化学品の市場調査、研究開発の支援、マーケット情報の出版

エヌ・ティー・エスセミナー

       開催日時:2016年11月29日(火)13:00~17:00
       会  場:乳業会館 3F 会議室
            〒102-0073 東京都千代田区九段北1丁目14-19
            

       受講料:43,200円(税込)/1人 ※ 資料を含む

セミナーの趣旨

 ★ 2020年完全自動運転自動車の導入に向け、自動車メーカはじめ異業種のIT業界も巻き込んで、その開発競争が過熱しています。その一方で、自動運転による事故の責任は誰がどの程度負うのか、法的インフラ面が技術に追いついていないのが現状です。
 ★ 本セミナーでは、自動運転車に関わる技術の現状と研究課題、また法的インフラ面の方向性、さらに損保会社の対応について各立場から現状と今後についてご講演いただきます。
 ★ 対象:自動車メーカ始めに自動車産業に関わる部品・部材メーカの研究企画マネージャー及び担当者、商品企画・マーケティング担当者、ディーラにおける営業担当者等自動車産業動向に興味のある方全て。

プログラム概要

第1講 自動運転車開発の現状と技術的課題
古川 修(芝浦工業大学)

<講師プロフィール>
東京大学大学院 工学系研究科 舶用機械工学専門課程 博士課程単位取得退学。
㈱本田技術研究所で「舵角応動型4輪操舵」、「自律検知型自動運転」、「2足歩行ロボット」、「先進運転支援システム」、「インフラ連携自動運転」などの革新技術システムの研究開発プロジェクトリーダーを歴任。
2002年 芝浦工業大学 教授。
国交省「先進安全自動車推進検討会」、「オートパイロットシステムに関する検討会」などのメンバーを歴任。ISO/TC204/WG14の国際コンビーナ(議長)として運転支援システムの国際標準化を推進。
「全国発明表彰」で内閣総理大臣賞など受賞多数。

第2講 自動運転における国内外の法整備の状況とその課題
中山幸二(明治大学)

<講師プロフィール>
早稲田大学法学部卒・同大学院法学研究科単位取得満期退学。
神奈川大学法学部・専任講師・助教授・教授を経て、2003年より明治大学法学部教授、2004年より法科大学院教授(現在に至る)。
ドイツ・ケルン大学・手続法研究所客員研究員。
日本民事訴訟法学会理事、仲裁ADR法学会理事を歴任。
自動車製造物責任相談センター・審査委員会副委員長
日本学術会議「車の自動運転検討小委員会」委員

第3講 自動運転中の事故における損保の対応
石尾暢久(損害保険ジャパン日本興亜㈱)

<講師プロフィール>
2004年 ㈱損害保険ジャパン(現:損害保険ジャパン日本興亜㈱)に入社。
自動車保険の損害調査・保険金サービス部門を経て、2014年よりリテール商品業務部に在籍。
安全運転支援サービス(スマイリングロード・ポータブルスマイリングロード)や自動運転専用保険など、自動車保険の商品・サービスの開発全般に携わる。

プログラム


● 時 間 13:00~14:30
● 演 題
第1講 自動運転車開発の現状と技術的課題
● 講 師 芝浦工業大学 特任教授 古川 修 
● 内 容
 自動運転車の自動化レベルに応じた実用化の現状と課題を様々な技術的な観点から論じる。
 まず、自動運転車の開発の歴史的な変遷と社会的なニーズを背景として紹介する。
 そのうえで、自動運転車の各機能に応じた必要とされる要素技術とその難易度について、すでに実用化されている各種の運転支援システムと比較しながら述べる。
 最近の国内外の自動運転の開発現状を紹介し、実用化のための技術課題を抽出し、その解決の方向性について提言する。

1.自動運転車の開発の背景

2.自動運転車開発プロジェクトの歴史変遷

3.自動運転車の自動化レベルと技術分類

4.自動運転車実現のための要素技術と運転支援システムとの関連

5.自動運転車開発の現状

6.自動運転車の実用化のための技術課題


<休憩14:30~14:45>


● 時 間 14:45~15:45
● 演 題
第2講 自動運転における国内外の法整備の状況とその課題
● 講 師 明治大学法科大学院 教授 中山幸二 
● 内 容
 官民ITS構想やSIPの国家戦略として、自動運転の開発が加速化し、公道での実証実験と市場化が現実化しつつある。これを支えるべき法整備や法的側面の検討は遅れがちであったが、現在、急ピッチで進められている。
 本セミナーでは、自動運転をめぐる法整備の現状と課題、交通事故が起きた場合の法的責任のあり方について、検討する。

1.道路交通条約(ジュネーヴ条約・ウィーン条約)の改正の動向

2.道路と交通に関する法規制の変容

3.交通事故に関する法的責任(刑事責任・民事責任)の変容

4.自動車損害賠償保障法の射程(レベル3・レベル4への適用可能性)

5.製造物責任の射程(「欠陥」の証明と「通常有すべき安全性」の意義)


● 時 間 15:50~16:50
● 演 題
第3講 自動運転中の事故における損保の対応
● 講 師 損害保険ジャパン日本興亜㈱ リテール商品業務部 商品企画グループ 石尾暢久 
● 内 容
 被害者救済が十分考慮された自動車保険の存在は、自動車普及に欠かせなかったと考える。
 また、2016年5月に警察庁が公表した「自動走行システムに関する公道実証実験のためのガイドライン」でも「適切な賠償能力の確保」が求められており、自動運転普及のためにも自動車保険が果たす役割は大きい。
 本セミナーでは、事故時に運転手が負担する賠償責任について、現行の自賠責保険と自動車保険(任意保険)の役割を確認しながら、損害保険会社が行う実務を紹介する。
 また、自動運転の責任問題については検討が始まったばかりであるが、実務がどのように変わって行くかを考察する。

1.事故発生時の損害保険会社の対応

2.自賠責保険と自動車保険(任意保険)の違い

3.自動運転中に事故が発生した場合の対応

4.自動運転専用保険(実証実験向けオーダーメイド型)

17:00 終了