★接着接合部の力学の基礎から強度測定方法について習得し、接合部の信頼性確保・剥離防止に活かすことが出来る!
※オンライン会議アプリzoomを使ったWEBセミナーです。ご自宅や職場のノートPCで受講できます。
※本セミナーのアーカイブ配信はございません。
R&D支援センターウェビナー
開催日時:2024年12月12日(木)13:00~16:00
開催場所:【WEB限定セミナー】※ 会社やご自宅でご受講ください。
参 加 費:49,500円(税込)
定 員
30名
備 考
・資料付(PDFデータでの配布)※紙媒体での配布はございません。
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【Zoomを使ったWEB配信セミナー受講の手順】
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講 師
(国研)物質・材料研究機構
高分子系複合材料グループ グループリーダー 内藤 公喜 氏
1998年に接着剤のき裂進展特性に関する研究で同志社大学博士後期課程修了(博士(工学))
1998年に三菱電機株式会社入社、複合材料/接着製品の開発/構造/製造設計の業務に従事
2005年より国立研究開発法人物質・材料研究機構(現職、グループリーダー)
複合材料・接着に関する作製・評価・解析の研究業務に従事
2023年5月より一般社団法人日本接着学会 構造接着・精密接着研究会研究会長
受講対象・レベル
接着接合技術の基礎を学ぼうとする学生、研究者および技術者
必要な予備知識
特に予備知識は不要
習得できる知識
接着接合技術のうちの力学特性評価の基礎的な内容
趣 旨
構造物は、1つの部材で構成されることはほぼない。適切な部位に適切な材料・形状を配置し、接合により構造を構成する。接合技術では、軽量化が可能な接着接合が有効である。接着剤を用いた構造物の接着部においても力学特性評価が重要である。接着継手の強度を測定する方法として重ね合わせ継手が通常用いられる。重ね合わせ継手では接着端部で集中したはく離やせん断負荷が作業し、接着継手の破壊基準はこのはく離応力やせん断応力となる。一方、接着継手では破壊力学的手法を用いた破壊基準も非常に重要である。
本講演では、接着接合部の力学の基礎から強度測定方法について述べる。
プログラム
1.接着接合部に加わる力の種類
(1)応力とは
(2)ひずみとは
(3)負荷(荷重)のかかり方
(4)応力/ひずみの成分
(5)応力集中
2.接着接合部の形状と応力解析
(1)シアラグモデル
(2)Goland-Reissner モデル
(3)ピールの力学
(4)拘束の力学
(5)有限要素法
3.接着強度の測定方法、試験装置
(1)静的試験(強度)
a引張せん断試験
b突合せ試験
cピール試験
d中空円筒ねじり試験
e接着剤のバルク試験
(2)静的試験(吸収エネルギ)
(3)他の要因
(4)試験装置
4.測定結果に影響する諸因子
(1)接着剤層厚さ
(2)フィレットの存在
(3)熱応力
5.非破壊検査
(1)接着前の表面検査
(2)接着後の表面検査
6.接着接合部の静的および疲労荷重下での力学特性評価の事例紹介
アクリル接着剤での力学特性
(1)材料力学的評価
(2)破壊力学的評価
(3)結合力モデルを用いた評価
7.まとめ