化学品の市場調査、研究開発の支援、マーケット情報の出版

S&T出版セミナー

       開催日時:2016年3月10日(木)13:00~16:15
       会  場:高橋ビルヂング(東宝土地(株)) 会議室
            東京都千代田区神田神保町3-2   → 会場へのアクセス 
       参 加 費:43,200円(税込) ※ 資料代を含む

講 師

【第1部】 篠原真毅 氏 / 京都大学 生存圏研究所 生存圏電波応用分野 教授

【略歴】
昭和43年生。
平成3年 京都大・工・電子卒。
平成5年 京都大大学院工学研究科修士課程修了。
平成8年 同大大学院工学研究科博士課程修了。
同年  同大超高層電波研究センター助手、
平成22年 同大生存圏研究所教授となり現在に至る。

【専門】
無線電力伝送、宇宙太陽発電所、マイクロ波プロセッシング。

【学協会等】
現在日本電磁波エネルギー応用学会副理事長、
(独) 日本学術振興会 電磁波励起反応場第188委員会委員他。

【著書】
「マイクロ波化学(共著)」
「最新マイクロ波エネルギーと応用技術(編集委員, 章分担)」
「Wireless Power Transfer via Radiowaves (Wave Series)」他。


【第2部】 堀越 智 氏 / 上智大学 理工学部 物質生命理工学科 准教授

【略歴等】
東京学芸大学 非常勤講師
東京理科大学 客員准教授
科学技術振興機構 研究成果最適展開支援プログラム専門委員
日本学術振興会 第188委員会 幹事・委員
チェコ王立科学研究費 審査員
日本電磁波エネルギー応用学会 理事
材料技術研究協会 理事
Journal of Microwave Power and Electromagnetic Energy エディター
Mini-Reviews in Organic Chemistry エディター
Chemical Engineering エディター

賞やその他事項
受賞:16件
著書:20冊
論文:160報
 

 

プログラム詳細

【第1部】 マイクロ波加熱のためのマイクロ波技術
  篠原真毅 氏 / 京都大学 教授 [13:00~14:30]

 マイクロ波加熱を利用した材料プロセスは近年注目を浴びている。マイクロ波加熱は電磁波であるマイクロ波を閉鎖空間に閉じ込め、急速加熱、選択加熱といった一般の加熱とは異なる加熱特性を利用して、特徴を持った新材料を生成しようという技術である。同じマイクロ波を利用していながら通信やレーダー技術とは異なる視点での技術や装置開発が要求され、マイクロ波を学んだ技術者ほどマイクロ波加熱技術は混乱を招く場合がある。
 本講演ではマイクロ波加熱に用いるマイクロ波技術を、一般のマイクロ波技術との違いを示しながら解説し、マイクロ波加熱システムの設計手法や求められる技術を解説する。

1. はじめに ? マイクロ波加熱とは-

2. マイクロ波加熱で用いる用語 ? マイクロ波通信・レーダー技術との違い-

3. マイクロ波加熱のための装置(アプリケータ)技術

4. マイクロ波加熱のための発振器/増幅器技術

【第2部】 マイクロ波加熱の特徴を生かしたモノづくりと産業応用の世界的動向
  堀越 智 氏 / 上智大学 准教授  [14:45~16:15]

 電子レンジなどで利用されているマイクロ波を化学や材料プロセス分野に利用する試みが盛んに行われてきたが、そのほとんどが迅速加熱を利用したものであり、マイクロ波の特徴を利用した報告例は少ない。
 本講演では、マイクロ波加熱の利点(マイクロ波加熱と通常加熱の違い)について、実例をもとに解説する。また、様々なマイクロ波化学の特徴を、専門用語を使わずに、分かり易く研究例から紹介する。また、効率的なマイクロ波加熱を行うための条件を体系化する。世界的動向の紹介や応用展開のトレンドについても解説するものとする。

1. 様々な産業でマイクロ波加熱はすでに活躍している

2. マイクロ波化学・材料プロセスの世界的動向

3. マイクロ波加熱と通常加熱の違い
 3-1 不思議な加熱1(スーパーヒーティング)
 3-2 不思議な加熱2(逆の温度分布)
 3-3 不思議な加熱3(選択加熱)

4. マイクロ波による化学・材料プロセス・環境浄化技術
 4-1 有機化学
 4-2 触媒化学
 4-3 ナノ粒子
 4-4 高分子
 4-5 抽出
 4-6 環境浄化技術

5. マイクロ波化学反応装置

6. マイクロ波加熱を使いこなす
 6-1 マイクロ波が物質に与える影響は?
 6-2 マイクロ波の加熱メカニズム
 6-3 加熱効率を予想するには?
 6-4 マイクロ波加熱は誘電加熱だけではない
 6-5 浸透深さ
 6-6 周波数を変えて化学反応を
 6-7 シングルモードとマルチモード
 6-8 食品加熱・乾燥を例にした、マイクロ波大型装置
 6-9 スケーリングアップの可能性