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粘着・剥離現象を界面科学,レオロジー,破壊力学などの観点から捉え,そのメカニズムや制御方法について事例を交えて解説!!

R&D支援センターセミナー

       開催日時:2016年3月11日(金)12:30~16:30
       会  場:江東区産業会館 第2会議室  → 会場へのアクセス 
       参 加 費:49,980円(税込) ※ 資料付き
       定  員:30名

講 師

 九州大学 大学院工学研究院 機械工学部門 准教授 博士(工学) 山口哲生 氏

<ご専門>
接着の科学,ソフトマター物理学

<学協会>
日本接着学会,日本物理学会など

<ご略歴>
2007年~2011年 東京大学大学院工学系研究科物理工学専攻助教
2011年~2012年 九州大学バイオメカニクス研究センター特任准教授
2012年~ 九州大学大学院工学研究院機械工学部門准教授
 

受講対象・レベル

・ 粘着剤や粘着・剥離に関連した業務に従事されている方

習得できる知識

・ 粘着剤の界面科学
・ レオロジー・破壊力学の基礎
・ 粘着・剥離メカニズムと影響因子

趣 旨

 粘着・剥離現象を,界面科学,レオロジー,破壊力学などの観点から捉え,粘着・剥離のメカニズムとその制御方法について解説します.本講演では,まず,粘着・剥離に関連した基本的な事項を説明します.次に,実際の解析事例や最近の研究動向の紹介を交えながら,接着力が粘着剤の物性とどのような関係を持っているか,どのように制御すればよいかについて,議論したいと思います.
 

プログラム

1.粘着・剥離の基礎
  1-1.粘着の界面科学
    1-1-1.粘着とは,剥離とは?
    1-1-2.粘着・剥離の駆動力
  1-2.レオロジーの基礎
    1-2-1.線形粘弾性
    1-2-2.温度-時間換算則
    1-2-3.非線形レオロジー
  1-3.粘弾性体の破壊力学
    1-3-1.エネルギー散逸プロセス
    1-3-2.き裂進展速度に依存する破壊エネルギー
  1-4.種々の剥離試験における物理的特性の違い

2.粘着・剥離過程の可視化実験
  2-1.可視化実験の意義と問題点
  2-2.可視化実験の具体例
    2-2-1.内部変形過程の可視化
    2-2-2.現象の動的なキャラクタリゼーション

3.粘着・剥離過程のモデリング
  3-1.粘着・剥離に関する理論・シミュレーション
    3-1-1.エネルギーバランス
    3-1-2.分子シミュレーション,連続体シミュレーションの問題点
  3-2.モデリングの具体例
    3-2-1.キャビテーションの効果を取り入れた定式化
    3-2-2.計算結果とその解釈

4.粘着・剥離現象の制御
  4-1.粘着・剥離現象における重要な因子
  4-2.各因子と粘着・剥離特性との関係

5.まとめと今後の展望