化学品の市場調査、研究開発の支援、マーケット情報の出版

プラスチック射出成形における成形不良の対策には,不良現象の本質を見極めることが重要であり,特にブラックボックス化された加熱シリンダ内での可塑化現象の理解が必要となります。本セミナーでは可塑化工程に起因する成形不良との関係性について事例をもとに解説!
 
※ 本セミナーはZOOMを使ったLIVE配信セミナーです。会場での参加はございません。

R&D支援センターウェビナーのご案内

       開催日時:2025年7月31日(木)13:00~17:00
       開催場所:【WEB限定セミナー】※ 会社やご自宅でご受講ください。
       参 加 費:49,500円(税込)

定 員

 30名

備 考

【Zoomを使ったWEB配信セミナー受講の手順】
1)Zoomを使用されたことがない方は、 こちら からミーティング用Zoomクライアントをダウンロードしてください。ダウンロードできない方はブラウザ版でも受講可能です。
2)セミナー前日までに必ず動作確認をお願いします。Zoom WEBセミナーのはじめかたについては こちら をご覧ください。
3)開催日直前にWEBセミナーへの招待メールをお送りいたします。当日のセミナー開始10分前までに招待メールに記載されている視聴用URLよりWEB配信セミナーにご参加ください。

・セミナー資料は開催前日までにお送りいたします。
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お申し込み受付中

申込方法

 下記のカートへの投入、あるいはFAX用紙にてお申込ください。

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講 師

TOYOイノベックス株式会社(旧東洋機械金属株式会社)
技術本部 基盤技術開発部 部長 博士(工学)
井上 玲 氏

【HP】
  https://toyo-invx.com/

受講対象・レベル

 射出成形業務にたずさわる方全般。

必要な予備知識

 特に予備知識は必要ありません。射出成形の基礎も説明いたします。

習得できる知識

 射出成形における可塑化工程の詳細な知識が得られ、成形不良発生との関係性を正しく理解することで、不良対策や成形品質の改善に活かすことができる。

趣 旨

 プラスチック射出成形における成形不良は,樹脂材料,成形機,金型,成形条件などが複雑に絡み合い発生し,発生形態も多種多様であることから,要因を特定し対策することは容易ではない.そのため,成形不良の対策には,不良現象の本質を見極めることが重要であり,特にブラックボックス化された加熱シリンダ内での可塑化現象の理解が必要となる.
 そこで本セミナーでは,加熱シリンダ内での可塑化現象を中心に,可塑化工程に起因する成形不良との関係性について事例をもとに解説する.

プログラム

1. 射出成形の概要
   1.1 射出成形とは
   1.2 プラスチックの分類
   1.3 射出成形機
      (1) 型締・突出装置
      (2) 可塑化・計量・射出装置
      (3) 射出成形プロセス
  
2. 可塑化部品の役割と成形不良との関係
   2.1 スクリュ
   2.2 チェック3点
   2.3 ノズル
   2.4 可塑化部品の腐食摩耗の影響
  
3. 可塑化工程における不安定現象
   3.1 シリンダ内での熱履歴
   3.2 樹脂溶融に必要なエネルギー
   3.3 設定温度と可塑化能力について
   3.4 樹脂の熱量不足に伴うトラブルと成形不良について
  
4. 可塑化工程に起因する代表的な成形不良と対策
   4.1 異物不良
      (1) 異物分析事例と発生要因
      (2) 樹脂置換の重要性
      (3) 樹脂の劣化について
   4.2 焼け・変色(劣化)不良
      (1) 劣化要因について
      (2) 樹脂の酸化劣化と対策
   4.3 ガス不良
      (1) 可塑化工程で発生するガスについて
      (2) 発生要因と対策方法
      (3) 樹脂乾燥の重要性
  
5. 樹脂材料の状態管理の重要性
   5.1 成形不良に係る影響因子
   5.2 樹脂流動性への影響
   5.3 樹脂材料の粘度管理による成形不良対策
  
【質疑応答】