こちらは 3/24実施WEBセミナー のアーカイブ(録画)配信です。期間中何度でも視聴できます
R&D支援センターウェビナー【アーカイブ配信】
配信開始日:2025年3月25日(火)
配信終了日:2025年4月8日(火)
参 加 費:49,500円(税込)
備 考
・こちらは 3/24実施WEBセミナー のアーカイブ(録画)配信です。
・配信開始日までにセミナー資料(郵送)、閲覧用URL(※データの編集は行っておりません)をお送りします。
・セミナー資料の無断転載、二次利用や講義の録音、録画などの行為を固く禁じます。
講 師
HAI技術士事務所 代表 服部 篤彦 氏
1998年、名古屋大学工学部分子化学工学科卒。
同年、新光電気工業に入社し、プリント配線板の銅めっきや無電解めっきによる微細配線
形成技術の研究に携わる。
2002年には自動車用ボルトメーカーの青山製作所に移籍し、開発本部にて自動車用ボ
ルトの亜鉛めっき三価クロメート、クロムフリー防錆塗装の液開発に従事する。
2005年からは生産技術本部で、めっきの新規設備計画、設備調達、現地生産準備を担当(国内、海外多数経験)。
めっき排水を低減する設備設計にも携わり、排水を従来機の1/100まで削減し、
大手自動車メーカーより技術開発賞を受賞する。
2020年からはデジタル推進室にてAI画像処理を用いた自動化改善を多数実施する。
2023年にHAI技術士事務所を設立し、現在に至る。
【主な保有資格】
技術士(金属/表面技術)
JDLAディープラーニングE資格(2021#1)
【所属】
日本技術士会、表面技術協会
受講対象・レベル
・めっき初心者の方
・メーカーでめっきに関わる設計、生産技術、調達、品質管理部門等の方
必要な予備知識
特に必要ありません。基礎から解説致します。
習得できる知識
・めっきの種類と使われる目的が理解できる。
・めっきの処理工程の概要が理解できる。
・設計時、めっき工程、量産時それぞれでめっきの品質改善のポイントが理解できる。
趣 旨
めっき技術は、耐蝕性の向上や機械的特性や電気的接続性の付与などを目的に様々な製品で活用されています。適用製品の高度化と多様化に伴い要求される機能特性は複雑なっており、それに対応しためっきの種類も非常に多くより専門的になってきています。
本セミナーではめっきの初心者や、メーカー内で専門ではないがめっきに関わる業務を行う設計、生産技術、調達、品質管理部門の方向けにめっき技術の基礎、処理方法について解説します。
まずめっきの基礎知識でめっきの種類と利用目的を解説します。次に機能特性を軸にして実際どのような場面で利用されているかの具体例を見ていきます。まためっきの品質不具合に対して、めっき処理工程だけでなく、前後工程にスポットを当てて具体的な事例と不具合要因や対策について解説します。本セミナーを通して、目的に応じためっきが正しく利用でき、品質不具合を起こさないような知識が身に付きます。
プログラム
1-1.めっきの定義と目的
1-2.電気めっきの仕組みと代表的なめっきの紹介
(1)亜鉛めっき (2)装飾ニッケルクロムめっき (3)硬質クロムめっき (4)銅めっき (5)金めっき
1-3.無電解めっきの仕組みと代表的なめっきの紹介
(1)無電解ニッケルめっき (2)無電解銅めっき (3)無電解金めっき
1-4.めっきのバリエーション
(1)合金めっき (2)複合めっき
1-5.化成処理
1-6.めっき液の浴種について
2.めっきの機能別実用例
(1)装飾性 (2)耐食性 (3)硬度(耐摩耗性) (4)摺動性(低摩擦係数)
(5)耐熱特性 (6)電気特性、その他
3.めっきの処理方法
3-1.めっき処理設備の種類と選び方
(1)バレルめっき (2)ひっかけめっき (3)フープめっき
3-2.めっき処理工程の概要
3-3.素材別の処理工程
(1)金属材料 (2)樹脂材料 (3)難めっき素材
4.めっきの品質管理
4-1.めっきの品質管理項目
4-2.めっきのプロセス管理項目
(1)液濃度変動 (2)不純物 (3)設備保全 など
4-3.製品の検査項目
(1)耐食性 (2)めっき厚の評価、めっき厚の調整方法
5.めっきのトラブル事例と対策
5-1.錆の発生要因と対策
5-2.外観不良の要因と対策
(1)色調トラブル要因 (2)異物付着要因
5-3.前後工程要因のトラブル事例と対策
(1)素材の保管 (2)熱処理の影響
質疑応答