化学品の市場調査、研究開発の支援、マーケット情報の出版

薬物動態を理解するために知っておくべきコアになる部分をまとめて概説
演習を用いて知識の定着を目指します!!

R&D支援センターセミナー

       開催日時:2016年4月19日(火)10:30~16:30
       会  場:商工情報センター(カメリアプラザ) 9F 研修室  → 会場へのアクセス 
       参 加 費:49,980円(税込、昼食・資料付)
       定  員:30名

講 師

東京大学大学院薬学系研究科 分子薬物動態学教室 講師 前田和哉 氏
 
【ご専門】 薬物動態学、薬物トランスポーター
【ご職歴】 2002.4 東京大学大学院薬学系研究科 寄附講座教員 着任
      2003.4 同 助手 2007.4 同 助教
      2012.5(~現在) 理化学研究所イノベーション推進センター 
          杉山特別研究室 客員主管研究員
      2012.10(~現在)東京大学大学院薬学系研究科 講師
【学位】  2006.11 薬学博士 取得(東京大学大学院薬学系研究科)
【主な受賞歴】
2009 日本薬物動態学会 奨励賞
2011 日本薬剤学会 奨励賞
2013 日本薬学会 奨励賞
2014 Asia Pacific ISSX New Investigator Award(国際薬物動態学会)

趣 旨

 薬物の体内動態の理解は、創薬現場での新薬の薬効・副作用の最適化においても、臨床での医薬品の適正使用を考える上でも重要な位置を占める。
 しかしながら、薬物動態学には、領域固有のパラメータが多数登場したり、数学的計算も多少伴うことから、専門外の方にとってはとっつきにくい印象を与える部分が少なからず存在する。
 本講演では、薬物動態を理解するために知っておくべきコアになる部分を中心にまとめて概説すると共に、その場で問題演習を行うことで、知識の定着を目指すものである。もちろん、これだけの短時間で薬物動態を全て理解することは困難であるが、「何を知っておかないといけないか」といった、今後さらに勉強を進めていくための指針を与えるものになることを期待している。
 また、時間が許せば、ここ数年で大きな動きがあった日米欧3極の新「薬物相互作用ガイドライン(ガイダンス)」の読み方についても触れたいと考えている。

プログラム

 1.はじめに ~薬物動態解析が目指すもの~
 
 2.コンパートメントモデル解析<演習含む>
  2-1 コンパートメントモデルの考え方
  2-2 1-コンパートメントモデル、2-コンパートメントモデルの実際
  2-3 異なる投与経路・形態における血中濃度推移の記述法
  2-4 ラプラス変換を用いたコンパートメントモデルの解析解の求め方
  2-5 反復投与時の血中濃度の記述法
 
 3.クリアランスコンセプトの基礎<演習含む>
  3-1 クリアランス
   3-1-1 全身クリアランス
   3-1-2 組織(臓器)クリアランス
   3-1-3 固有クリアランス
   3-1-4 固有クリアランスと組織クリアランスの間の関係
   3-1-5 クリアランスの律速段階
  3-2 分布容積
   3-2-1 分布容積の定義
   3-2-2 分布容積の決定要因
  3-3 アベイラビリティ
   3-3-1 アベイラビリティの定義
   3-3-2 バイオアベイラビリティ
  3-4 体内動態の非線形性
   3-4-1 体内動態の非線形性の定義
   3-4-2 蛋白結合の非線形性
   3-4-3 クリアランスの非線形性
  3-5 速度論パラメータの変化が血中濃度推移に与える影響の考察

 4.薬物相互作用の予測<演習含む>
  4-1 酵素/トランスポーターの阻害様式
  4-2 薬物相互作用リスクの評価法(可逆的阻害の場合)
  4-3 Mechanism-based inhibitionの定義とそのリスク評価法
  4-4 日米欧の新薬物相互作用ガイドライン(ガイダンス)の動向と基本的な理解

【質疑応答・名刺交換】