍食品包装技法
 2-2 クックチル技法
 2-3 無菌化包装技法
 2-4 無菌包装技法
 2-5 レトルト包装技法
 2-6 脱酸素剤封入包装技法
 2-7 アクティブバリア包装技法

3. 電子レンジ対応食品用包装材料
 3-1 包材の電子レンジ適性
 3-2 包材の電子レンジ・オーブン適性
 3-3 電子レンジ加熱対応自動蒸気排出パウチ

4. 各種ガスバリアフィルム包材
 4-1 共押出バリアフィルム
 4-2 ナノコンポジット樹脂コートフィルム
 4-3 透明蒸着フィルム

5. 電子レンジ食品の商品例
 5-1 欧州のレディーミール
 5-2 冷凍タイプの商品例
 5-3 チルド販売タイプの商品例
 5-4 常温販売タイプの商品例
 5-5 ロングライフ惣菜

6. アクティブバリア包装

【質疑応答・名刺交換】