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S&T出版セミナー

       開催日時:2016年8月23日(火)13:00~16:30
       会  場:高橋ビルヂング(東宝土地(株)) 会議室
            東京都千代田区神田神保町3-2   → 会場へのアクセス 
       参 加 費:43,200円(税込) ※ 資料代を含む

講 師

竹市 力 氏 / 豊橋技術科学大学 名誉教授・シニア研究員
 
【略歴等】
 工学博士(東京大学)

 研究内容:高分子材料化学、特にポリイミドやポリベンゾオキサジンなどの高性能芳香族系高分子の高性能化、高機能化に向けた分子設計と材料設計

 活動:ヨーロッパポリイミド会議(STEPI)組織委員
     日中ポリイミド会議 運営委員
     Baekeland 国際会議 運営委員

 受賞:高分子学会 高分子科学功績賞2014年
     合成樹脂工業協会 学術賞2012年
     愛知環境賞2011年
 

セミナーの趣旨

 環状モノマーの開環重合で得られる新規なフェノール樹脂ポリベンゾオキサジンは、従来のフェノール樹脂の特性に加え、優れた寸法安定性、低吸水性、低表面自由エネルギーなど多くの特徴を有する。分子設計の自由度が高く、耐熱性と強靭性を併せ持つ柔軟なフィルムも作製できる。本講演では、ポリベンゾオキサジンの基礎および多様な分子設計・材料設計をベースにした高機能化を紹介し、豊かな可能性と残された課題について述べる。
 

プログラム詳細

1. ポリベンゾオキサジンの基礎
 1.1 環状モノマー、ベンゾオキサジン、の合成と開環重合
 1.2 硬化物ポリベンゾオキサジンの特徴と用途

2. 新規モノマーの分子設計
 2.1 強靭化に向けた分子設計
 2.2 耐熱性向上に向けた分子設計
 2.3 架橋性官能基の導入
 2.4 液晶性ベンゾオキサジンの分子設計

3. 高分子量ベンゾオキサジンの分子設計
 3.1 オキサジン環形成による高分子量化
 3.2 高分子量ベンゾオキサジンからの硬化物の特徴
 3.3 オキサジン環含有モノマーの重合による高分子量化

4. ポリマーアロイ
 4.1 ポリイミドとのアロイ化
 4.2 液状ゴムとのアロイ化
 4.3 ポリウレタンとのアロイ化

5. ポリベンゾオキサジンのフェノール性水酸基の反応
 5.1 エポキシとの反応
 5.2 ビスマレイミドとの反応
 5.3 酸無水物との反応

6. 有機-無機ハイブリッド
 6.1 層状粘度鉱物とのナノコンポジット
 6.2 ゾル-ゲル法によるハイブリッド

7. まとめ
 7.1 耐熱性向上の指針
 7.2 靭性向上の指針
 7.3 発泡に対する指針

【質疑応答】