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銅の基本的な特性は? どのような銅合金があるのか? どのように材料の性能を引き出すのか?

R&D支援センターセミナー

       開催日時:2016年11月8日(火)10:30~16:00
       会  場:ドーンセンター 4F 大会議室3  → 会場へのアクセス 
       参 加 費:49,980円(税込、昼食・資料付)

講 師

東北大学 金属材料研究所 附属 産学官広域連携センター 特任准教授 博士(工学)
 千星 聡 氏

<ご専門>材料工学、金属組織学

<学協会>日本金属学会、日本銅学会、日本鉄鋼協会

定 員

 30名

受講対象・レベル

 ・金属工学、特に銅および銅合金の基礎を学びたい方
 ・金属材料、特に銅および銅合金を取り扱う必要がある技術者
 ・金属材料、特に銅および銅合金から構成される機能性素子、構造体(自動車用配線部品,電気・電子機器,熱交換器など)を扱う技術者

習得できる知識

 ・金属工学の基礎知識
 ・銅および銅合金の基本的な性質および特性
 ・適切な材料選択や開発指針を行うためのアプローチ法

趣 旨

 金属は私たちにとって身近な素材ですが、金属そのものを勉強する機会はこれまでにあまり多くありませんでした。本セミナーでは、あらためて金属を見つめなおすことで、技術者の皆様に材料に関する知見を広げて、今後の技術開発に役立ててもらうことを期待したものです。
 数ある金属の中で今回クローズアップするのは「銅」です。銅は優れた耐食性、高い電気伝導性と熱伝導性、そして良好な加工性などを有しています。このため、古くから鋳造材として装飾品や貨幣、工具などの道具に使用され、人類の発展にとって鉄と並び称される馴染み深い金属です。昨今では配線材料や熱伝導材料として先端機器には必要不可欠な材料であり、今後も益々の用途は拡大していくことが予想されます。多種多様な用途や要求性能に呼応するためには、銅および銅合金の性質をよく理解し、適切に材料選択をしたり処理したり、時には合金開発をすることが求められます。では、銅の基本的な特性は? どのような銅合金があるのか? どのように材料の性能を引き出すのか? 本セミナーでは、銅および各種銅合金の機械的、物理的、化学的特性と、特性発現のメカニズムに関する学理を説明します。また、様々な銅合金の用途開発事例を紹介していきながら、材料設計へのアプローチを解説します。

プログラム

1.金属材料の基礎 ~銅を知る前に金属を知る~
  1-1.金属材料の発展と金属学の曙
  1-2.金属組織学の基本的事項
    ・結晶構造、
    ・ナノ・ミクロ組織(空孔、転位、粒界、介在物、第二相など)
    ・相変態および析出
    ・回復
    ・再結晶
    ・粒成長など
  1-3.金属組織と材料特性
  1-4.状態図の見方、考え方

2.銅・銅合金の基礎
  2-1.身の回りの銅・銅合金
  2-2.銅の製錬
  2-3.銅・銅合金の基本的性質
    2-3-1.物理的特性
    2-3-2.化学的特性
    2-3-3.機械的特性、加工性
    2-3-4.表面機能

3.銅合金の仕組みと応用
  3-1.銅合金の分類
  3-2.固溶強化型銅合金(黄銅、青銅、洋白など)
  3-3.時効硬化型銅合金 ~銅合金の熱処理~
  3-4.各種銅合金の利用
  3-5.銅にまつわる最近のトピックス

その他
・ビデオ「生きている金属」(~20 min)