化学品の市場調査、研究開発の支援、マーケット情報の出版

スライド資料とは別に「破面解析写真集」(講師:西田新一著)を参加された方全員に1冊ずつ配布いたします!

R&D支援センターセミナー

       開催日時:2016年9月28日(水)10:30~16:30
       会  場:江東区産業会館 第2会議室  → 会場へのアクセス 
       参 加 費:49,980円(税込、昼食・資料付)

講 師

佐賀大学 名誉教授 技術コンサルタント 工学博士 西田新一 氏

【略歴・活動など】
 1970年3月:九州大学大学院工学研究科機械工学専攻博士課程単位取得の上退学(修了)
 1970年4月:新日鐵㈱、現 新日鐵・住金㈱、入社、八幡技術研究所配属
 1974年2月:同上、研究員
 1979年6月:同社、中央研究本部主任研究員
 1991年3月:佐賀大学へ転籍のために、同社退職(現、主幹研究員待遇)、
 1991年4月:佐賀大学理工学部機械システム工学科 教授、金属疲労、破損解析、寿命予測、軽量化技術、金属系複合材料、耐疲労・耐緩み防止ねじの開発、疲労強度向上等の研究に従事、
 2007年3月:佐賀大学停年退官、同4月:同上、名誉教授 現在、著作活動の傍ら、ねじに関し取得している特許証の実用化、企業の技術コンサルタント等、に従事。

定 員

 30名

趣 旨

 製造・販売した、あるいは使用中の機器部材の一つの不具合によっては、会社の存立そのものが危うくなる場合も起こり得る。また、会社のブランドが大きく傷つけられる恐れもあり、絶対に避けなければならない。それ程までに製品の品質保証等に、安全性・信頼性が求められる時代になっている。かかる場合、不具合の原因を解析し、論理的な対策を施すのが最良の方法であろう。そのためには、破損部材の観察は欠かせない。すなわち、フラクトグラフィーは、最も重要な項目の一つとなっている。
 周知のごとく、破損事故の90%以上は、直接・間接的に「疲労」に起因すると言われているが、今なお「疲労」による破損事故は無くなってはいない。その理由として、疲労破損事故は、稼働後数年以上経過してから発生する場合が多いこと、現在のように計算技術が発達し、マクロ的解析には極めて有用ではあるが、疲労はミクロ的現象に起因し、関与する要因が多く、学際的知識を要すること、過去の技術の継承がスムースに行われていないこと、等を挙げることができよう。
 本講習会では、破損の事例をいくつか紹介しつつ、それらの解析を通じて、どのように設計に反映すべきか等を、習得できるように丁寧に解説いたします。

プログラム

1.設計の基盤と破損の統計的解析結果
 (1) 設計の基盤
 (2) 破損の定義
 (3) 破損事故の発生条件
 (4) 破損事故の統計的解析
 (5) 破損発生による損失
 (6) 破損に関与する因子 

2.破損の解析手法
 (1) 工学的手法と解析項目
 (2) 破面の見方と試料の切断
 (3) 腐食生成物(錆)の除去方法
 (4) 錆発生による溶損と破面の変化

3.種々の破面のフラクトグラフィー
 (1) 延性破面
 (2) ぜい性破面
 (3) 疲労破面、
 (4) 遅れ破壊
 (5) 応力腐食割れ
 (6) 焼割れ、
 (7) クリープ破面
 (8) 転がり疲労破面
 (9) 液体金属割れ、
 (10 )二次加工割れ
 (11) その他の割れ

4.破損事故例とフラクトグラフィーの応用
 (1) 溶接部からの破損事例解析と対策
 (2) 軸の破損事例解析と対策
 (3) バルブの破損事例解析と対策
 (4) 各種ボルトの破損事例解析と対策
 (5) 質問に答える

5.まとめ(破損解析をベースに提言)

【質疑応答・名刺交換】