化学品の市場調査、研究開発の支援、マーケット情報の出版

エヌ・ティー・エスセミナー

       開催日時:2016年2月18日(木)13:00~16:30
       会  場:乳業会館 3F 会議室
            〒102-0073 東京都千代田区九段北1丁目14-19
            
 
       参 加 費:43,200円(税込)/1人 ※ 資料を含む

セミナーの趣旨

★自動車用エンジンは、近年の技術開発によりガソリンエンジン・ディーゼルエンジン共に排出ガス規制、CO2 の削減および燃費の向上という大きな課題をクリアーしてきた。しかしながら、さらなる厳しい規制に向けて、新しい燃焼方式の開発も平行して行われている。その一つが、ガソリンエンジンとディーゼルエンジン両方の利点を併せ持つHCCI 燃焼方式で、実用化に向けた研究が加速している。
★本セミナーでは、エンジンの効率向上、排ガス浄化の基礎に立ち返った上で、HCCIエンジンの特性と燃焼メカニズムをガソリン・ディーゼル燃焼と比較しながら解説する。さらに、HCCIエンジンの実用化に向けた課題と研究開発動向について紹介する。
★対象:エンジン開発技術者をはじめ、これからエンジン開発に携わる若手技術者、その周辺部品メーカ、素材メーカのエンジン開発に関連する技術者全て。

講 師

日本大学 理工学部 機械工学科 助教 飯島晃良
 
講師プロフィール
【経 歴】

2004年 日本大学大学院博士前期課程修了
    富士重工業㈱勤務を経て
2006年より現職
2008年3月 博士(工学)の学位取得
2009年4月 技術士(機械部門)登録
日本機械学会 エンジンシステム部門 自着火制御技術の高度化研究会 幹事
専門は内燃機関工学。特に、予混合圧縮着火(HCCI)燃焼及びガソリンエンジンのノッキングなどの内燃機関で生ずる自着火現象の発生メカニズムについて実験及び計算の両面から研究。

【受賞歴】
2015年 自動車技術会春季大会学術講演会 優秀講演発表賞
2013年 日本機械学会エンジンシステム部門ベストプレゼンテーション賞
2013年 2013 Small Engine Technology Conference: SETC (小型エンジン技術国際会議)
    High Quality Paper Award
2012年 日本機械学会エンジンシステム部門ベストプレゼンテーション賞
2012年 日本エネルギー学会奨励賞
2012年 2012 SETC High Quality Paper Award
2011年 2011 SETC High Quality Paper Award
2010年 2010 SETC High Quality Paper Award
2009年 2008年度 日本機械学会奨励賞
2009年 2009 SETC High Quality Paper Award
2008年 第58回自動車技術会賞 浅原賞学術奨励賞
2006年 2007 SETC One of the Best Paper Award
2004年 2004 SETC One of the Best Paper Award

プログラム

● 時 間 13:30~16:30 
● 内 容
 エネルギー消費と地球温暖化問題を中心にして、自動車の徹底的な低炭素化が求められている。その対応技術として電動化や水素利用の流れがあるが、二次電池の低いエネルギー密度、コスト、信頼性、インフラなどの観点から根本的な課題解決を行うのは当面困難と予想される。よって、今後も輸送用動力源の主体であるエンジンの徹底的な低炭素化が、CO2排出量削減に直接的に寄与すると言える。
 そのような背景のもと、ガソリン・ディーゼルエンジンの双方において、高効率化とクリーン化の両立を実現しうる手段として予混合圧縮着火(HCCI)燃焼方式が注目されている。HCCIは、混合気を圧縮着火させるため、着火時期の制御や急峻な燃焼の抑制など従来方式とは異なる課題が存在する。これらの課題を克服する要素技術、デバイス、制御手法の開発のためには、燃焼及びエンジンの基礎に立ち返り、HCCI燃焼メカニズムを理解した上でのアプローチが重要と考えられる。
 本セミナーでは、エンジンの効率向上、排ガス浄化の基礎に立ち返った上で、HCCIエンジンの特性と燃焼メカニズムをガソリン・ディーゼル燃焼と比較しながら議論する。さらに、HCCIエンジンの実用化に向けた課題と研究開発動向について紹介する。
 
1. 各種自動車用動力源の利点・課題・動向
2. エンジンの熱効率を支配する因子
3. 有害排出ガスの生成機構と低減方法
4. ガソリン・ディーゼルエンジンとHCCIエンジンの比較
5. HCCIエンジンの燃焼メカニズム
6. 次世代エンジンの研究開発動向