★分離を目的とした吸着利用を例として、場合に応じた装置の最適設計に役立つ考え方や具体的な計算方法について解説します!
こちらは 3/25実施WEBセミナー のアーカイブ(録画)配信です。期間中何度でも視聴できます
R&D支援センターウェビナー【アーカイブ配信】
配信開始日:2025年3月27日(木)
配信終了日:2025年4月3日(木)
参 加 費:55,000円(税込)
備 考
・こちらは 3/25実施WEBセミナー のアーカイブ(録画)配信です。
・配信開始日までに、セミナー資料(PDF)と動画のURLをメールでお送りします。セミナー資料の無断転載、二次利用や講義の録音、録画などの行為を固く禁じます。
講 師
京都大学 工学研究科 化学工学専攻 教授 博士(工学) 佐野 紀彰 氏
<ご専門>
化学工学
<学協会>
化学工学会、分離技術会
<ご略歴>
1991年3月 京都大学 工学部 化学工学科卒
1997年3月 京都大学 大学院工学研究科 化学工学専攻博士課程 学位取得
1997~2004年 姫路工業大学 工学部産業機械工学科 助手
2004~2008年 兵庫県立大学 大学院工学研究科 機械システム工学専攻
2008~2017年 京都大学 大学院工学研究科 化学工学専攻 准教授
2017~現在 京都大学 大学院工学系研究科 化学工学専攻 教授
受講対象・レベル
・吸着技術について基礎から習得したい方
・吸着装置、吸着剤の乾球開発に携わっている方
・エンジニアリング関係の方
・吸着装置メーカーの方
・吸着装置を使用されている方
・エネルギー、環境関連部本の方
習得できる知識
・吸着メカニズム、技術の基礎
・吸着による分離の評価法
・吸着の利用に関する注意点
・吸着装置設計の考え方
・吸着装置の最適化
趣 旨
吸着は、気体もしくは液体中の特性成分の分離、エネルギーの貯蔵、ヒートポンプなどの広い応用が可能であり、様々な産業分野で古くから活用されています。特に分離においては、吸着は蒸留等の他の方法と比較して操作に要するエネルギーが少なくてすみ、また、液体や気体の高純度精製に適しているなど際立った特徴を有します。装置設計は、そのような吸着の特徴を理解しつつ、吸着の速度や装置内で起こる拡散や伝熱などを考慮して行う必要があります。
本セミナーでは、吸着のメカニズムから装置設計の考え方にいたるまでを基礎から解説し、分離を目的とした吸着利用を例として、場合に応じた装置の最適設計に役立つ考え方や具体的な計算方法について解説します。
プログラム
1-1.吸着利用の現状
1-2.吸着メカニズムに関する基礎
1-3.吸着剤に関する基礎
1-4.吸着装置に関する基礎
2.吸着装置設計の基礎
2-1.吸着平衡と脱着
2-2.吸着等温線
2-3.代表的な吸着モデル
2-4.吸着速度の定式化
3.回分吸着装置の設計理論
3-1.吸着時間の予測
3-2.多回操作
4.固定層吸着装置の設計理論
4-1.破過曲線
4-2.吸着圏と定形濃度分布
4-3.吸着圏長さの計算
4-4.破過時間の計算
5.吸脱着システム
5-1.圧力スウィング吸着
5-2.温度スウィング吸着
5-3.エレクトロスウィング吸着
6.クロマトグラフィーによる分離
6-1.理論段数
6-2.理論段数の向上
7.総括:吸着装置の最適設計のポイント
7-1.吸着剤特性のポイント
7-2.吸着装置特性のポイント
7-3.操作条件のポイント