化学品の市場調査、研究開発の支援、マーケット情報の出版

S&T出版セミナーのご案内

       開催日時:2025年3月14日(金)10:30~16:30
       会  場:連合会館 502会議室  → 会場へのアクセス 
            〒101-0062 東京都千代田区神田駿河台3-2-11
       受 講 料:55,000円(税込) ※ 昼食・プリント資料付

備考

本セミナーの資料はPDF形式(電子データ)で配布予定です。
開催日前日までにダウンロードURLお送りいたします。
※プリント資料はありません。
 会場で紙媒体資料が必用な方はプリントしてお持ちください。
  
お申し込み受付中

申込方法

 下記のカートへの投入、あるいはFAX用紙にてお申込ください。

   FAX申込用紙PDF 

講 師

内山 英和 氏
電動モビリティシステム専門職大学 モータ・インバータ領域 講師 (元 (株)ミツバ)

  
<講師略歴>
・1981年3月  群馬大学工学部電子工学科卒業
・ 〃  4月  株式会社ミツバ電機製作所(現:株式会社ミツバ)入社
        先行研究・開発部署にて技術開発や特殊製品の開発に従事
         例)・HRC向け2輪レース用点火発電機の開発
           ・HGW向け4輪カート/F1用発電機の開発
           ・HGH向けガスエンジン発電機用始動発電兼用機の開発

社内有志活動で省エネ電気自動車レース(エコラン)に参加、モータを担当し2年目で全国優勝、その後3連覇した事から社内プロジェクトを立上げ省エネレース(エコラン、ソーラーカー)専用のモータ&インバータを開発・販売。両モータともに市場トップシェアを獲得。
その後、工業高校や工業系大学向けにブラシレスモータ教材を開発・販売したところ好評でCQ出版から広く販売される。同時に同社セミナーや雑誌記事執筆でモータの教育・啓蒙活動を続ける。

2017年9月 株式会社ミツバ定年退職後は同職場にて大型ドローン用のモータ開発を行う。
2023年4月 より電動モビリティシステム専門職大学講師

セミナーの趣旨

 現在のクルマには1台に50個~100個のモータが使われていると言われます。EVに限らず今や殆どのクルマが電気仕掛けです。ところがこれら直流を電源とする様々な用途のモータについては半ばブラックボックス化されて実際モータの中で何が起きているのか、その特性を左右する諸パラメータの役割や特性に及ぼす影響などについては理解が足りていないように思います。一方、モータに関する技術書はどれも難解で理解しにくいと思います。本セミナーでは難解な数式は使わずに動画や実物を見ながら初心者にも易しくモータの動作原理や基本が分かるように解説したいと思います。
 各国の思惑やマスコミ報道によりやや強引に進められてきたEVシフトは現実を前にして急減速をしている状況です。しかしEV(BEV)に限らず、HEVやFCVなど今後のクルマにおいて主力はモータでありその技術の重要性に変わりはありません。今後のクルマ(ドローンを含むモビリティー)の進化に対応する為にしっかりとモータを理解しておきましょう。
 本セミナーでは基本的なモータ駆動(&回生)原理を解説し、特に「巻線」について理解を深めたいと思います。
 最後にエンジニアの視点から現在のEVシフトについても冷静に考察してみたいと思います。

プログラム

1.自己紹介  ~これまでの開発事例~
  
2.モータ概要 ~EVの視点から~

  2-1 モータ(&発電機)とは何か?
  2-2 モータの力って何?
  2-3 モータの特徴は何か? ~エンジンと比較して~
  2-4 車載用モータの特徴  ~産業用モータとの違い~
  2-5 EV用モータとエンジンのT-N特性比較
  2-6 モータの効率分布の例とEVでの使われ方
  2-7 EV用主要モータの比較
  
3.ブラシレスモータキットの紹介
  3-1 目的
  3-2 構造 
  3-3 動作原理
  3-4 回生の原理と実現手段
  
4.モータの特性を決めるパラメータについて
  4-1 電圧を変えたら・・・
  4-2 巻数を変えたら・・・
  4-3 パラメータ変更時のモータの特性変化まとめ
  
5.巻線について深掘り
  
6.巻線デモとキットモータ動作デモ
  
ご参考:EVシフトを正しく理解する(私見)
    ~内燃機関は本当に無くなるのか?~

  視点① 資源・環境 
  視点② エネルギー
  視点③ 利便性
  視点④ 安全性
  EVのメリット、デメリット
  結論
  
【その他】
CQキットモータを用いて簡単な巻線のデモと動確デモを行います。