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ジェットインク設計のコツについてわかりやすく解説!

R&D支援センターセミナー

       開催日時:2016年1月21日(木)12:30~16:30
       会  場:江東区産業会館 第1会議室  → 会場へのアクセス 
       参 加 費:49,980円(税込) ※ 資料付き
       定  員:30名

講 師

 千葉大学 名誉教授 工学博士 大坪泰文 氏
 
【専門】
レオロジー、化学工学、コロイド化学
【略歴】
1978年 東北大学大学院工学研究科博士課程修了(工学博士)
1978年 東北大学工学部助手
1982年 千葉大学工学部助手
1987年 米国 Princeton 大学招聘研究員(1988年まで)
2000年 千葉大学工学部教授
2015年 千葉大学定年退職(名誉教授)
 
【学会賞】
色材協会論文賞、日本機械学会ROBOMEC表彰、日本レオロジー学会賞

受講対象・レベル

 インクジェット技術、特に材料開発に携わる技術者を対象にしております。高校での数学と力学についての予備知識があれば、これからインクジェット技術に係ろうとしている方でも理解できるように説明します。

習得できる知識

 粒子分散系インクを印刷プロセスと関連づけて設計するための知識を得ることができます。具体的には高分子希薄溶液の粘弾性、サスペンションレオロジー、界面活性剤の拡散と動的表面張力、印刷面に対するぬれ性と浸透性などであり、これらを総合的に結びつけて解釈できるようになります。
 

趣 旨

 インクジェットインクは低濃度の高分子溶液に顔料である微粒子が分散した低濃度分散系としてモデル化されますので、まず、低濃度分散系と高分子希薄溶液のレオロジーをメカニズムに基づいて概説します。インクジェットにおいてはバルクのインクから液滴が吐出されますが、このときインクには新しい液面が形成されます。また、紙などの被印刷体上では固体表面がインクで濡れた後、浸透乾燥されることになりますので、インクの界面化学的性質もこのプロセスを支配する重要な因子となります。インクジェットインクのレオロジーと界面化学について測定法も含めて様々な観点から解説します。
 

プログラム

1.インクジェットインクのレオロジー
  1-1 粘度と粘弾性の基礎
    (1)ニュートン流動
    (2)非ニュートン流動
    (3)動的粘弾性
  1-2 分散系と高分子溶液のレオロジーに関する基礎
    (1)非凝集分散系のレオロジー
    (2)凝集分散系のレオロジー
    (3)高分子希薄溶液のレオロジー
  1-3 インクジェットインクのレオロジーに関する実測例とその解析
    (1)擬塑性流動
    (2)粘弾性挙動
    (3)伸長粘度
2.インクジェットインクの界面化学
  2-1 表面張力
    (1)表面張力と表面自由エネルギー
    (2)臨界表面張力
  2-2 動的表面張力
    (1)界面活性剤の拡散と動的表面張力
    (2)動的表面張力の測定
    (3)インクジェットインクの動的表面張力に関する実測例
  2-3 固液界面における濡れと接触角
    (1)濡れ性と接触角
    (2)接触角と液体の流動
    (3)表面の幾何学と濡れ性
    (4)インクジェットインクの濡れ性と浸透性に関する測定例