化学品の市場調査、研究開発の支援、マーケット情報の出版

~インクジェットの均一吐出と信頼性確保~
前日には初級編講座も開催します。詳細は下記プログラム内よりご確認ください。

R&D支援センターセミナー

       開催日時:2016年5月20日(金)10:30~16:30
       会  場:商工情報センター(カメリアプラザ) 9F 会議室  → 会場へのアクセス 
       参 加 費:49,980円(税込、昼食・資料付)

講 師

インクジェット・ジェーピー 代表 小藤治彦 氏
≪略歴≫
1968年 4月  ㈱諏訪精工舎(現セイコーエプソン)入社
1976年 ~ 信州精器最初のワイヤードットプリンタ(M-500)を開発商品化
1978年 ~ 圧電型インクジェットプリンタの開発商品化をおこなう
1995年 6月 キヤノン㈱入社
1995年 ~ BJプリンタの開発を指揮する
2001年 9月 キヤノン㈱を退社
以降 技術コンサルタント(インクジェット・ジェーピー)としての活動を始め、現在まで国内外数十社のコンサルティングを行っている

定 員

 30名

受講対象・レベル

 ● インクジェットに関わっている中堅技術者
 ● ヘッドの開発者
 ● 装置の開発者
 ● インクの開発者
 ● インクジェットの制御が知りたいソフト、ハードの開発者
 ● インクジェットについて個々の課題に取り組んでいるが、全体的、体系的に身につけたい方

習得できる知識

 ● 圧電素子のまとめとヘッド構造
 ● 必要なインクパラメータ
 ● インク、ヘッドのパラメータ変動とそれによる特性変化/集中定数モデルの構築と解析
 ● 速度と吐出量の関係
 ● 速度と着弾精度
 ● 測定方法および評価方法
 ● ばらつきの要因と詳細な具体的対策

趣 旨

 インクジェットは、実験室でごく容易に吐出できる反面、実用的に安定して長期間運転し続けることは容易ではありません。
 本講座では、インクジェットの安定吐出技術について、講師の体験と理論に基づき、原理的な説明をするとともに具体的な課題、対策についても詳説します。

プログラム

初級編は下記よりご覧ください。
 https://cmcre.com/archives/16638/
初級編・中級編は2日間ご受講の場合は以下よりお申込みください。
 https://cmcre.com/archives/16643/

1.本講習の目的

2.コントラスト感度関数(CSF)
 2-1.人間の目は大きければよく見えるのか
 2-2.民生用インクジェットと産業用インクジェット:不均一のちがい

3.ドット不均一の例
 3-1.記録ドット面積の不均一
 3-2.記録ドット形状の不均一
 3-3.記録ドット濃度の不均一
 3-4.着弾精度の不均一

4.不均一の原因概要
 4-1.ノズル方向ばらつき
  4-1-1.(狭義の)チャネルばらつき
  4-1-2.ヘッドばらつき
 4-2.走査方向ばらつき

5.圧電定数d31とd15のちがいおよびヘッド構造との関係
 5-1.分極と圧電定数
 5-2.インクジェットの種類

6.インクジェットヘッドのモデル化
 6-1.集中定数モデルは役に立つか
 6-2.「押し打ち」の式
 6-3.薄膜PZT

7.解析モデルの種類
 7-1.集中定数モデル
 7-2.圧力波モデル
 7-3.CFD

8.例題ヘッドの具体的なパラメータ変動と特性変化
 8-1.ノズル長さ、ノズル径、供給路長さ、供給路断面積のばらつきと特性変化
 8-2.圧力室幅、圧力室長さ、PZT厚さ、振動版厚さのばらつき
 8-3.インク粘度、インク密度、インク音速の変動
 8-4.30/50μmの気泡の存在
 8-5.圧電定数、駆動電圧のばらつき

9.速度変動に効く要因は何か(まとめ)
 9-1.気泡
 9-2.ノズル面積
 9-3.圧力室幅

10.吐出量変動に効く要因は何か(まとめ)
 10-1.圧力室幅
 10-2.気泡
 10-3.ピエゾ厚さ

11.モデル解析から判る事
 11-1.変動に大きく影響する要因
 11-2.速度と吐出量の関係

12.集中定数モデルの展開
 12-1.集中定数モデルの展開例
  12-1-1.駆動波形
  12-1-2.応答周波数
  12-1-3.クロストーク
 12-2.集中定数モデルの展開具体例(引打ち)

13.集中定数モデルの注意点
 13-1.大サイズヘッドの誤差増大
 13-2.モデル簡略化による実際との乖離
 13-3.吐出速度と飛翔速度のちがい

14.ヘッド、システムから見たインクの重要特性
 14-1.パラメータ
  14-1-1.粘度、表面張力、その他抑えるべきパラメータ
 14-2.ヘッド内での挙動
  14-2-1.接液性、界面凝集など

15.速度と吐出量
 15-1.速度と吐出量の関係
  15-1-1.速度 
  15-1-2.吐出量
  15-1-3.固有振動周期と吐出量の関係
  15-1-4.メニスカス位置と吐出量の関係

16.最適吐出量と最適速度
 16-1.最適吐出量はどのように決めるか
 16-2.最適飛翔速度はどのように決めるか

17.速度変動と着弾精度
 17-1.インク飛翔速度変動と着弾精度
 17-2.走査速度変動と着弾精度
 17-3.プリントギャップ変動と着弾精度

18.インクジェットの測定法および評価法
 18-1.測定法
  18-1-1.速度
  18-2-2.吐出量
 18-2.評価法
  18-2-1.接液試験
   18-2-1-1.インク
   18-2-1-2.流路部材
  18-2-2.吐出(印字)試験
   18-2-2-1.周波数特性の見方
   18-2-2-2.ウインドウマージンとは何か

19.ノズル毎のばらつきに対する対策
 19-1.アクチュエータ、流路のばらつき低減方法
 19-2.ノズルのばらつき低減方法

20.経時的ばらつきの要因と具体的対策
 20-1.気泡
  20-1-1.発生させない
  20-1-2.ためない
  20-1-3.取り除く
 20-2.ノズル面汚れ
  20-2-1.クリーニング方法
 20-3.インク蒸発、界面凝集
  20-3-1.放置時間に対する各種メンテ機構
 20-4.昇温
  20-4-1.パラメータ制御の例
   20-4-1-1.粘度変化に対する制御
   20-4-1-2.各種階調制御
 20-5.残留振動
 20-6.クロストーク

21.ヘッドインク以外の要因と具体的対策
 21-1.環境
 21-2.装置
 21-3.負圧(水頭差)
   21-3-1.キヤノン カートリッジの特徴
   21-3-1-2.エプソン カートリッジの特徴
 21-4.静電界の影響と対策例

22.その他の不均一対策
 22-1.マルチパス
  22-1-1.長所(高画質)
  22-1-2.短所(印刷速度低下)
 22-2.高速マルチパス
 22-3.ノズル個別補正(DPN)
  22-3-1.長所と問題点
 22-4.ヘッドシェイディング補正

23.おわりに