化学品の市場調査、研究開発の支援、マーケット情報の出版

S&T出版セミナー

       開催日時:2016年6月27日(月)10:30~16:30
       会  場:連合会館  → 会場へのアクセス 
            〒101-0062 東京都千代田区神田駿河台3-2-11
       参 加 費:54,800円(税込) ※ 昼食・資料代、補助教材を含む
               ※ 『基礎スラリー工学』(丸善)を補助教材として配布致します

講 師

森 隆昌 氏 / 法政大学 生命科学部 環境応用化学科 教授

 
【略歴】
1997年3月 名古屋大学工学部分子化学工学科 卒業
1999年3月 名古屋大学工学研究科博士課程前期課程 修了
2002年3月 名古屋大学工学研究科博士課程後期課程 修了(博士(工学))
2002年4月 名古屋大学工学研究科物質制御工学専攻 助手
2013年4月 法政大学生命科学部環境応用化学科 准教授
2014年4月 法政大学大学院スラリー工学研究所 所長(兼務)
2016年4月 法政大学生命科学部環境応用科学科 教授
               現在に至る
2009年6月~10月  メルボルン大学客員研究員
2011年7月~9月   JSPS組織的な若手研究者等派遣プログラム
               ストックホルム大学客員研究員
2012年7月~9月   JSPS組織的な若手研究者等派遣プログラム
               シンガポール大学客員研究員受賞等
1. 第15回粉体工学会 研究奨励賞(2007年)
 「固液分散系スラリーの圧密特性評価法の開発に関する研究」
2.東海化学工業会 学術賞(2012年)
 「液中微粒子の分散・凝集状態制御及び評価に関する研究」
3.国際粉体工業展2012アカデミックコーナー研究奨励賞(2012年)
 「液中ナノ粒子の分散・凝集状態評価技術の開発」
4.名古屋大学材料バックキャストテクノロジー研究センター 若手研究奨励賞(2013年)
5. ホソカワ粉体工学振興財団研究奨励賞(2013年)
 「液中での微粒子集合状態評価及び制御に関する基礎研究」

セミナーの趣旨

 スラリーの塗布・乾燥はリチウムイオン電池や燃料電池といった各種電池の電極作成プロセスをはじめ、さまざまな微粒子の応用のために必要不可欠な操作である。このときスラリー中の粒子分散・凝集状態を適切に制御することで所望の特性を有する塗膜を作成することが可能となる。本講座では,スラリー中の粒子分散・凝集状態を適切に制御するために、まず粒子分散・凝集状態を的確に評価できる技術について解説する。その後、それらの評価法を塗布・乾燥プロセスに応用した例を紹介する。
 

 

プログラム詳細

1.イントロダクション
(1)なぜスラリーが必要なのか?
(2)スラリー評価の前に考えるべきこと

2.粒子の分散・凝集を支配する要因
(1) DLVO理論
(2) 非DLVO力
(3) スラリー評価の必要性

3.粒子の分散・凝集評価方法
(1) 重力沈降・遠心沈降法
(2) 沈降静水圧法
(3) 浸透圧測定法 ーナノ粒子スラリーの評価法ー
(4) 直接観察法

4.流動性評価と分散・凝集
(1) 流動曲線
(2) 粒子分散・凝集状態との相関
(3) 流動性から分散・凝集状態を予測する上での注意点

5.粒子集合状態の制御方法
(1) スラリーのpH,イオン濃度による制御
(2) 高分子電解質による制御
   a.高分子電解質の吸着量測定法
   b.高分子電解質の吸脱着挙動
   c.高分子電解質の添加量と粒子集合状態の関係

6.スラリー評価の塗布・乾燥プロセスへの応用例
(1) 沈降法のスプレードライへの応用 ーセラミックスプレス成形の最適化ー
(2) 多成分スラリーの評価 ーリチウムイオン電池正極材料スラリーを例にー
(3) 燃料電池触媒層への応用
(4) セラミックスシート成形時に起こるクラックとスラリー特性の関係

7.まとめ

質疑応答・名刺交換