☆解析の基礎から応用まで、理論と数値解析系を学ぶ!
※本セミナーはZOOMを使ったLIVE配信セミナーです。会場での参加はございません。
R&D支援センターウェビナー
開催日時:2024年12月20日(金)10:30~16:30
開催場所:【WEB限定セミナー】※ 会社やご自宅でご受講ください。
参 加 費:55,000円(税込)
定 員
30名
備 考
・資料付(製本テキスト)※データの配布はありません。
※ご自宅への送付を希望の方はお知らせください。
ご指定が無い場合はお申込み時の住所へ郵送いたします。
・無断転載、二次利用や講義の録音、録画などの行為を固く禁じます。
【Zoomを使ったWEB配信セミナー受講の手順】
1)Zoomを使用されたことがない方は、 こちら からミーティング用Zoomクライアントをダウンロードしてください。ダウンロードできない方はブラウザ版でも受講可能です。
2)セミナー前日までに必ず動作確認をお願いします。Zoom WEBセミナーのはじめかたについては こちら をご覧ください。
3)開催日直前にWEBセミナーへの招待メールをお送りいたします。当日のセミナー開始10分前までに招待メールに記載されている視聴用URLよりWEB配信セミナーにご参加ください。
講 師
(株)トクラシミュレーションリサーチ 代表取締役 技術コンサルタント
戸倉 直 氏
<学位>
博士(工学)
<ご専門>
非線形有限要素法、衝撃工学、流体構造連成、メッシュフリー、最適化
<ご経歴>
1989年より大手シンクタンクにおいて衝撃・構造解析ソフトウェアLS-DYNAの技術コンサルティングを担当。大変形に対応した高性能要素フォーミュレーション、複雑なコンタクトロジックと多くのオプション機能、多様な硬化則やダメージモデルを含む高度な材料構成則などを駆使した最先端のシミュレーションテクノロジーの産業分野への応用技術について投稿論文、学術記事等を多数執筆するとともに、学会主催講演会、国際会議等の場で多くの技術発表を行う。2012年に産業界へのCAEソフトウェアのいっそうの普及をめざして(株)トクラシミュレーションリサーチ(TSR)を設立、独立した技術コンサルタントとして衝撃解析、流体構造連成、圧縮・非圧縮性流体解析、加工プロセスシミュレーション、メッシュフリー、最適化など幅広い業種や分野で精力的に活動している。また明治大学先端数理科学インスティテュート研究員として、折紙工学から考案されたユニークな軽量高強度構造体の工業製品への応用をめざした研究開発を続けている。武蔵野大学大学院数理工学専攻非常勤講師。「折紙の数理とその応用」(共著、共立出版)、「衝撃工学の基礎と応用」(共著、共立出版)など著書多数。2015年日本機械学会第28回計算力学講演会での発表「Gursonモデルによる鉛材料のパラメーター同定」が優秀講演賞を受賞。
受講対象・レベル
・製品の設計・開発で衝撃に対する課題をお持ちの方、衝撃解析を担当しているが、これまで体系的な知識を得る機会がなかった方。
必要な予備知識
・特に予備知識は必要ありません。基礎から解説いたします
習得できる知識
・衝撃問題の基本的なとらえ方、古典力学による理論的解法、陽解法動的有限要素法による衝撃解析の基礎と応用について理解していただけます。
趣 旨
衝撃荷重に対する耐久性や、衝撃吸収性能の評価を必要とする設計要件は多くの産業分野に存在します。その代表的な例は自動車の衝突シミュレーションであり、乗員の障害評価のため必要不可欠なものとなっています。また、スマートフォンのようなモバイル機器の落下衝撃対策も製品の機能を維持するための重要な検討項目です。さらに、津波や竜巻など、激甚化する災害に対する建築物の設計基準も大きく見直されてきています。こうした製品の衝撃応答をとらえるためのアプローチとして、理論、実験、数値解析の3手法が考えられますが、本セミナーではこのうち理論と数値解析に焦点を当てて解説します。
陽解法動的有限要素法による衝撃解析を基礎から実際の応用例まで紹介し、特に解析担当者が衝撃解析でしばしば直面するエラーや想定外の結果を修正するための具体的なテクニックを説明します。理論的なアプローチは解析結果を検証する手段としても有効であることを示します。
プログラム
1-1. 衝撃問題へのアプローチ
1-2. 衝撃荷重に対する構造物の応答
1-3. 衝撃問題を解明するための様々な方法
1-4. 衝撃工学および衝撃解析に必要な基礎知識
2. 古典力学による衝撃問題の解法
2-1. ニュートン力学の応用
2-2. ヘルツの接触理論
3. 動的有限要素法
3-1. 有限要素法の基礎知識
3-2. 動的有限要素法の解法
(1) 動的陰解法
(2) 動的陽解法
3-3. 時間積分の解の安定条件
3-4. 動的陽解法の時間増分の計算方法
3-5. マススケーリング
4. 要素テクノロジー
4-1. 衝撃解析に用いられる要素の種類と特徴
4-2. アワーグラスコントロール
5. 接触計算アルゴリズム
5-1. 接触計算アルゴリズムの分類と特徴
5-2. 接触サーチアルゴリズム
5-3. 接触力アルゴリズム
5-4. シェル要素の接触計算
5-5 エッジコンタクトロジック
5-6. タイドコンタクト
5-7. 接触エネルギー
6. 物性材料モデル
6-1. 衝撃解析における材料モデル
6-2. ラジアルリターンアルゴリズム
6-3. 人工粘性
6-4. ひずみ速度依存性
6-5. 代表的な材料モデル
7. 実務上の応用とポイント
7-1. モデル作成の前に
7-2. モデル作成における注意事項
7-3. QAチェック
7-4. エラー回避方法
7-5. 実験とのコリレーションのポイント
8. 衝撃解析に関する最近の話題
8-1. 流体構造連成による衝撃解析事例
8-2. 複合材料の衝撃解析のモデル化手法
8-3. 高精度な破壊モデル
※内容は予告なくアップデートさせていただく場合があります。